充てん豆腐のカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

充てん豆腐のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずは充てん豆腐の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	56	Kcal	低い
炭水化物	2.5	g
└糖質	2.4	g	かなり低い
└食物繊維	0.3	g	普通
たんぱく質	5.0	g	低い
脂質	3.1	g	普通
食塩相当量	0	mg	無し

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず　［豆腐・油揚げ類］　充てん豆腐」の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、充てん豆腐がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

充てん豆腐はどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

充てん豆腐とは？どんな食材？

充てん豆腐は、豆腐の一種であり、主に日本料理で使用される食材です。その特徴は、豆腐の中に空洞が存在し、充てんと呼ばれる充填物が詰められていることです。この充てんは、豆腐の味や食感をより豊かにする役割を果たしています。

充てん豆腐の主な材料

充てん豆腐の主な材料は、大豆とにがりです。大豆は、植物性たんぱく質や食物繊維を豊富に含んでおり、健康に良いとされています。にがりは、豆腐を固めるために使用される成分であり、豆腐の形状を作り出す役割を果たしています。

充てん豆腐の使い方

充てん豆腐は、主に汁物や煮物などの料理に使用されます。充てんの中には、具材や調味料が詰められていることがあり、食材としての存在感を引き立てる役割を果たしています。また、充てん豆腐は、豆腐の中に空洞があるため、調味料やスープがより豆腐に染み込み、味わい深い一品に仕上げることができます。

充てん豆腐はダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. 低カロリーでダイエットに適している

充てん豆腐は、可食部100gあたりのカロリーが56kcalと非常に低いです。これは、ダイエット中の人やカロリーコントロールを意識している人にとって非常に魅力的な食材です。低カロリーながらも満腹感を得ることができるため、食事のボリュームを確保しながら摂取カロリーを抑えることができます。

2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える効果がある

充てん豆腐の糖質は2.4gとかなり低いです。糖質の摂取が過剰になると血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えてしまいます。しかし、充てん豆腐の糖質は低く、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。そのため、糖尿病の予防や血糖値のコントロールを目指す人にとっては特に適した食材と言えます。

3. タンパク質を含みながら脂質が普通である

充てん豆腐には可食部100gあたり5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の細胞や筋肉の構成要素であり、健康な体作りに欠かせない栄養素です。また、充てん豆腐の脂質は3.1gで普通と言えます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。充てん豆腐はタンパク質を摂りながらも脂質の摂取を抑えることができるため、健康的な食事に役立ちます。

おすすめ：充てん豆腐のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

充てん豆腐に含まれる無機質の栄養を解説！

1. マグネシウムと銅が多い

充てん豆腐は、可食部100gあたりでマグネシウムが68 mg、銅が0.18 mg含まれています。マグネシウムは骨や筋肉の健康維持に重要な役割を果たし、銅は酵素の活性化や鉄の吸収を助ける働きがあります。充てん豆腐はこれらの栄養素を多く含んでおり、健康な体を維持するために適した食材と言えます。

2. ナトリウムとカリウムが普通

充てん豆腐に含まれるナトリウムは10 mg、カリウムは200 mgです。これらの値は普通とされています。ナトリウムは体内の水分バランスを調節する一方で、カリウムは血圧の調節や神経伝達に関与しています。充てん豆腐は、適度なナトリウムとカリウムのバランスを提供するため、健康な食生活に適しています。

3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが無し

充てん豆腐にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。充てん豆腐はこれらの栄養素を供給することはできませんが、他の食材との組み合わせによってバランスの取れた食事を摂ることが大切です。

充てん豆腐に含まれるビタミンを解説！

1. ビタミンEの含有量が多い

充てん豆腐には、ビタミンEが豊富に含まれています。具体的には、α-トコフェロールが0.3 mg、β-トコフェロールが0.1 mg、γ-トコフェロールが2.4 mg、δ-トコフェロールが0.8 mg含まれています。特にγ-トコフェロールの含有量が多いことが特徴です。

2. ビタミンKの含有量が多い

充てん豆腐には、ビタミンKも多く含まれています。100gあたり11 μgのビタミンKが含まれており、他の豆腐と比較しても多いと言えます。

3. ビタミンB群の含有量が多い

充てん豆腐には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6が多く含まれています。具体的には、ビタミンB1が0.15 mg、ビタミンB2が0.05 mg、ナイアシンが0.3 mg、ビタミンB6が0.09 mg含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の維持に必要な栄養素であり、充てん豆腐の特徴的な成分と言えます。

また、充てん豆腐にはパントテン酸も含まれていますが、その含有量は0.12 mgと低いです。

「充てん豆腐」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	56	Kcal	低い
炭水化物	2.5	g
└糖質	2.4	g	かなり低い
└食物繊維	0.3	g	普通
たんぱく質	5.0	g	低い
脂質	3.1	g	普通
「充てん豆腐」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	88.6	g	多い
有機酸	-	g	無し
灰分	0.8	g	普通
コレステロール	(0)	mg	無し
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「充てん豆腐」のビタミン・無機質等
ナトリウム	10	mg	普通
カリウム	200	mg	普通
カルシウム	31	mg	普通
マグネシウム	68	mg	多い
リン	83	mg	普通
鉄	0.8	mg	普通
亜鉛	0.6	mg	普通
銅	0.18	mg	多い
マンガン	0.43	mg	多い
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	(0)	μg	無し
└α-カロテン	-	μg	無し
└β-カロテン	-	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	-	μg	無し
└β-カロテン当量	0	μg	無し
└レチノール活性当量	(0)	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.3	mg	普通
└β-トコフェロール	0.1	mg	多い
└γ-トコフェロール	2.4	mg	多い
└δ-トコフェロール	0.8	mg	多い
ビタミンK	11	μg	多い
ビタミンB1	0.15	mg	多い
ビタミンB2	0.05	mg	普通
ナイアシン	0.3	mg	普通
ビタミンB6	0.09	mg	普通
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.12	mg	低い
ビオチン	-	μg	無し
ビタミンC	Tr	mg	無し

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

充てん豆腐と同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
木綿豆腐	73	0.9	7.0	4.9	1.1
絹ごし豆腐	56	1.1	5.3	3.5	0.9
ソフト豆腐	56	1.9	5.1	3.3	0.4
充てん豆腐	56	2.4	5.0	3.1	0.3
沖縄豆腐	99	1.1	9.1	7.2	0.5
ゆし豆腐	47	1.8	4.3	2.8	0.3
焼き豆腐	82	1.0	7.8	5.7	0.5
生揚げの豆腐	143	(1.1)	10.7	11.3	0.8
油揚げ	377	2.8	23.4	34.4	1.3
がんもどき	223	1.3	15.3	17.8	1.4
凍り豆腐（乾）	496	4.3	50.5	34.1	2.5
豆腐よう	183	19.6	9.5	8.3	0.8
豆腐竹輪（蒸し）	121	7.9	14.9	4.4	0.8
豆腐竹輪（焼き）	133	9.3	16.1	4.9	0.7
ろくじょう豆腐	332	3.7	34.7	21.5	3.2
絹生揚げの豆腐	103	1.9	7.9	7.7	1.5

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。