このページでは、種実のえごまを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
えごまのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはえごまの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 523 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 29.4 | g | |
└糖質 | 12.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 20.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 17.7 | g | 多い |
脂質 | 43.4 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、種実分類に所属する正式名称「えごま 乾」(えごま(乾))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、えごまがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
えごまはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
えごまとは?どんな食材?
えごまは、種実(種実)の一種であり、栄養価の高い食材として知られています。
えごまの特徴
えごまは、小さな種が黒くて光沢があり、特有の香りがあります。また、種の中にはオメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸、ビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれています。
えごまの効果・効能
えごまには、血液循環を促進する効果や、血圧を下げる効果があります。また、血糖値の上昇を抑える効果や、抗酸化作用も期待されています。さらに、脳の機能を改善する効果や、肌の保湿効果もあると言われています。
以上のように、えごまは栄養価が高く、さまざまな効果・効能が期待されている食材です。日常の食事に取り入れることで、健康や美容に役立つことが期待されます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はえごまがダイエットにどう役立つか説明します!
えごまはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
えごまの栄養データ
えごまの栄養データ(可食部100gあたり)は以下の通りです。
- カロリー:523kcal(高い)
- 炭水化物:29.4g
- 糖質:12.2g(普通)
- 食物繊維:20.8g(多い)
- タンパク質:17.7g(多い)
- 脂質:43.4g(多い)
- 塩分:0g(無し)
1. 食物繊維が多く含まれている
えごまは食物繊維が20.8gも含まれており、食事において十分な食物繊維摂取をサポートします。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の摂取量を調整することができます。
2. タンパク質が多く含まれている
えごまには17.7gのタンパク質が含まれており、健康的な食事に役立ちます。タンパク質は体内の細胞や組織の修復や再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫機能の維持にも重要です。特に運動をする方や筋肉量を増やしたい方には、十分なタンパク質摂取が必要です。
3. 脂質が多く含まれている
えごまには43.4gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要であり、体内のビタミンの吸収を助ける役割もあります。ただし、脂質の摂取量は適度に抑える必要があります。えごまを摂取する際には、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
以上のように、えごまは食物繊維やタンパク質の摂取に役立つ食材であり、健康的な食事に取り入れることができます。ただし、カロリーや脂質の摂取量には注意が必要です。バランスの良い食事を心掛けながら、えごまを取り入れることで健康をサポートすることができます。
おすすめ:えごまのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
えごまに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ミネラル豊富な食材
えごまは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンなど、多くのミネラルを含んでいます。特にカリウムやカルシウム、マグネシウムなどは、体内の機能を正常に保つために必要な栄養素です。えごまを摂取することで、ミネラルの補給ができるため、健康な体作りに役立つでしょう。
2. ナトリウムが低い
えごまに含まれるナトリウムは、2 mgと非常に低い量です。ナトリウムは適量摂取が重要であり、過剰摂取は高血圧や心臓病などのリスクを引き起こす可能性があります。えごまはナトリウムの摂取を控えたい方に適した食材と言えるでしょう。
3. ヨウ素が無し
えごまにはヨウ素が含まれておらず、ヨウ素の摂取源としては適していません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、不足すると甲状腺機能低下症や甲状腺腫などの病気を引き起こす可能性があります。ヨウ素の摂取には他の食材を選ぶ必要がありますが、えごまを摂取する際にはヨウ素の補給が必要なことを念頭に置く必要があります。
えごまに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンAの特徴
「えごま」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは含まれず、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量といった成分が多く含まれています。特に、β-カロテンは豊富に含まれており、他のビタミンA成分と比べて多い特徴があります。
2. ビタミンEの特徴
「えごま」には、ビタミンEの成分であるα-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールが多く含まれています。特に、γ-トコフェロールの含有量が多いことが特徴です。
3. その他のビタミンの特徴
「えごま」には、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンも多く含まれています。これらのビタミンの含有量も比較的多い特徴があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はえごまの使用例としてレシピをご紹介します。
えごまを使ったレシピ20選!
