このページでは、豆のろくじょう豆腐を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ろくじょう豆腐のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはろくじょう豆腐の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 332 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 3.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 34.7 | g | 多い |
脂質 | 21.5 | g | 多い |
食塩相当量 | 11.0 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [豆腐・油揚げ類] ろくじょう豆腐」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ろくじょう豆腐がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ろくじょう豆腐はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ろくじょう豆腐とは?どんな食材?
ろくじょう豆腐は、豆腐の一種であり、特に滋養豊富な食材として知られています。その特徴は以下の3つです。
1. 高たんぱくで栄養価が高い
ろくじょう豆腐は、大豆を主成分としているため、高たんぱくな食材です。たんぱく質は、体の細胞や筋肉を作り、修復するために必要な栄養素です。また、ろくじょう豆腐には、ビタミンBやミネラルも豊富に含まれており、バランスの良い食事を摂るためにも適しています。
2. しっかりとした食感と風味
ろくじょう豆腐は、製造過程でしっかりと絞られることで水分を減らし、独特の食感を持っています。そのため、他の種類の豆腐と比べても、よりコクのある食べごたえがあります。また、豆本来の風味も感じられるため、料理により一層の深みを与えることができます。
3. 多様な料理に活用できる
ろくじょう豆腐は、その特徴的な食感と風味から、さまざまな料理に活用することができます。煮物や炒め物、揚げ物、スープなど、様々な調理法に適しています。また、豆腐自体があっさりとした味わいなので、他の具材や調味料との相性も良く、幅広い料理のバリエーションを楽しむことができます。
以上のように、ろくじょう豆腐は高たんぱくで栄養価が高く、しっかりとした食感と風味、多様な料理に活用できる食材です。その特性を活かして、健康的で美味しい料理を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はろくじょう豆腐がダイエットにどう役立つか説明します!
ろくじょう豆腐はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富である
「ろくじょう豆腐」は、可食部100gあたり34.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は私たちの体を作るために必要な栄養素であり、筋肉や臓器の修復や再生にも関与しています。タンパク質はまた、食事の満足感を高めるため、食欲を抑える効果もあります。そのため、「ろくじょう豆腐」は健康的な食事において、タンパク質摂取量を確保するための良い選択肢となります。
2. 糖質が低い
「ろくじょう豆腐」は、可食部100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。糖質は私たちの体にエネルギーを供給するために必要ですが、過剰な摂取は血糖値の上昇を引き起こし、生活習慣病のリスクを高める可能性があります。そのため、糖質を制限したい方や糖質制限ダイエットを行っている方にとって、「ろくじょう豆腐」は適した食材と言えます。
3. 食物繊維が豊富である
「ろくじょう豆腐」は、可食部100gあたり3.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な役割を果たします。また、食物繊維は消化吸収を遅らせるため、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。さらに、食物繊維は便通を促進し、便秘の改善にも役立ちます。そのため、「ろくじょう豆腐」を摂取することで、健康的な腸内環境を維持し、便秘の予防や改善にも寄与することができます。
おすすめ:ろくじょう豆腐のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ろくじょう豆腐に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 豊富な無機質栄養素
ろくじょう豆腐は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンといった無機質栄養素が豊富に含まれています。特に、これらの栄養素は100gあたりの量が多く、バランスの良い食事を摂るためには重要な成分です。ろくじょう豆腐を摂取することで、これらの栄養素を効率的に摂ることができます。
2. ナトリウム含有量が高い
ろくじょう豆腐には、ナトリウムが4300 mg含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や体内の塩分バランスの乱れを引き起こす可能性があります。そのため、ナトリウムの摂取量には注意が必要です。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていない
ろくじょう豆腐には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった栄養素は含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝に関与し、健康維持に重要な役割を果たしています。しかし、ろくじょう豆腐にはこれらの栄養素が含まれていないため、他の食材との組み合わせや栄養バランスを考えて摂取する必要があります。
ろくじょう豆腐は、無機質栄養素が豊富に含まれており、バランスの良い食事をサポートする食材です。ただし、ナトリウムの摂取量には注意が必要であり、他の栄養素の補給にも注意が必要です。栄養バランスを考えながら、ろくじょう豆腐を上手に活用しましょう。
ろくじょう豆腐に含まれるビタミンを解説!
ビタミンAの特徴
「ろくじょう豆腐」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがあります。しかし、いずれの成分も含有量は0 μgであり、豆腐自体にはビタミンAはほとんど含まれていないことがわかります。
ビタミンEの特徴
「ろくじょう豆腐」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールがあります。これらの成分は豆腐に多く含まれており、特にγ-トコフェロールの含有量が15 mgと多いことがわかります。
その他のビタミンの特徴
「ろくじょう豆腐」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれています。これらのビタミンの含有量は、ビタミンEと同様に豆腐に多く含まれています。ただし、パントテン酸の含有量が他のビタミンに比べて低いことがわかります。
最後に、ろくじょう豆腐の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ろくじょう豆腐」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 332 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 3.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 34.7 | g | 多い |
脂質 | 21.5 | g | 多い |
「ろくじょう豆腐」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 26.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 13.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 11.0 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ろくじょう豆腐」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4300 | mg | 多い |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 660 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 590 | mg | 多い |
鉄 | 6.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.6 | mg | 多い |
銅 | 0.73 | mg | 多い |
マンガン | 3.83 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 15.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 5.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 41 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ろくじょう豆腐と同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.9 | 7.0 | 4.9 | 1.1 |
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 | 0.9 |
ソフト豆腐 | 56 | 1.9 | 5.1 | 3.3 | 0.4 |
充てん豆腐 | 56 | 2.4 | 5.0 | 3.1 | 0.3 |
沖縄豆腐 | 99 | 1.1 | 9.1 | 7.2 | 0.5 |
ゆし豆腐 | 47 | 1.8 | 4.3 | 2.8 | 0.3 |
焼き豆腐 | 82 | 1.0 | 7.8 | 5.7 | 0.5 |
生揚げの豆腐 | 143 | (1.1) | 10.7 | 11.3 | 0.8 |
油揚げ | 377 | 2.8 | 23.4 | 34.4 | 1.3 |
がんもどき | 223 | 1.3 | 15.3 | 17.8 | 1.4 |
凍り豆腐(乾) | 496 | 4.3 | 50.5 | 34.1 | 2.5 |
豆腐よう | 183 | 19.6 | 9.5 | 8.3 | 0.8 |
豆腐竹輪(蒸し) | 121 | 7.9 | 14.9 | 4.4 | 0.8 |
豆腐竹輪(焼き) | 133 | 9.3 | 16.1 | 4.9 | 0.7 |
ろくじょう豆腐 | 332 | 3.7 | 34.7 | 21.5 | 3.2 |
絹生揚げの豆腐 | 103 | 1.9 | 7.9 | 7.7 | 1.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。