このページではあまにのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あまにのカロリーは540kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あまにの可食部100gあたりのカロリーは、540kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中55位です。これは多い順にすると上位3%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「種実」ジャンルのであまにのカロリーを評価すると、23件中16位です。これは上位から69%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 540Kcal |
全体での評価 | 55位 / 1592件中(上位3%…高い) |
「種実」ジャンル内での評価 | 16位 / 23件中(上位69%…やや低い) |
あまにはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあまにのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
なぜあまにのカロリーは高いのか?
「あまに」は種実(種実)の一種であり、可食部100gあたり540kcalという高いカロリーを持っています。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
カロリーの高さ
「あまに」はカロリーが540kcalと高いです。これは他の食材と比較しても高い値です。その理由は、主に脂質の含有量が多いことによるものです。可食部100gあたりの脂質量は43.3gあり、他の食材と比べると多いです。脂質は1gあたり9kcalという高いエネルギーを持っているため、脂質の含有量が多い食材はカロリーも高くなります。そのため、「あまに」のカロリーが高いのです。
糖質の低さ
一方で、「あまに」の糖質は10.2gと低いです。糖質は1gあたり4kcalというエネルギーを持っています。糖質の含有量が低いため、カロリーも低くなります。そのため、「あまに」は糖質の低い食材と言えます。
食物繊維・タンパク質・脂質の多さ
「あまに」は食物繊維、タンパク質、脂質の含有量が多いです。食物繊維は1gあたり2kcalというエネルギーを持っていますが、その量が多いため、カロリーも高くなります。また、タンパク質も1gあたり4kcalというエネルギーを持っていますが、その量も多いため、カロリーが高くなります。さらに、脂質も1gあたり9kcalという高いエネルギーを持っているため、その含有量が多いとカロリーが高くなります。これらの栄養素が「あまに」に多く含まれているため、カロリーも高いのです。
以上の理由から、「あまに」はカロリーが高い食材と言えます。その一方で、糖質の含有量は低く、食物繊維、タンパク質、脂質の含有量は多いです。栄養バランスを考える上で、適量の摂取が求められます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あまに」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.2g | 4 | 40.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 23.8g | 2 | 47.6kcal |
たんぱく質 | 21.8g | 4 | 87.2kcal |
脂質 | 43.3g | 9 | 389.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あまに」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、389.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あまには、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あまには、低糖質ダイエットに使える?
あまには、種実(たねみ)という食品の一種であり、糖質量は10.2gとなっています。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、気になる数字ではありますが、その使用については少し考える必要があります。
あまにの糖質量は控えめ
まず、あまにの糖質量は他のお菓子やスイーツと比べれば控えめな部類に入ります。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、適度な糖質摂取が可能となるでしょう。
しかし、低糖質ダイエットには不向きな一面も
一方で、あまには低糖質ダイエットには不向きな一面もあります。低糖質ダイエットでは、糖質を極力制限することが求められますが、あまにには他の栄養素も含まれています。そのため、糖質摂取量を抑えるためには、他の食材と組み合わせるなどの工夫が必要です。
あまには、バランスの取れた食事に組み込むのがおすすめ
低糖質ダイエットを行う際には、バランスの取れた食事が重要です。あまには糖質量が控えめであり、他の栄養素も含まれているため、バランスの取れた食事に組み込むことがおすすめです。
まとめ
あまには低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな一面もありますが、糖質量は控えめです。低糖質ダイエットを行う際には、他の食材と組み合わせるなどの工夫をすることで、バランスの取れた食事に取り入れることができます。糖質摂取を制限しながら、健康的な食生活を送るために、あまにを上手に活用してみてください。
あまには、低脂質ダイエットに使える!?
あまには、低脂質ダイエットに使える?
種実(たねざね)の「あまに」は、低脂質が43.3gであることが分かりました。しかし、実は「あまには低脂質ダイエットに不向き」と言われています。
脂質摂取を制限するダイエット
低脂質ダイエットは、脂質の摂取を制限することで体重を減らす方法です。脂質はカロリーが高く、摂りすぎると体重が増える原因になります。そのため、脂質を制限することでカロリー摂取を減らし、ダイエット効果を期待するのです。
「あまに」の脂質含有量
「あまに」は、低脂質と言われていますが、実際には43.3gもの脂質が含まれています。この量は一般的なスナック菓子やチョコレートと同じくらいの脂質量です。低脂質ダイエットを行う際には、1日の脂質摂取量を20g以下にすることが推奨されていますので、「あまに」を摂取することは難しいでしょう。
脂質摂取を制限するための食品選び
低脂質ダイエットを行う際には、脂質摂取を制限するために食品選びを注意する必要があります。脂質の少ない食品としては、魚や鶏肉、豆腐などが挙げられます。これらの食品はタンパク質も豊富で、ダイエットにも適しています。また、野菜や果物も低カロリーで脂質が少ないため、積極的に摂取することがおすすめです。
まとめ
「あまに」は低脂質と言われていますが、実際には43.3gもの脂質が含まれています。低脂質ダイエットを行う際には、脂質摂取を制限するために脂質の少ない食品を選ぶ必要があります。魚や鶏肉、豆腐、野菜、果物などがダイエットに適しています。注意深く食品を選びながら、健康的なダイエットを心掛けましょう。
最後に、あまにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あまに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 540 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 30.4 | g | |
└糖質 | 10.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 23.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 21.8 | g | 多い |
脂質 | 43.3 | g | 多い |
「あまに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.7 | g | 多い |
コレステロール | 2 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あまに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 70 | mg | 普通 |
カリウム | 760 | mg | 多い |
カルシウム | 210 | mg | 多い |
マグネシウム | 410 | mg | 多い |
リン | 710 | mg | 多い |
鉄 | 9.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 6.1 | mg | 多い |
銅 | 1.26 | mg | 多い |
マンガン | 2.97 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 25 | μg | 多い |
モリブデン | 13 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 14 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 16 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 10.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.40 | mg | 多い |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | 33.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
あまにと同じ種実の種実ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アーモンド | 609 | 11.5 | 19.6 | 51.8 | 10.1 |
あさ | 450 | 14.0 | 29.9 | 28.3 | 23.0 |
えごま | 523 | 12.2 | 17.7 | 43.4 | 20.8 |
カシューナッツ | 591 | 20.2 | 19.8 | 47.6 | 6.7 |
ぎんなん | 168 | 33.9 | 4.7 | 1.6 | 1.6 |
栗 | 147 | 33.2 | 2.8 | 0.5 | 4.2 |
くるみ | 713 | 3.7 | 14.6 | 68.8 | 7.5 |
けし | 555 | 5.8 | 19.3 | 49.1 | 16.5 |
ココナッツパウダー | 676 | 11.5 | 6.1 | 65.8 | 14.1 |
ごま | 604 | 7.0 | 19.8 | 53.8 | 10.8 |
ピスタチオ(味付き) | 617 | 13.1 | 17.4 | 56.1 | 9.2 |
ブラジルナッツ(味付き) | 703 | 3.4 | 14.9 | 69.1 | 7.2 |
ヘーゼルナッツ(味付き) | 701 | 9.1 | 13.6 | 69.3 | 7.4 |
マカダミアナッツ(味付き) | 751 | 6.7 | 8.3 | 76.7 | 6.2 |
落花生 | 572 | 12.4 | 25.2 | 47.0 | 8.5 |
あまに | 540 | 10.2 | 21.8 | 43.3 | 23.8 |
チアシード | 446 | 0 | 19.4 | 33.9 | 36.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。