#1 ご飯のお供に♪ えごまの葉のにんにく醤油漬け
エゴマの葉、しょうゆ、コチュジャン、ごま油
このレシピは、エゴマの葉を使ったにんにく醤油漬けの料理です。エゴマの葉の香りとにんにくの風味が絶妙で、ご飯のお供にはもちろん、お酒のおつまみや薬味としても美味しくいただけます。…
レシピを見る#2 肉みそとえごまのおにぎり
えごまの葉、ご飯
このレシピは、えごまの葉を使ったおにぎりに肉みそを加えた料理です。えごまの香りが爽やかで、肉みその味わいがアクセントになっています。…
レシピを見る#3 トマトとえごまのナムル
トマト、えごまの葉、しょうが、すりごま、ごま油、しょうゆ
トマトとえごまの葉を活用した、副菜におすすめのナムルレシピ。具材と調味料を混ぜ合わせるだけで作れます。…
レシピを見る#4 えごまの香りがアクセント♪ マグロキムチの漬けどんぶり
ごはん、キムチ、日清有機えごま油、めんつゆ、白いりごま
このレシピはマグロとキムチを使った簡単などんぶりの作り方です。日清有機えごま油を使うことで、1日分のオメガ3を手軽に取れます。…
レシピを見る#5 さっぱりした味わい! 鶏むね肉と野菜のえごま油ソースがけ
しょうゆ、こしょう、えごま油
このレシピは、鶏むね肉と野菜を使ったさっぱりとしたサラダの作り方です。鶏むね肉はレンジで加熱し、余熱で火を通すことでしっとりと仕上がります。…
レシピを見る#6 えごまと豆乳のすいとん
薄力粉、片栗粉、煮干し、だし昆布、じゃが芋、豆乳、えごまの粉
豆乳とえごま粉のスープのすいとんのレシピ。出汁の旨みと豆乳の相性が抜群です。…
レシピを見る#7 えごまの葉のキムチ韓国のり
えごまの葉、おろしにんにく、炒り白ごま、粉唐辛子(韓国産)、しょうゆ、コチュジャン、みりん、ごま油、焼きのり、等
えごまの葉のキムチのレシピ。えごまの葉をにんにく、白ごま、粉唐辛子などで作った漬けダレで漬け込みます。…
レシピを見る#8 菜の花のえごま油あえ
菜の花、長ねぎのみじん切り、えごま油
春の味覚、菜の花を使った副菜のレシピ。香りが強く独特な苦みがたまらない菜の花は栄養も豊富で健康や美容にもよい食材の一つです。…
レシピを見る#10 自家製煮豚とにんじんナムルのボリュームサンド
豚肉(塊煮豚用)、しょうが(スライス)、八角、きび砂糖、にんじん、ごま油、食パン(10枚切り)、トマト、サニーレタス、等
野菜をたっぷり使用したサンドイッチのレシピ。八角を効かせた旨味たっぷりの煮豚の煮汁をタレとして活用することがポイント。…
レシピを見る#11 ぽんずで食べる焼き肉
牛肉(焼き肉用)、エリンギ、インゲン、かぼちゃ、サニーレタス、えごまの葉、長ねぎ(白い部分)、刻みねぎ、大根おろし、等
焼肉のたれではなくさっぱりといただける「ぽんずで食べる焼き肉」のレシピ。焼肉というと焼肉のたれで食べるのが定番ですが、ぽんずを使うことでさっぱり、すっきりとした味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#12 ごろごろ肉味噌で食べ応え抜群の"鶏味噌おにぎり"
炊きたてのご飯、ザーサイ、荏胡麻の葉、鶏もも肉、にんにく、生姜、粗糖、赤味噌、蜂蜜、等
にんにく・生姜・山椒が香る肉味噌とザーサイを具にして、えごまの葉でつつんだおにぎりのレシピ。肉味噌は1cm角に切った鶏もも肉を使うので、食べごたえがあります。…
レシピを見る#13 胡麻油が香る"牛肉のキンパ"
ご飯、胡麻油、牛肉、焼き肉のたれ、ズッキーニ、にんにく、胡椒、白菜キムチ、パプリカ、等
韓国の巻き寿司レシピ。胡麻油と塩で味つけした白ご飯でつくるのがポイントです。…
レシピを見る#14 力強い味わいに酒が進む"酔っぱらい刺身"
赤海老、白身魚、帆立、生姜、にんにく、ピーマン、えごまの葉、紹興酒、醤油、等
お刺身にひと手間加えた、お酒にあてにぴったりなアレンジレシピ。紹興酒と醤油に一晩漬けておくだけでねっとりとした上品な味わいに進化を遂げます。…
レシピを見る#15 サムギョプサル(韓国風豚ばら肉の野菜包み)
豚肉(ばら肉)、サニーレタス(もしくはサラダ菜)、えごまの葉、長ねぎ(白い部分)、粉唐辛子、ごま油、ごま、にんにく(スライス)、コーラ、等
焼いた豚ばら肉をたっぷりの野菜で包み、韓国風の味噌をつけていただく、サムギョプサルのレシピ。レシピではかたまり肉をスライスしますが、切るのが面倒なときはお肉屋さんにお願いしてください。…
レシピを見る#16 爽やかな香りが心地よい、せりたっぷりの"カムジャタン"
豚スペアリブ、じゃがいも、玉ねぎ、せり、煮干し、えごま実、にんにく、生姜、コチュジャン、等
豚の背骨とじゃがいもを煮込んだ韓国鍋「カムジャタン」のアレンジレシピ。このレシピではえごまの葉をせりで代用して、鍋の濃厚な味わいのなかに爽やかな香りとシャキシャキとした食感を際立たせています。…
レシピを見る#17 ハーブを使った香り高い"揚げ春巻き"
生ハム、バジルの葉、春巻きの皮、揚げ油、海老、里芋、豚の背脂、砂糖、胡椒、等
フルーツとハーブを使った春巻きのレシピ。定番の春巻きにハーブやフルーツを入れると華やかで新感覚の味わいと食感を楽しめます。…
レシピを見る#18 なすとピーマンたっぷり!夏のプルコギ
牛こま切れ肉、玉ねぎ、なす、ピーマン、しょうゆ、砂糖、ごま油、オイスターソース、おろししょうが、等
野菜がたっぷり入った「プルコギ」レシピ。具材に絡むしょうがとにんにく香るソースが、味にパンチを効かせます。…
レシピを見る#19 明太ごまクリームうどん
うどん、辛子明太子、豆乳、すりごま、えごまの葉、焼き海苔、糸唐辛子、ごま
