このページでは、豆の納豆を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
納豆のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは納豆の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 184 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 12.1 | g | |
└糖質 | (4.8) | g | かなり低い |
└食物繊維 | 9.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 16.5 | g | 多い |
脂質 | 10.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [納豆類] 糸引き納豆」(糸引き納豆)の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、納豆がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
納豆はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
納豆とは?どんな食材?
納豆とは、日本の伝統的な食材であり、大豆を発酵させて作られる食品です。納豆は、特有の風味と粘り気があり、独特な食感を楽しむことができます。
納豆の特徴
納豆の特徴的な特徴は、その発酵過程にあります。大豆を発酵させることで、納豆は豊富な栄養素を含む食品に変化します。また、納豆にはビタミンKや食物繊維、たんぱく質などが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えると言われています。
納豆の食べ方
納豆は、日本料理の一部としてよく使われる食材です。一般的には、ご飯や味噌汁と一緒に食べることが多いですが、他の料理にも幅広く使われます。納豆を食べる際には、納豆に付属しているタレやからしを加えて味付けすることが一般的です。また、納豆を混ぜる際には、よく混ぜて粘りを出すことがポイントです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は納豆がダイエットにどう役立つか説明します!
納豆はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質がかなり低いため、ダイエットに適している
納豆は糖質が4.8gとかなり低い食材です。糖質が低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。また、糖質の摂取量を制限することで、体内の脂肪をエネルギーとして使うよう促すことができます。そのため、ダイエット中の方には特におすすめの食材です。
2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に役立つ
納豆には食物繊維が9.5g含まれています。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やす働きがあります。そのため、便通の改善や便秘の予防に役立ちます。また、食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。
3. タンパク質が多く含まれており、筋肉の合成に貢献する
納豆には16.5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の主成分であり、筋肉の合成には欠かせない栄養素です。また、タンパク質は食事から摂取することが必要であり、特に運動をしている方や筋肉をつけたい方には重要な栄養素です。納豆はタンパク質の摂取源として適しているため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:納豆のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
納豆に含まれる無機質の栄養を解説!
納豆の特徴
納豆は日本の伝統的な食品であり、以下のような特徴を持っています。
1. ミネラル豊富
納豆はカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンなど、様々なミネラルを含んでいます。特にカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などは豊富に含まれており、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
2. ナトリウムが低い
納豆はナトリウムの含有量が非常に低く、塩分制限が必要な方にも適しています。ナトリウムは高血圧や腎臓の負担を増やす可能性があるため、塩分摂取を抑えることは重要です。
3. ヨウ素が無し
納豆にはヨウ素が含まれていません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、適切な摂取が重要です。一方で、ヨウ素過剰は甲状腺機能の低下や甲状腺疾患のリスクを増加させる可能性があります。納豆を摂取する場合は、他の食品からヨウ素を摂ることも考慮する必要があります。
以上のように、納豆はミネラル豊富であり、ナトリウムが低く、ヨウ素が無いという特徴を持っています。健康な食生活を実践する上で、納豆はバランスの取れた栄養摂取に役立つ食材と言えます。
納豆に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
納豆に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンを含んでおらず、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンを主に含んでいます。特にβ-クリプトキサンチンの含有量は多く、ビタミンAの補給に役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
納豆に含まれるビタミンEは、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールを含んでいます。特にγ-トコフェロールやδ-トコフェロールの含有量が多く、ビタミンEの補給に効果的です。
3. その他のビタミンの特徴
納豆にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCなども多く含まれています。これらのビタミンは、納豆を摂取することでバランスの取れた栄養補給ができます。
なお、納豆にはビタミンD、ビタミンB12、葉酸は含まれていないので、これらの栄養素を補給するためには他の食品を摂取する必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は納豆の使用例としてレシピをご紹介します。
納豆を使ったレシピ20選!
