このページではアーモンドのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
アーモンドのカロリーは609kcal(100gあたり)!これってどうなの?
アーモンドの可食部100gあたりのカロリーは、609kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中39位です。これは多い順にすると上位2%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「種実」ジャンルのでアーモンドのカロリーを評価すると、23件中9位です。これは上位から39%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 609Kcal |
全体での評価 | 39位 / 1592件中(上位2%…高い) |
「種実」ジャンル内での評価 | 9位 / 23件中(上位39%…平均的) |
アーモンドはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜアーモンドのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
アーモンドのカロリーが高い理由
アーモンドは、可食部100gあたり609kcalという高いカロリーを持っています。その理由を栄養データを参考に説明します。
糖質が低い
アーモンドは、可食部100gあたり11.5gの糖質を含んでいます。糖質が低いため、エネルギー源としてのカロリーが主に脂質から供給されます。
食物繊維が多い
アーモンドには、可食部100gあたり10.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリー摂取量を抑える効果があります。
タンパク質が多い
アーモンドには、可食部100gあたり19.6gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。
脂質が多い
アーモンドには、可食部100gあたり51.8gの脂質が含まれています。脂質は高エネルギーな栄養素であり、カロリーを多く含んでいます。
以上のように、アーモンドは糖質が低く、食物繊維やタンパク質、脂質が多いため、カロリーが高くなっています。食べ過ぎには注意が必要ですが、適量摂取することで栄養バランスを保つことができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「アーモンド」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 11.5g | 4 | 46kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 10.1g | 2 | 20.2kcal |
たんぱく質 | 19.6g | 4 | 78.4kcal |
脂質 | 51.8g | 9 | 466.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「アーモンド」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、466.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
アーモンドは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
アーモンドは、低糖質ダイエットに使える?
アーモンドは、種実の一種であり、糖質量が11.5gとなっています。しかし、低糖質ダイエットにおいては、アーモンドはどちらかというと不向きな食材と言えます。
アーモンドの糖質量は控えめ
アーモンドは、糖質量が比較的控えめであると言えます。そのため、糖質を制限したい方にとっては、アーモンドは選択肢の一つとなるかもしれません。ただし、低糖質ダイエットを行う上では、他の食材と比較しても糖質量がやや高めであることは忘れてはなりません。
アーモンドの栄養価
アーモンドには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質や食物繊維、ビタミンEなどが豊富に含まれており、健康的な食事には欠かせない要素となります。そのため、アーモンドは単に糖質量だけを見るのではなく、栄養価の高さも考慮して選ぶことが重要です。
アーモンドの摂取量に注意
アーモンドは、栄養価が高い一方で、カロリーも比較的高めです。そのため、摂取量には注意が必要です。適量を守りながら摂取することで、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
まとめ
アーモンドは、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は他の食材と比較して控えめです。栄養価も高く、健康的な食事には欠かせない要素となります。適量を守りながら摂取することで、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
アーモンドは、低脂質ダイエットに使える!?
アーモンドは、低脂質ダイエットに不向き
アーモンドは、種実(種実)の一種であり、多くの人々に愛されている健康食品です。その豊富な栄養素と美味しさから、ダイエット中の人々にもよく選ばれることがあります。しかし、実はアーモンドは低脂質ダイエットには不向きな食品であることがわかっています。
アーモンドの脂質量
アーモンドは、その味わい深さと香ばしさで人気がありますが、その一方で脂質量も非常に高いことが特徴です。実際、100gのアーモンドには約51.8gの脂質が含まれています。これは、低脂質ダイエットを実践している人々にとってはかなりの量です。
低脂質ダイエットとは
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限し、体重を減らすことを目的とした食事方法です。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持っており、他の栄養素と比べて高カロリーです。そのため、脂質を制限することでカロリー摂取を減らし、体重のコントロールを図ることができます。
アーモンドの脂質制限
アーモンドは、その美味しさと栄養価の高さから、ダイエット中の人々にも人気があります。しかし、低脂質ダイエットを実践している場合、アーモンドの脂質量は制限を超えてしまう可能性があります。脂質の摂取量を減らすためには、アーモンドの摂取量を制限する必要があります。
代替品の選択
アーモンドの代わりに、低脂質なナッツ類を選ぶことをおすすめします。例えば、ピスタチオやカシューナッツはアーモンドよりも脂質量が少なく、低脂質ダイエットに適しています。また、アーモンドの代わりに、野菜や果物を摂取することも効果的です。これらは低カロリーであり、ダイエットにも役立ちます。
まとめ
アーモンドは、その美味しさと栄養価の高さから人気がありますが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質量が高いため、脂質制限をしている人々には適していません。代わりに、低脂質なナッツ類や野菜、果物を選ぶことをおすすめします。バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることで、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、アーモンドの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「アーモンド」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 609 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 20.9 | g | |
└糖質 | 11.5 | g | 低い |
└食物繊維 | 10.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 19.6 | g | 多い |
脂質 | 51.8 | g | 多い |
「アーモンド」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 4.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.0 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「アーモンド」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 760 | mg | 多い |
カルシウム | 250 | mg | 多い |
マグネシウム | 290 | mg | 多い |
リン | 460 | mg | 多い |
鉄 | 3.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.6 | mg | 多い |
銅 | 1.17 | mg | 多い |
マンガン | 2.45 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 10 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 11 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 30.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.06 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.49 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
アーモンドと同じ種実の種実ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アーモンド | 609 | 11.5 | 19.6 | 51.8 | 10.1 |
あさ | 450 | 14.0 | 29.9 | 28.3 | 23.0 |
えごま | 523 | 12.2 | 17.7 | 43.4 | 20.8 |
カシューナッツ | 591 | 20.2 | 19.8 | 47.6 | 6.7 |
ぎんなん | 168 | 33.9 | 4.7 | 1.6 | 1.6 |
栗 | 147 | 33.2 | 2.8 | 0.5 | 4.2 |
くるみ | 713 | 3.7 | 14.6 | 68.8 | 7.5 |
けし | 555 | 5.8 | 19.3 | 49.1 | 16.5 |
ココナッツパウダー | 676 | 11.5 | 6.1 | 65.8 | 14.1 |
ごま | 604 | 7.0 | 19.8 | 53.8 | 10.8 |
ピスタチオ(味付き) | 617 | 13.1 | 17.4 | 56.1 | 9.2 |
ブラジルナッツ(味付き) | 703 | 3.4 | 14.9 | 69.1 | 7.2 |
ヘーゼルナッツ(味付き) | 701 | 9.1 | 13.6 | 69.3 | 7.4 |
マカダミアナッツ(味付き) | 751 | 6.7 | 8.3 | 76.7 | 6.2 |
落花生 | 572 | 12.4 | 25.2 | 47.0 | 8.5 |
あまに | 540 | 10.2 | 21.8 | 43.3 | 23.8 |
チアシード | 446 | 0 | 19.4 | 33.9 | 36.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。