このページでは、豆のがんもどきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
がんもどきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはがんもどきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 223 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.6 | g | |
└糖質 | 1.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 15.3 | g | 多い |
脂質 | 17.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [豆腐・油揚げ類] がんもどき」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、がんもどきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
がんもどきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
がんもどきとは?どんな食材?
がんもどきは、豆(豆腐)を主成分とした料理であり、日本の伝統的な食材の一つです。豆腐を形成し、がんもどきのような見た目に仕上げることから、この名前がつけられました。
豆(豆腐)
がんもどきの主成分である豆(豆腐)は、大豆を原料として作られる食品です。大豆を挽き、絞って作られる豆乳を凝固させ、固まったものが豆腐となります。豆腐は、日本の伝統的な食材であり、多くの料理に使用されています。豆腐は、植物性のたんぱく質を豊富に含んでおり、低カロリーでありながら栄養価が高い食材として知られています。
がんもどきの特徴
がんもどきは、豆腐を主成分としているため、豆腐の特徴も反映されています。豆腐は柔らかくてもちもちとした食感があり、優しい味わいが特徴です。がんもどきは、この豆腐の特徴を活かしながら、形を整えて作られます。がんもどきは一般的に、豆腐を切り分けたり、形を整えたりして作られますが、地域や家庭によって作り方や形状は異なる場合もあります。
以上、がんもどきの説明でした。がんもどきは、豆(豆腐)を主成分とした料理であり、豆腐の特徴を活かしながら形を整えた食材です。日本の伝統的な食材として、多くの人々に親しまれています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はがんもどきがダイエットにどう役立つか説明します!
がんもどきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. 低糖質でありながら食物繊維を含んでいる
豆(豆腐)の「がんもどき」は、糖質が1.3gとかなり低い一方で、食物繊維が1.4g含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病の予防や管理にも役立ちます。
2. タンパク質が豊富に含まれている
豆(豆腐)の「がんもどき」には、15.3gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の細胞や組織の修復や再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫機能の維持にも重要です。特に、ベジタリアンやビーガンの人々にとっては、豆(豆腐)の「がんもどき」は良質な植物性タンパク源となります。
3. 脂質が適度に含まれている
豆(豆腐)の「がんもどき」には、17.8gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。豆(豆腐)の「がんもどき」の脂質量は適度であり、バランスの取れた食事に組み込むことで、健康的な体重管理や心血管の健康に役立ちます。
おすすめ:がんもどきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
がんもどきに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ニッスイ
「がんもどき」の特徴
「がんもどき」は豆腐の代替品として使われる食材であり、以下の特徴があります。
1. カルシウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが豊富
「がんもどき」はカルシウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。これらのミネラルは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、健康な骨や歯を維持するために重要です。特にカルシウムは骨の健康に欠かせない栄養素であり、がんもどきはカルシウムを摂取するための良い選択肢と言えます。
2. ナトリウムの含有量は普通
「がんもどき」に含まれるナトリウムの量は普通です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。がんもどきは普通の範囲のナトリウム含有量であるため、適度な摂取量を心掛けることが重要です。
3. カリウムの含有量は低い
一方で、「がんもどき」に含まれるカリウムの量は低いです。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。しかし、過剰なカリウム摂取は腎臓の機能障害を引き起こす可能性があるため、適切な量を摂取することが必要です。
以上の特徴から、「がんもどき」はカルシウムやミネラルの摂取源として優れており、ナトリウムの摂取量にも注意が必要です。カリウムの含有量は低いため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
がんもどきに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヤマサ
「がんもどき」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンEの含有量が多い
がんもどきに含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの4種類です。特にγ-トコフェロールの含有量が多く、1.5 mgから8.1 mgと豊富に含まれています。
2. ビタミンKの含有量が多い
がんもどきにはビタミンKも多く含まれており、43 μgの含有量があります。ビタミンKは血液の凝固に関与するため、適切な摂取が重要です。
3. ビタミンB群の含有量は普通から低い
一方で、がんもどきに含まれるビタミンB群の含有量は普通から低めです。ビタミンB1は0.03 mg、ビタミンB2は0.04 mg、ナイアシンは0.2 mg、ビタミンB6は0.08 mg、パントテン酸は0.2 mgとなっています。ただし、ビオチンは7.6 μgと多く含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はがんもどきの使用例としてレシピをご紹介します。
がんもどきを使ったレシピ20選!