#1 お酒のおつまみにおすすめ!「納豆オムレツ」
納豆、九条ネギ、ごま油、みりん、薄口醤油、納豆のつゆ
卵を使った、納豆オムレツのレシピ。納豆と九条ネギを卵液に混ぜてフライパンで焼きます。…
レシピを見る#2 納豆好き必見!ツナ缶で「納豆丼」
白ごはん、納豆、ツナ缶、みょうが、大葉、長ネギ、卵黄、三温糖、ニンニク、等
納豆を使った、納豆丼のレシピ。納豆にツナ缶、みょうが、大葉、長ネギ、卵黄などをトッピングし、ニンニク醤油ダレをかけて完成です。…
レシピを見る#3 具沢山でおいしい!ひきわり納豆汁
ひきわり納豆、木綿豆腐、にんじん、しめじ、みそ、こんぶだししょうゆ、和風だし、細ネギ、七味唐辛子、等
ひきわり納豆を使った、ひきわり納豆汁のレシピ。納豆は冷蔵庫から出して常温にしておきます。…
レシピを見る#4 ふわモチ食感!グルテンフリーのきなこと甘納豆の米粉蒸しパン
米粉、きなこ、ベーキングパウダー、豆乳、甘納豆、砂糖
きなこと甘納豆の米粉蒸しパンのレシピ。栄養豊富なきなこと甘納豆を使用し、米粉で作るヘルシーな蒸しパンです。…
レシピを見る#5 ネバネバせずちゃんとパラパラ!プロ直伝の基本の「納豆チャーハン」
納豆、白ご飯、長ネギ、米油、黒胡椒、鶏ガラスープの素、濃口醤油
納豆を使った、納豆チャーハンのレシピ。温かいご飯と半熟玉子、油でパラパラに炒めます。…
レシピを見る#6 鶏むね肉とキャベツの納豆炒め
鶏むね肉、キャベツ、にんじん、納豆、片栗粉、ごま油、塩コショウ、白いりごま、しょうゆ、等
鶏むね肉とキャベツを納豆で仕上げた炒め物のレシピです。納豆は栄養豊富であり、血液サラサラ成分を摂取できるナットウキナーゼが含まれているので、ダイエットにも効果的です。…
レシピを見る#7 サクサク美味しい納豆入り揚げ餃子
豚ひき肉、キャベツ、ニラ、納豆、醤油、餃子の皮、揚げ油
豚ひき肉と納豆を使った、納豆入り揚げ餃子のレシピ。キャベツとニラをたっぷり入れて、野菜たっぷりの餃子を作ります。…
レシピを見る#8 すぐ出来るおつまみにはコレ!「オクラ納豆」
オクラ、大葉、納豆、卵黄、味のり、粉わさび、濃口醤油
オクラを使った、オクラ納豆のレシピ。オクラを下茹でし、納豆と一緒に刻みのりや卵黄、わさびを乗せて完成です。…
レシピを見る#9 豚キムチ納豆丼
白菜キムチ、豚ひき肉、納豆、ごま油、オイスターソース、しょうゆ、ご飯、卵黄、糸唐辛子、等
豚肉は挽肉を使用すれば刻んだキムチ、納豆ともうまく絡み合い、とても食べやすくなります。オイスターソースも調味に加えることで旨味が増し、ご飯との相性はもちろんのこと厚揚げなどにのせたおつまみアレンジも。…
レシピを見る#10 小松菜の納豆和え
小松菜、納豆、だし汁(かつおだし)、しょうゆ、焼きのり(全形)
ネバトロ食感がおいしい小松菜の納豆和えのレシピ。いつもの納豆に小松菜を加えると彩り鮮やかになり、野菜も一緒に食べられます。…
レシピを見る#11 ふわふわメレンゲの隠れ納豆そうめん
そうめん、納豆、オリーブオイル、大葉(千切り)、海苔(刻んだもの、かつお節)
冷たいそうめんの上に納豆とメレンゲをのせていただくレシピ。ただ卵を落とすのではなく、メレンゲにすることでいつもとは違う食感を味わえます。…
レシピを見る#12 活ちくわと小松菜の納豆オムレツ
活ちくわ」、小松菜、しょうゆ、納豆(小粒)、たまご、牛乳(または水)、こしょう、長ねぎ(みじん切り)、サラダ油、等
おつまみとしてもおすすめな、ちくわと小松菜を使った納豆オムレツのレシピ。ちくわと納豆のうま味がよくでて、ふっくらとボリュームも抜群な和風オムレツです。…
レシピを見る#13 チーズトマト納豆
クリームチーズ、プチトマト、青じそ、納豆、しょうゆ、練り辛子
チーズとトマトを活用した副菜納豆レシピ。定番の納豆に、チーズとトマトを混ぜることで、コクとさっぱり感も一緒に味わうことが出来ます。…
レシピを見る#14 焼さけあらほぐしと納豆のおろしだれ和え
焼さけあらほぐし」、ほうれん草、納豆(小粒)、おろしだいこん、ポン酢、大葉
栄養満点で朝食に使えるレシピ。一皿で魚と野菜と発酵食品が一度に摂れる、朝ご飯にぴったりな一品です。…
レシピを見る#15 まぐろ納豆のサラダ菜包み
まぐろ(刺身用・ぶつ切り)、たくあん、サラダ菜、春菊、焼きのり(全形)、納豆、だし醤油、練りわさび、めかぶ、等
まぐろと相性の良い食材をサラダ菜で包んで食べるヘルシーなおかずレシピ。牡蠣だししょう油の程よい甘みがまぐろと納豆のうま味を引き立てます。…
レシピを見る#16 活ちくわのキムチ納豆
活ちくわ」、納豆、しょうゆ、キムチ、大葉、青ねぎ、ごま油
ちくわと納豆、キムチをつかった和え物です。大葉ときざんだ青ネギの香りがメリハリに。…
レシピを見る#17 キムチ納豆