明太子を使ったうどんのレシピ。ごまだれと豆乳で作った明太子クリームはとてもクリーミーで、えごまの葉と海苔の香りが食欲を誘う一品です。…
レシピを見る#20 ゆでて切るだけ簡単すぎ!『しっとりジューシーポッサム』
豚バラかたまり肉、ねぎの青い部分、しょうが、玉ねぎ、きゅうり、サンチュ、長ねぎ、えごまの葉、キムチ、等
ゆでて切るだけで簡単、韓国料理の定番ポッサムレシピ。豚肉を香味野菜と一緒に、弱火でじっくりコトコト煮ることがポイント。…
レシピを見る最後に、えごまの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えごま」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 523 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 29.4 | g | |
└糖質 | 12.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 20.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 17.7 | g | 多い |
脂質 | 43.4 | g | 多い |
「えごま」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 5.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「えごま」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 590 | mg | 多い |
カルシウム | 390 | mg | 多い |
マグネシウム | 230 | mg | 多い |
リン | 550 | mg | 多い |
鉄 | 16.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.8 | mg | 多い |
銅 | 1.93 | mg | 多い |
マンガン | 3.09 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 48 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 23 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 24 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 24.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.54 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.29 | mg | 多い |
ナイアシン | 7.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.55 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.65 | mg | 多い |
ビオチン | 35.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: あぶらえ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
えごまと同じ種実の種実ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アーモンド | 609 | 11.5 | 19.6 | 51.8 | 10.1 |
あさ | 450 | 14.0 | 29.9 | 28.3 | 23.0 |
えごま | 523 | 12.2 | 17.7 | 43.4 | 20.8 |
カシューナッツ | 591 | 20.2 | 19.8 | 47.6 | 6.7 |
ぎんなん | 168 | 33.9 | 4.7 | 1.6 | 1.6 |
栗 | 147 | 33.2 | 2.8 | 0.5 | 4.2 |
くるみ | 713 | 3.7 | 14.6 | 68.8 | 7.5 |
けし | 555 | 5.8 | 19.3 | 49.1 | 16.5 |
ココナッツパウダー | 676 | 11.5 | 6.1 | 65.8 | 14.1 |
ごま | 604 | 7.0 | 19.8 | 53.8 | 10.8 |
ピスタチオ(味付き) | 617 | 13.1 | 17.4 | 56.1 | 9.2 |
ブラジルナッツ(味付き) | 703 | 3.4 | 14.9 | 69.1 | 7.2 |
ヘーゼルナッツ(味付き) | 701 | 9.1 | 13.6 | 69.3 | 7.4 |
マカダミアナッツ(味付き) | 751 | 6.7 | 8.3 | 76.7 | 6.2 |
落花生 | 572 | 12.4 | 25.2 | 47.0 | 8.5 |
あまに | 540 | 10.2 | 21.8 | 43.3 | 23.8 |
チアシード | 446 | 0 | 19.4 | 33.9 | 36.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。