このページではきんぴらごぼうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
きんぴらごぼうのカロリーは84kcal(100gあたり)!これってどうなの?
きんぴらごぼうの可食部100gあたりのカロリーは、84kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1044位です。これは多い順にすると上位65%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルのできんぴらごぼうのカロリーを評価すると、55件中42位です。これは上位から76%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 84Kcal |
全体での評価 | 1044位 / 1592件中(上位65%…やや低い) |
「料理」ジャンル内での評価 | 42位 / 55件中(上位76%…低い) |
きんぴらごぼうはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜきんぴらごぼうのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
きんぴらごぼうのカロリーはなぜやや低いのか?
「きんぴらごぼう」は、和風料理の一つであり、そのカロリーは可食部100gあたり84kcalと評価されています。他の食材と比較して「やや低い」とされる理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質:低い
「きんぴらごぼう」は糖質が6.4gと低いです。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。低糖質の「きんぴらごぼう」は、糖質制限を考えている方や血糖値を気にされる方にとって良い選択肢と言えるでしょう。
食物繊維:多い
「きんぴらごぼう」には食物繊維が3.2g含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な成分であり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。食物繊維が多い「きんぴらごぼう」は、健康的な食生活を目指す方にとって良い選択肢となるでしょう。
タンパク質:低い
「きんぴらごぼう」のタンパク質は1.4gと低いです。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に重要な役割を果たしますが、他の食材と組み合わせることでバランスの良い食事を摂ることができます。タンパク質が低い「きんぴらごぼう」は、他のタンパク質源と組み合わせることで栄養バランスを整えることが重要です。
脂質:普通
「きんぴらごぼう」の脂質は4.5gと普通です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。適度な脂質摂取を心がけることが大切です。
以上の栄養データから、「きんぴらごぼう」のカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質やタンパク質は低く、食物繊維は多いため、バランスの良い食事に取り入れることで健康的な食生活を送ることができます。ただし、単体での摂取ではなく、他の食材との組み合わせも考えることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「きんぴらごぼう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (6.4)g | 4 | 25.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (3.2)g | 2 | 6.4kcal |
たんぱく質 | (1.4)g | 4 | 5.6kcal |
脂質 | (4.5)g | 9 | 40.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「きんぴらごぼう」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、40.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
きんぴらごぼうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
きんぴらごぼうは、低糖質ダイエットに使える?
和食料理の中でも人気のある「きんぴらごぼう」は、糖質量が6.4gということで、低糖質ダイエットにはどうなのでしょうか。
きんぴらごぼうは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
きんぴらごぼうは、ごぼうをさっと炒めてから甘辛いたれで味付けする和風の料理です。そのたれには砂糖を使用することが一般的であり、そのため糖質量が6.4gとなっています。
低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質量が6.4gは少なくはありません。そのため、きんぴらごぼうはどちらかというと不向きな料理と言えるでしょう。
糖質量は控えめ
しかし、一般的な和食料理に比べると、きんぴらごぼうの糖質量は控えめです。糖質制限を行っている方でも、たまに食べる程度であれば問題ありません。
また、きんぴらごぼうにはごぼうの食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。食物繊維はダイエットにおいても重要な役割を果たすため、それを考慮すると、きんぴらごぼうは適度な摂取がおすすめです。
まとめ
きんぴらごぼうは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな料理ですが、糖質量は控えめです。たまに食べる程度であれば問題ありません。また、ごぼうの食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。適度な摂取を心掛けることで、きんぴらごぼうを楽しむことができます。
きんぴらごぼうは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
きんぴらごぼうは、低脂質ダイエットに使える?
和食の代表的な一品である「きんぴらごぼう」は、美味しさと栄養価の高さで人気のある料理です。しかし、低脂質ダイエットを目指している方にとっては、気になる脂質の量が気になるかもしれません。
きんぴらごぼうの脂質量は4.5g
実際に調べてみると、きんぴらごぼうの脂質量は約4.5gとなっています。これは、一般的な和風料理と比較すると控えめな量と言えるでしょう。
きんぴらごぼうは低脂質ダイエットには不向き?