白菜キムチ、にら、納豆、しょうゆ、すりごま(白)、ごま油
納豆にひと手間加えておつまみにピッタリなピリ辛風味に変身させてみましょう。にらと白菜キムチを加えるだけで、手間をかけたおつまみのように変わります。…
レシピを見る#18 納豆とオクラのネバネバ冷やしそば
そば、オクラ、わかめ、納豆、かつお節、めんつゆ、キユーピーマヨネーズ
冷やしそばのアレンジレシピ。おそばに納豆とオクラを加えてネバネバのおそばが楽しめます。…
レシピを見る#19 活ちくわと納豆のおろしそば
活ちくわ」、青しそ、納豆(小粒)、めんつゆ、だいこんおろし、ゆでそば、七味唐辛子、冷水
食感も楽しい納豆おろしそばのレシピ。ちくわをさいの目に切ることで食感と栄養も加わり、食べごたえが出ます。…
レシピを見る#20 水菜と長芋、納豆のサラダ
水菜、大根、長芋、納豆(ひきわり)、かつお節、しょうゆ、みりん
食感の違いが楽しい、水菜と長芋、納豆のサラダのレシピ。水菜のシャキシャキ、長芋、納豆のねばねばが絶妙なハーモニーを奏で、かつおぶしの旨味がアクセントに。…
レシピを見る最後に、納豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「納豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 184 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 12.1 | g | |
└糖質 | (4.8) | g | かなり低い |
└食物繊維 | 9.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 16.5 | g | 多い |
脂質 | 10.0 | g | 普通 |
「納豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 59.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「納豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 690 | mg | 多い |
カルシウム | 91 | mg | 多い |
マグネシウム | 100 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 3.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.9 | mg | 多い |
銅 | 0.6 | mg | 多い |
マンガン | 1.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 16 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 290 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 5.9 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.3 | mg | 多い |
ビタミンK | 870 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.3 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 3.63 | mg | 多い |
ビオチン | 18.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
ビタミンK: メナキノン-7を含む/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
納豆と同じ豆の納豆ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
納豆 | 184 | (4.8) | 16.5 | 10.0 | 9.5 |
挽きわり納豆 | 185 | 6.4 | 16.6 | 10.0 | 5.9 |
五斗納豆 | 214 | 20.3 | 15.3 | 8.1 | 4.9 |
寺納豆 | 248 | 25.9 | 18.6 | 8.1 | 7.6 |
塩納豆 | 137 | 15.3 | 8.3 | 4.4 | 6.0 |
干し納豆 | 357 | 15.3 | 33 | 16.8 | 17.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。