#1 がんもどき
木綿豆腐(300g)、えび(殻つき)、大和芋(皮をむき、おろしたもの)、きくらげ(水でもどしたもの)、あさつき、大根(おろす)、しょうゆ、揚げ油、小麦粉、等
市販品で済ませてしまうことの多いがんもどきを手作りしてみましょう。粗く刻んだえびとコリコリしたきくらげの食感がアクセント。…
レシピを見る#2 ツナ入りがんもどき
水煮ツナ缶(小)、木綿豆腐、乾燥ひじき、にんじん、山芋、しょうが、揚げ油
ツナの旨味がギュッと濃縮されたがんもどきのレシピ。山芋を加えることによって、なめらかな口当たりに仕上がります。…
レシピを見る#3 揚げないがんもどき
塩あじえだ豆」、自然解凍でおいしい!ひじきの煮つけ」、木綿豆腐、片栗粉、サラダ油
お家で簡単にがんもどきが作れるレシピ。揚げずにオーブントースターで焼くのでヘルシーに仕上がります。…
レシピを見る#4 お煮しめリメイクのふわふわがんもどき
白はんぺん、豆腐(木綿)、お煮しめ(筑前煮)、片栗粉、大葉
お煮しめリメイクのふわふわがんもどきのレシピ。細かく切ったお煮しめ、白はんぺん、豆腐を混ぜて揚げ焼きにするだけで、ふわふわな手作りがんもどきの完成。…
レシピを見る#5 五目がんもどき
木綿豆腐、鶏肉(鶏ひき肉)、やまといも、上新粉、めんつゆ、揚げ油、大根おろし、しょうゆ
煮物やおでんにいれると口の中でじわっとお出汁が広がるがんもどきです。煮物やおでんの具の他にも焼いて香ばしい香りを楽しむ方法もございます。…
レシピを見る#6 がんもどき
木綿豆腐、やまといも、にんじん、きくらげ、枝豆(塩ゆで)、えび、しょうゆ
揚げたてアツアツが格別のおいしさ。手作りなのに本格的ながんもどきのレシピ。…
レシピを見る#7 タコ入りがんもどきのおでん風
木綿豆腐、えび、山いも、砂糖、しょうゆ、ゆでたこ、紅しょうが、大葉、笹がきごぼう、等
手作りのタコ入りがんもどきに味が染みた、おでん風煮込みのレシピ。がんもどきには、えび、山いも、木綿豆腐、卵、笹がきごぼうなども入っていて風味豊か。…
レシピを見る#8 がんもどきとアスパラガスの煮物
がんもどき(小)、グリーンアスパラガス、干ししいたけ(小)、かつおだし、みりん、しょうゆ
がんもどきとアスパラガスを使った和風の煮物のレシピ。がんもどきとしいたけの他にアスパラガスを加えることで煮物の彩りがグッと良くなります。…
レシピを見る#9 美味しさが別次元の"がんもどき"|「おでんやden」の自家製おでん種③
木綿豆腐、砂糖、片栗粉、練り胡麻、山芋、にんじん、ひじき、しめじ、醤油、等
手間暇かけて作りたい、自家製がんもどきのレシピ。しっとりふわふわながんもどきに仕上げるためのプロの技が、詳細に記されています。…
レシピを見る#10 ほっこり和食『かぶとがんもどきの煮物』(かぶの葉使用)
がんもどき、かぶ、かぶの葉、だし汁、しょうゆ、砂糖
かぶとがんもどきを使った、簡単につくれる煮物のレシピ。かぶをまるごと使った旨みたっぷりの一品。…
レシピを見る#11 枝豆タップリがんもどき
木綿豆腐、溶き卵、枝豆、乾燥ひじき、乾燥桜エビ、片栗粉、揚げ油、ショウガ、しょうゆ、等
枝豆をたっぷりと加えた、がんもどきのレシピ。枝豆の緑が色鮮やかで、食感がいいアクセントになっています。…
レシピを見る#13 めんつゆで簡単♪ しいたけとがんもどきの煮物
めんつゆ
めんつゆで簡単に味が決まる、しいたけとがんもどきの煮物のレシピ。めんつゆで簡単に味が整い、しいたけとがんもどきからでる旨味を存分に生かします。…
レシピを見る#14 カリッとふんわり手作りがんもどき
木綿豆腐、ひじき(乾燥)、にんじん、しいたけ、片栗粉、しょうゆ、サラダ油
ひじきや野菜と一緒に食べられる豆腐料理のレシピ。木綿豆腐はラップをしないでレンジで加熱して、水切りします。…
レシピを見る#15 めんつゆで簡単♪ 大根とがんもどきのこっくり煮
めんつゆ、サラダ油
鶏もも肉や大根、がんもどきを使った、めんつゆで味付けが簡単に出来る煮物のレシピ。だしの旨味を吸った大根やがんもどきが、ジュワっとジューシーな一品です。…
レシピを見る#16 手作りがんもどき
木綿とうふ、にんじん、ごぼう、だしがら昆布、ぎんなん、しょうゆ、山芋、砂糖
おでんや煮物にぴったりのがんもどきを手作りするときのレシピ。揚げたての格別なおいしさを楽しめる一品です。…
レシピを見る#17 かぼちゃとがんもどきの煮物
かぼちゃ、がんもどき、だし汁、砂糖、みりん、しょうゆ
かぼちゃとがんもどきを活用した、副菜となる煮物のレシピ。ほくほくのかぼちゃとふんわり優しいがんもどきに出汁の旨味が染み込み、魅力的な味わいに。…
レシピを見る#18 歯ごたえ抜群! キャベツとにんじんのがんもどき
片栗粉、サラダ油
木綿豆腐とキャベツを使ったがんもどきのレシピ。キャベツとにんじんが入っているので、食べごたえがあります。…
