このページでは、種実のココナッツパウダーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ココナッツパウダーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはココナッツパウダーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 676 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 23.7 | g | |
└糖質 | 11.5 | g | 低い |
└食物繊維 | 14.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.1 | g | 普通 |
脂質 | 65.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、種実分類に所属する正式名称「ココナッツ ココナッツパウダー」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ココナッツパウダーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ココナッツパウダーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ココナッツパウダーとは?どんな食材?
ココナッツパウダーは、種実(種実)が提供する食材の一つです。その特徴や用途について、以下に3つに絞って説明いたします。
1. ココナッツの風味と香りを楽しめる
ココナッツパウダーは、ココナッツの風味と香りを豊かに楽しむことができます。そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理やお菓子作りにも活用することができます。ココナッツの独特な風味が料理やお菓子にアクセントを加え、より一層美味しさを引き立てます。
2. 自然な甘さとクリーミーな口当たり
ココナッツパウダーは、自然な甘さとクリーミーな口当たりが特徴です。砂糖や人工甘味料を使用せずに作られているため、自然な甘さを楽しむことができます。また、クリーミーな口当たりがあり、料理やお菓子になじみやすくなっています。
3. 栄養価の高さ
ココナッツパウダーには、栄養価が高いという特徴があります。ココナッツには飽和脂肪酸や食物繊維、ミネラルが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えるとされています。ココナッツパウダーを使用することで、栄養バランスを考えた食事やスイーツ作りができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はココナッツパウダーがダイエットにどう役立つか説明します!
ココナッツパウダーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
ココナッツパウダーの栄養データ
可食部100gあたりの栄養データは以下の通りです。
1. 糖質が低い
ココナッツパウダーの糖質は11.5gと低いです。糖質の摂取量が気になる方にとっては、ココナッツパウダーは適した食材と言えます。低糖質の食事は、血糖値の急上昇を抑える効果があり、糖尿病の予防や体重管理にも役立ちます。
2. 食物繊維が多い
ココナッツパウダーには14.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリュームを感じながらカロリーを抑えることができます。食物繊維の摂取は健康的な食事に欠かせません。
3. 脂質が多い
ココナッツパウダーの脂質は65.8gと多いです。しかし、ココナッツパウダーに含まれる脂質は主に中鎖脂肪酸であり、体内でエネルギーに変換されやすい特徴があります。中鎖脂肪酸は脂肪の代謝を促進し、エネルギー消費を助けるため、ダイエットやエネルギー補給に適した食材と言えます。
おすすめ:ココナッツパウダーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ココナッツパウダーに含まれる無機質の栄養を解説!
ココナッツパウダーの特徴
ココナッツパウダーは、以下の3つの特徴を持っています。
1. カリウムやマグネシウムが多く含まれている
ココナッツパウダーは、可食部100gあたり820mgのカリウムと110mgのマグネシウムを含んでいます。これらの無機質栄養素は、体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。ココナッツパウダーを摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
2. 鉄や亜鉛、銅、マンガンなどが豊富に含まれている
ココナッツパウダーには、可食部100gあたり2.8mgの鉄、1.4mgの亜鉛、0.80mgの銅、1.41mgのマンガンが含まれています。これらの栄養素は、体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。特に鉄は貧血の予防に役立ちます。ココナッツパウダーは、これらの栄養素を手軽に摂取するための食材として適しています。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていない
ココナッツパウダーには、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は、体内の代謝や免疫機能に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事を摂る必要があります。ココナッツパウダーを摂取する場合は、他の食材との組み合わせによってこれらの栄養素を補う必要があります。
ココナッツパウダーに含まれるビタミンを解説!
ココナッツパウダーのビタミン含有量の特徴
ココナッツパウダーに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンB群のバランスが良い
ココナッツパウダーには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれています。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。特にビタミンB群は相互に補完しあう作用があり、バランスの良い摂取が求められます。ココナッツパウダーに含まれるこれらのビタミンは、普通の量であることが報告されています。
2. ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB12・葉酸・ビオチン・ビタミンCは含まれない
ココナッツパウダーには、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品から摂取する必要があります。ココナッツパウダーはこれらのビタミンを補完するための食材として利用されることが多く、バランスの取れた食事の一部として摂取されることが推奨されています。
3. ビタミンB群の含有量は普通の範囲
ココナッツパウダーに含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸の含有量は、普通の範囲とされています。これは、ココナッツパウダーを摂取することでビタミンB群を適切に摂取することができるということを意味します。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしており、健康な生活を送るためには十分な摂取が必要です。
最後に、ココナッツパウダーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ココナッツパウダー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 676 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 23.7 | g | |
└糖質 | 11.5 | g | 低い |
└食物繊維 | 14.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.1 | g | 普通 |
脂質 | 65.8 | g | 多い |
「ココナッツパウダー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ココナッツパウダー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 10 | mg | 普通 |
カリウム | 820 | mg | 多い |
カルシウム | 15 | mg | 普通 |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 2.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.80 | mg | 多い |
マンガン | 1.41 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.25 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ココナッツパウダーと同じ種実の種実ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アーモンド | 609 | 11.5 | 19.6 | 51.8 | 10.1 |
あさ | 450 | 14.0 | 29.9 | 28.3 | 23.0 |
えごま | 523 | 12.2 | 17.7 | 43.4 | 20.8 |
カシューナッツ | 591 | 20.2 | 19.8 | 47.6 | 6.7 |
ぎんなん | 168 | 33.9 | 4.7 | 1.6 | 1.6 |
栗 | 147 | 33.2 | 2.8 | 0.5 | 4.2 |
くるみ | 713 | 3.7 | 14.6 | 68.8 | 7.5 |
けし | 555 | 5.8 | 19.3 | 49.1 | 16.5 |
ココナッツパウダー | 676 | 11.5 | 6.1 | 65.8 | 14.1 |
ごま | 604 | 7.0 | 19.8 | 53.8 | 10.8 |
ピスタチオ(味付き) | 617 | 13.1 | 17.4 | 56.1 | 9.2 |
ブラジルナッツ(味付き) | 703 | 3.4 | 14.9 | 69.1 | 7.2 |
ヘーゼルナッツ(味付き) | 701 | 9.1 | 13.6 | 69.3 | 7.4 |
マカダミアナッツ(味付き) | 751 | 6.7 | 8.3 | 76.7 | 6.2 |
落花生 | 572 | 12.4 | 25.2 | 47.0 | 8.5 |
あまに | 540 | 10.2 | 21.8 | 43.3 | 23.8 |
チアシード | 446 | 0 | 19.4 | 33.9 | 36.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。