しかし、低脂質ダイエットを真剣に取り組んでいる方にとっては、きんぴらごぼうはあまり適していないかもしれません。なぜなら、低脂質ダイエットでは、一日の摂取脂質量を極力抑えることが求められます。そのため、4.5gという脂質量は、他の低脂質料理と比較してもやや高い部類に入ります。
脂質の量は控えめ
しかし、きんぴらごぼうは他の料理と比較しても、脂質の量は控えめです。そのため、低脂質ダイエットを行っている方でも、時々のご褒美として楽しむことはできるでしょう。
また、きんぴらごぼうには食物繊維やビタミンなど、栄養素も豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康的な食事に欠かせないものです。そのため、きんぴらごぼうを適度に摂取することで、バランスの取れた食事を実現することができます。
まとめ
きんぴらごぼうは低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きと言えますが、脂質の量は控えめです。低脂質ダイエットを徹底的に行いたい方にとっては、他の低脂質料理を選ぶ方が良いかもしれません。しかし、栄養素も豊富に含まれているため、バランスの取れた食事を心掛ける上で、時々のご褒美として楽しむことはできるでしょう。
最後に、きんぴらごぼうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きんぴらごぼう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 84 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (11.3) | g | |
└糖質 | (6.4) | g | 低い |
└食物繊維 | (3.2) | g | 多い |
たんぱく質 | (1.4) | g | 低い |
脂質 | (4.5) | g | 普通 |
「きんぴらごぼう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (81.6) | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.3) | g | 普通 |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.9) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「きんぴらごぼう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (350) | mg | 多い |
カリウム | (150) | mg | 普通 |
カルシウム | (36) | mg | 普通 |
マグネシウム | (25) | mg | 普通 |
リン | (37) | mg | 低い |
鉄 | (0.5) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.4) | mg | 普通 |
銅 | (0.09) | mg | 普通 |
マンガン | (0.16) | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (1) | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (3) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (480) | μg | 多い |
└β-カロテン | (850) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (2) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (1000) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (86) | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.7) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (1.9) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
ビタミンK | (7) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.03) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.03) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.3) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.07) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (Tr) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.14) | mg | 低い |
ビオチン | (1.0) | μg | 普通 |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
きんぴらごぼうと同じ料理の和風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
松前漬け しょうゆ漬 | 166 | 21.0 | 17.0 | 1.4 | 1.6 |
青菜の白和え | 81 | (9.2) | (4.2) | (3.4) | (2.4) |
いんげんのごま和え | 77 | (7.2) | (3.7) | (3.4) | (2.8) |
わかめとねぎの酢みそ和え | 85 | (14.9) | (3.8) | (0.9) | (2.5) |
酢の物類 紅白なます | 34 | (6.5) | (0.6) | (0.6) | (0.9) |
汁物類 とん汁 | 26 | (1.6) | (1.5) | (1.5) | (0.5) |
卯の花いり | 84 | (7.4) | (4.4) | (4.1) | (5.1) |
親子丼の具 | 101 | (5.8) | (8.4) | (5.2) | (0.4) |
牛飯の具 | 122 | (6.6) | (4.1) | (9.4) | (1.0) |
切り干し大根の煮物 | 48 | (4.8) | (2.3) | (2.5) | (2.0) |
きんぴらごぼう | 84 | (6.4) | (1.4) | (4.5) | (3.2) |
ぜんまいのいため煮 | 80 | (7.1) | (3.4) | (4.2) | (2.2) |
筑前煮 | 85 | (8.8) | (4.4) | (3.5) | (1.8) |
肉じゃが | 78 | (12.5) | (4.3) | (1.3) | (1.3) |
ひじきのいため煮 | 75 | (7.3) | (3.1) | (4.0) | (3.4) |
アジの南蛮漬け | 109 | (7.5) | (8.1) | (6.1) | (0.9) |
お好み焼き | 136 | 12.4 | 5.2 | 6.5 | 2.6 |
鶏のから揚げ | 204 | 17.6 | 15.6 | 10.1 | 1.7 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。