このページではモッツァレラチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
モッツァレラチーズのカロリーは269kcal(100gあたり)!これってどうなの?
モッツァレラチーズの可食部100gあたりのカロリーは、269kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中408位です。これは多い順にすると上位25%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでモッツァレラチーズのカロリーを評価すると、54件中27位です。これは上位から50%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 269Kcal |
全体での評価 | 408位 / 1592件中(上位25%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 27位 / 54件中(上位50%…平均的) |
モッツァレラチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜモッツァレラチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
モッツァレラチーズのカロリーが高い理由
モッツァレラチーズは、可食部100gあたり269kcalという高いカロリーを持っています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
モッツァレラチーズは、可食部100gあたり4.2gの糖質を含んでいます。糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果があります。そのため、糖尿病や血糖値のコントロールが必要な方にも適しています。
食物繊維が無し
モッツァレラチーズには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸の働きを促進し便通を良くする効果がありますが、モッツァレラチーズには含まれていないため、食物繊維を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
タンパク質が多い
モッツァレラチーズは、可食部100gあたり18.4gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や筋肉の修復や再生に重要な栄養素です。特に運動をする方や筋力をつけたい方には、タンパク質の摂取が重要です。
脂質が多い
モッツァレラチーズは、可食部100gあたり19.9gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリーが増えてしまいます。そのため、モッツァレラチーズを食べる際には適量を守ることが大切です。
以上のように、モッツァレラチーズのカロリーが高い理由は、糖質が低くタンパク質や脂質が多いことにあります。栄養バランスを考えながら、適量を摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「モッツァレラチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.2g | 4 | 16.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.4g | 4 | 73.6kcal |
脂質 | 19.9g | 9 | 179.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「モッツァレラチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、179.1kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
モッツァレラチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
モッツァレラチーズは、低糖質ダイエットに使える?
モッツァレラチーズは、乳(チーズ)の一種であり、糖質量は4.2gとされています。この数字からも分かるように、モッツァレラチーズは低糖質の食品と言えます。
モッツァレラチーズの糖質量
モッツァレラチーズには、糖質が含まれていますが、その量は4.2gと非常に少ないです。この糖質量は、低糖質ダイエットを実践している方にとっては非常に魅力的な数字と言えるでしょう。
低糖質ダイエットにおけるモッツァレラチーズの効果
モッツァレラチーズは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的と言われています。なぜなら、糖質を制限することで体内の血糖値の上昇を抑えることができるため、脂肪の蓄積を防ぐことができるからです。
また、モッツァレラチーズには、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は、食事の満足感を高める効果があり、食べ過ぎを防ぐことができます。さらに、筋肉の修復や成長にも関与しており、ダイエット中に筋肉を維持するためにも重要です。
モッツァレラチーズの摂取方法
モッツァレラチーズは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に使うことができます。サラダやピザ、スープなど、様々な料理にアレンジすることができますので、飽きずに摂取することができます。
まとめ
モッツァレラチーズは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食品です。糖質量が4.2gと低く、タンパク質も豊富に含まれているため、満腹感を得ながらダイエットを進めることができます。さまざまな料理に使えるため、飽きずに摂取することができますので、積極的に取り入れてみてください。
モッツァレラチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
モッツァレラチーズは、低脂質ダイエットに使える?
チーズは、その高脂肪含有量から一部の人々にはダイエットの敵とされています。しかし、中には低脂質なチーズも存在し、ダイエット中の人々にとっては選択肢の一つとなることもあります。その中でも、モッツァレラチーズはよく知られているチーズの一つです。
モッツァレラチーズの低脂質量は19.9g
モッツァレラチーズは、乳から作られるチーズの一種であり、その特徴的な柔らかい食感とクリーミーな味わいが人気です。しかし、モッツァレラチーズが低脂質ダイエットに適しているかどうかは、その栄養成分によって判断する必要があります。
モッツァレラチーズ100gあたりの脂質量は19.9gであり、他のチーズと比較すると比較的低い数値です。このことから、モッツァレラチーズは他の高脂質なチーズと比べれば、低脂質ダイエットの一部として摂取することができるかもしれません。
しかし、摂取量には注意が必要
ただし、モッツァレラチーズが低脂質であるからといって、無制限に摂取しても良いわけではありません。ダイエット中の人々は、摂取する脂質の量を制限する必要があります。モッツァレラチーズの脂質量は低いとはいえ、過剰な摂取は逆にダイエットの妨げとなってしまう可能性があります。
また、モッツァレラチーズには他の栄養成分も含まれています。たんぱく質やカルシウムなどが豊富に含まれており、バランスの良い食事には欠かせない成分です。ですが、これらの栄養成分も摂取量を考慮しながら摂取する必要があります。
まとめ
モッツァレラチーズは低脂質ダイエットに適していると言えるかもしれませんが、摂取量や他の栄養成分とのバランスを考慮する必要があります。ダイエット中の人々は、栄養バランスを保ちながら適度な量のモッツァレラチーズを摂取することが大切です。また、個々の体質や目標に応じて、栄養士や医師のアドバイスを受けることもおすすめです。
最後に、モッツァレラチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「モッツァレラチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 269 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 4.2 | g | |
└糖質 | 4.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 19.9 | g | 多い |
「モッツァレラチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 56.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 62 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「モッツァレラチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 70 | mg | 普通 |
カリウム | 20 | mg | 低い |
カルシウム | 330 | mg | 多い |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 2.8 | mg | 多い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 280 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | - | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 280 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.19 | mg | 多い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.06 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
モッツァレラチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。