このページではろくじょう豆腐のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ろくじょう豆腐のカロリーは332kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ろくじょう豆腐の可食部100gあたりのカロリーは、332kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中282位です。これは多い順にすると上位17%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでろくじょう豆腐のカロリーを評価すると、68件中14位です。これは上位から20%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 332Kcal |
全体での評価 | 282位 / 1592件中(上位17%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 14位 / 68件中(上位20%…高い) |
ろくじょう豆腐はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜろくじょう豆腐のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ろくじょう豆腐のカロリーが高い理由
ろくじょう豆腐のカロリーは、可食部100gあたり332kcalと他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
ろくじょう豆腐は、可食部100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。この値は他の食材と比較してかなり低い部類に入ります。糖質はエネルギーの源となるため、糖質が少ないことでカロリーが高くなっている可能性があります。
食物繊維が多い
ろくじょう豆腐には、可食部100gあたり3.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感をもたらす効果があります。そのため、食物繊維が多いことで、カロリーが高く感じられる可能性があります。
タンパク質が多い
ろくじょう豆腐には、可食部100gあたり34.7gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素ですが、1gあたり4kcalのエネルギーを持っています。そのため、タンパク質が多いことでカロリーが高くなっている可能性があります。
脂質が多い
ろくじょう豆腐には、可食部100gあたり21.5gの脂質が含まれています。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持っているため、脂質が多いことでカロリーが高くなっている可能性があります。
以上のように、ろくじょう豆腐のカロリーが高い理由は、糖質が少ない代わりに食物繊維、タンパク質、脂質が多く含まれているためと考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ろくじょう豆腐」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.2g | 2 | 6.4kcal |
たんぱく質 | 34.7g | 4 | 138.8kcal |
脂質 | 21.5g | 9 | 193.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ろくじょう豆腐」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、193.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ろくじょう豆腐は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ろくじょう豆腐は低糖質ダイエットに少し効果的
低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることで体脂肪の蓄積を防ぐことができるとされています。そのため、糖質の摂取を制限することが重要です。そこで注目されているのが、「ろくじょう豆腐」という食材です。
ろくじょう豆腐の糖質量は3.7g
ろくじょう豆腐は、豆(豆腐)の一種であり、糖質量は3.7gと非常に低いです。これは、糖質制限を行っている方にとっては嬉しい数字です。糖質制限中は、糖質の摂取を抑えるために、ご飯やパンなどの主食を控える必要がありますが、ろくじょう豆腐を活用することで、食事のバリエーションを増やすことができます。
ろくじょう豆腐の効果的な活用法
ろくじょう豆腐は、そのままでも食べることができますが、さまざまな料理に活用することもできます。例えば、サラダに加えたり、スムージーやスープに混ぜたりすることができます。また、豆腐は他の食材との相性も良いため、野菜やお肉と一緒に炒めたり、煮込んだりすることもおすすめです。
さらに、ろくじょう豆腐にはたんぱく質や食物繊維も豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉の合成に関与し、食物繊維は腸内環境を整える効果があります。これらの栄養素を摂取することで、ダイエット中でも健康を維持することができます。
まとめ
ろくじょう豆腐は、糖質量が3.7gと低く、低糖質ダイエットに効果的な食材です。糖質制限中でも食事のバリエーションを増やすことができるため、飽きずにダイエットを続けることができます。さらに、たんぱく質や食物繊維も豊富に含まれており、健康を維持するためにも適した食材です。ぜひ、ろくじょう豆腐を上手に活用して、効果的な低糖質ダイエットを実践してみてください。
ろくじょう豆腐は、低脂質ダイエットに使える!?
ろくじょう豆腐は、低脂質ダイエットに不向き
ダイエットをしている方にとって、低脂質の食品は非常に重要です。その中でも、豆腐はよく知られた低脂質食品の一つです。しかし、一部の豆腐には注意が必要なものがあります。その中でも特に、ろくじょう豆腐は低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。
ろくじょう豆腐の脂質含有量
ろくじょう豆腐は、一般的な豆腐に比べて脂質含有量が非常に高いです。調査によると、ろくじょう豆腐の脂質含有量は21.5gとなっています。これは、低脂質ダイエットを行っている方にとっては大きな問題となるでしょう。
脂質の摂取制限と低脂質食品
低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取制限が求められます。一般的には、1日の総カロリーのうちの脂質の割合が20〜30%以下であることが推奨されています。そのため、低脂質食品を選ぶことが重要です。
他の低脂質食品の選択肢
ろくじょう豆腐が低脂質ダイエットに不向きであることがわかったとしても、心配する必要はありません。他にも多くの低脂質食品が存在します。例えば、鶏胸肉や魚、野菜などは低脂質であり、バランスの取れた食事に適しています。
まとめ
ろくじょう豆腐は低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質含有量が高いため、低脂質食品を選ぶ際には注意が必要です。しかし、他の低脂質食品の選択肢は豊富です。バランスの取れた食事を心がけることで、健康的なダイエットが実現できるでしょう。
最後に、ろくじょう豆腐の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ろくじょう豆腐」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 332 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 3.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 34.7 | g | 多い |
脂質 | 21.5 | g | 多い |
「ろくじょう豆腐」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 26.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 13.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 11.0 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ろくじょう豆腐」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4300 | mg | 多い |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 660 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 590 | mg | 多い |
鉄 | 6.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.6 | mg | 多い |
銅 | 0.73 | mg | 多い |
マンガン | 3.83 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 15.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 5.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 41 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ろくじょう豆腐と同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.9 | 7.0 | 4.9 | 1.1 |
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 | 0.9 |
ソフト豆腐 | 56 | 1.9 | 5.1 | 3.3 | 0.4 |
充てん豆腐 | 56 | 2.4 | 5.0 | 3.1 | 0.3 |
沖縄豆腐 | 99 | 1.1 | 9.1 | 7.2 | 0.5 |
ゆし豆腐 | 47 | 1.8 | 4.3 | 2.8 | 0.3 |
焼き豆腐 | 82 | 1.0 | 7.8 | 5.7 | 0.5 |
生揚げの豆腐 | 143 | (1.1) | 10.7 | 11.3 | 0.8 |
油揚げ | 377 | 2.8 | 23.4 | 34.4 | 1.3 |
がんもどき | 223 | 1.3 | 15.3 | 17.8 | 1.4 |
凍り豆腐(乾) | 496 | 4.3 | 50.5 | 34.1 | 2.5 |
豆腐よう | 183 | 19.6 | 9.5 | 8.3 | 0.8 |
豆腐竹輪(蒸し) | 121 | 7.9 | 14.9 | 4.4 | 0.8 |
豆腐竹輪(焼き) | 133 | 9.3 | 16.1 | 4.9 | 0.7 |
ろくじょう豆腐 | 332 | 3.7 | 34.7 | 21.5 | 3.2 |
絹生揚げの豆腐 | 103 | 1.9 | 7.9 | 7.7 | 1.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。