食パンのカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

食パンのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずは食パンの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	248	Kcal	高い
炭水化物	46.4	g
└糖質	44.1	g	多い
└食物繊維	4.2	g	多い
たんぱく質	8.9	g	普通
脂質	4.1	g	普通
食塩相当量	1.2	mg	普通

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こむぎ　［パン類］　角形食パン　食パン」（食パン（6枚切りの1枚分相当））の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、食パンがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

食パンはどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

食パンとは？どんな食材？

食パンは、主に小麦粉、砂糖、塩、イースト、水、そしてバターやマーガリンなどの脂肪を使用して作られるパンの一種です。

小麦粉

食パンの主成分である小麦粉は、小麦の実を挽いて作られます。小麦粉にはたんぱく質や炭水化物、ビタミンBなどが含まれており、体にエネルギーを与える役割があります。

砂糖と塩

食パンには砂糖と塩が加えられます。砂糖はパンの甘さを引き立て、塩は風味を調整する役割を果たします。適切な量の砂糖と塩を使うことで、食パンの味がバランスよく仕上がります。

イースト

食パンにはイーストと呼ばれる酵母が使われます。イーストは糖分をエネルギーとして利用し、二酸化炭素を発生させることでパンを膨らませます。この発酵によって、食パンはふんわりとした食感が生まれます。

水と脂肪

食パンの生地には水が加えられ、小麦粉や砂糖、塩、イーストと混ぜ合わせられます。また、バターやマーガリンなどの脂肪も加えられます。水と脂肪は生地をまとめる役割を果たし、食パンのしっとりとした食感を作り出します。

食パンはダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. エネルギー供給源として役立つ

食パンはカロリーが248kcalと高いですが、その分炭水化物の含有量も多く、エネルギーを効率的に補給することができます。特に朝食に食パンを摂ることで、一日の活動に必要なエネルギーをしっかりと摂取することができます。

2. 食物繊維の摂取源として役立つ

食パンには食物繊維が4.2g含まれており、食物繊維の摂取源として役立ちます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を調節する助けにもなります。

3. 栄養バランスを考えた食事に役立つ

食パンはタンパク質や脂質、塩分の含有量が普通です。これにより、食パンをバランスよく摂取することで、他の食材との組み合わせによって栄養バランスの良い食事を作ることができます。たんぱく質は筋肉の合成に必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として役立ちます。また、塩分の含有量も普通であるため、適度な塩分摂取を心掛けることができます。

おすすめ：食パンのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

食パンに含まれる無機質の栄養を解説！

食パンの特徴

食パンは、以下の3つの特徴を持っています。

1. ナトリウムが多い

食パンにはナトリウムが470 mg含まれており、無機質栄養データの中では多い方です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが増える可能性があります。

2. カリウムが低い

食パンにはカリウムが86 mg含まれており、無機質栄養データの中では低い方です。カリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、不足すると筋肉の痙攣や心臓のリズム障害のリスクが高まる可能性があります。

3. セレンやヨウ素が多い

食パンにはセレンやヨウ素などの栄養素が多く含まれています。セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持や甲状腺ホルモンの合成に関与しています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの一部であり、代謝や成長に重要な役割を果たしています。

以上の特徴から、食パンはナトリウムが多く、カリウムが低いという点に注意が必要です。また、セレンやヨウ素などの栄養素も多く含まれており、バランスの取れた食事に取り入れることが重要です。

食パンに含まれるビタミンを解説！

1. ビタミンA

食パンに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがあります。ただし、レチノールやα-カロテンは無く、β-カロテンの含有量は4 μgと普通です。また、β-クリプトキサンチンも含まれていません。食パンはビタミンAを摂取するための主要な食品ではありません。

2. ビタミンE

食パンにはビタミンEが含まれており、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールがあります。特にβ-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの含有量は多いです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞を保護する効果があります。

3. ビタミンB群

食パンにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要です。食パンはこれらのビタミンB群を一定量摂取するための一つの食品となります。

以上のように、食パンにはビタミンAやビタミンE、ビタミンB群が含まれています。ただし、ビタミンAはほとんど含まれず、ビタミンEやビタミンB群の含有量は普通から多いと言えます。食パンはビタミンを摂取するための主要な食品ではありませんが、バランスの良い食事の一部として摂取することで、ビタミンの補給に一定の役割を果たすことができます。

食パンを使ったレシピ20選！

「食パン」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	248	Kcal	高い
炭水化物	46.4	g
└糖質	44.1	g	多い
└食物繊維	4.2	g	多い
たんぱく質	8.9	g	普通
脂質	4.1	g	普通
「食パン」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	39.2	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	1.4	g	普通
コレステロール	0	mg	無し
食塩相当量	1.2	mg	普通
アルコール	-	g	無し
「食パン」のビタミン・無機質等
ナトリウム	470	mg	多い
カリウム	86	mg	低い
カルシウム	22	mg	普通
マグネシウム	18	mg	普通
リン	67	mg	普通
鉄	0.5	mg	普通
亜鉛	0.5	mg	普通
銅	0.09	mg	普通
マンガン	0.25	mg	普通
ヨウ素	1	μg	多い
セレン	22	μg	多い
クロム	1	μg	多い
モリブデン	15	μg	多い
ビタミンA
└レチノール	0	μg	無し
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	4	μg	普通
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	4	μg	普通
└レチノール活性当量	0	μg	無し
ビタミンD	0	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.4	mg	普通
└β-トコフェロール	0.1	mg	多い
└γ-トコフェロール	0.3	mg	多い
└δ-トコフェロール	0.1	mg	多い
ビタミンK	0	μg	無し
ビタミンB1	0.07	mg	普通
ビタミンB2	0.05	mg	普通
ナイアシン	1.1	mg	普通
ビタミンB6	0.03	mg	普通
ビタミンB12	Tr	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.42	mg	普通
ビオチン	2.3	μg	普通
ビタミンC	0	mg	無し

食物繊維：AOAC2011.25法

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

食パンと同じ穀物のパンジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
食パン	248	44.1	8.9	4.1	4.2
コッペパン	273	(52.1)	9.2	3.8	3.9
フランスパン	289	55.8	9.4	1.3	2.7
ライ麦パン	252	49.0	8.4	2.2	5.6
ぶどうパン	263	49.9	8.2	3.5	2.2
ロールパン	309	48.6	10.1	9.0	2.0
クロワッサン リッチタイプ	438	44.1	7.9	26.8	1.8
イングリッシュマフィン	224	40.6	8.1	3.6	1.2
ナン	257	46.9	10.3	3.4	2.0
ベーグル	270	53.6	9.6	2.0	2.5
全粒粉パン	251	41.9	7.9	5.7	4.5
クロワッサン レギュラータイプ	406	(51.2)	(6.5)	(20.4)	(1.9)
くるみパン	292	(37.0)	(8.2)	(12.6)	(2.4)
バンズ	274	48.2	10.4	4.8	4.2

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。