レシピを見る#19 アスパラとにんじんの自家製がんもどき
木綿豆腐、アスパラ、にんじん、揚げ油、山芋のすりおろし、しょうゆ、おろししょうが
アスパラガスとにんじんを使った、副菜におすすめのがんもどきのレシピ。市販品を購入することが多いがんもどきを手作りします。…
レシピを見る#20 『牡蠣だし醤油で』絶品♡がんもどきと大根の煮物
がんもどき、大根、砂糖、だし醤油、みりん、小口ねぎ
じゅわっと煮汁が染み込んだがんもどきとやわらかく仕上げた大根を楽しめる煮もののレシピ。煮汁に牡蠣だし醤油をつかうことで、魚介の風味たっぷりの豊かな旨味を味わえます。…
レシピを見る最後に、がんもどきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「がんもどき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 223 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.6 | g | |
└糖質 | 1.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 15.3 | g | 多い |
脂質 | 17.8 | g | 多い |
「がんもどき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.8 | g | 多い |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「がんもどき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 190 | mg | 普通 |
カリウム | 80 | mg | 低い |
カルシウム | 270 | mg | 多い |
マグネシウム | 98 | mg | 多い |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 3.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.6 | mg | 多い |
銅 | 0.22 | mg | 多い |
マンガン | 1.30 | mg | 多い |
ヨウ素 | 32 | μg | 多い |
セレン | 4 | μg | 多い |
クロム | 8 | μg | 多い |
モリブデン | 60 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 8.1 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
ビタミンK | 43 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.20 | mg | 普通 |
ビオチン | 7.6 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
がんもどきと同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.9 | 7.0 | 4.9 | 1.1 |
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 | 0.9 |
ソフト豆腐 | 56 | 1.9 | 5.1 | 3.3 | 0.4 |
充てん豆腐 | 56 | 2.4 | 5.0 | 3.1 | 0.3 |
沖縄豆腐 | 99 | 1.1 | 9.1 | 7.2 | 0.5 |
ゆし豆腐 | 47 | 1.8 | 4.3 | 2.8 | 0.3 |
焼き豆腐 | 82 | 1.0 | 7.8 | 5.7 | 0.5 |
生揚げの豆腐 | 143 | (1.1) | 10.7 | 11.3 | 0.8 |
油揚げ | 377 | 2.8 | 23.4 | 34.4 | 1.3 |
がんもどき | 223 | 1.3 | 15.3 | 17.8 | 1.4 |
凍り豆腐(乾) | 496 | 4.3 | 50.5 | 34.1 | 2.5 |
豆腐よう | 183 | 19.6 | 9.5 | 8.3 | 0.8 |
豆腐竹輪(蒸し) | 121 | 7.9 | 14.9 | 4.4 | 0.8 |
豆腐竹輪(焼き) | 133 | 9.3 | 16.1 | 4.9 | 0.7 |
ろくじょう豆腐 | 332 | 3.7 | 34.7 | 21.5 | 3.2 |
絹生揚げの豆腐 | 103 | 1.9 | 7.9 | 7.7 | 1.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。