このページではクリームチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
クリームチーズのカロリーは313kcal(100gあたり)!これってどうなの?
クリームチーズの可食部100gあたりのカロリーは、313kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中315位です。これは多い順にすると上位19%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでクリームチーズのカロリーを評価すると、54件中21位です。これは上位から38%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 313Kcal |
全体での評価 | 315位 / 1592件中(上位19%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 21位 / 54件中(上位38%…平均的) |
クリームチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜクリームチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
クリームチーズのカロリーはなぜ高いのか?
クリームチーズは、乳(チーズ)の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは313kcalとなっています。このカロリーは他の食材と比較して「高い」と評価されています。では、なぜクリームチーズのカロリーは高いのでしょうか?
クリームチーズの栄養データを見てみると
まず、クリームチーズの栄養データを見てみましょう。可食部100gあたりの糖質は5.3gで、他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。また、食物繊維は0gであり、全く含まれていません。一方、タンパク質は8.2gで「普通」と評価されています。そして、脂質は33gで「多い」と評価されています。
クリームチーズの高カロリーの理由
クリームチーズの高カロリーの理由は、主に脂質の含有量にあります。クリームチーズは乳を原料としており、その中には乳脂肪が含まれています。乳脂肪は脂質の一種であり、1gあたり9kcalのエネルギーを持っています。そのため、クリームチーズの脂質量が多いことがカロリーの高さの主な要因となっています。
まとめ
クリームチーズのカロリーが高い理由は、脂質の含有量が多いことにあります。乳脂肪を原料としているため、脂質の割合が他の食材と比較して高くなっています。そのため、カロリーが高いと評価されています。ただし、糖質は他の食材と比較して低いため、糖質制限をしている方には適しているかもしれません。食物繊維は含まれていないため、食物繊維摂取を意識する場合は他の食材を選ぶことがおすすめです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「クリームチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.3g | 4 | 21.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 8.2g | 4 | 32.8kcal |
脂質 | 33.0g | 9 | 297kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「クリームチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、297kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
クリームチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
クリームチーズは低糖質ダイエットに少し効果的
近年、健康や美容に関心を持つ人々が増えてきました。その中でも、糖質制限ダイエットが注目を浴びています。糖質制限ダイエットは、炭水化物の摂取を制限することで体重を減らす方法です。その中で、クリームチーズが低糖質ダイエットに少し効果的な食品として注目されています。
クリームチーズの糖質量は5.3g
クリームチーズは、乳(チーズ)の一種であり、糖質量は5.3gです。一般的なチーズと比べると糖質量は低いため、糖質制限ダイエットに適していると言えます。また、クリームチーズは脂質やタンパク質も含んでおり、食事の栄養バランスを保つことができます。
クリームチーズの利点
クリームチーズには、低糖質であるだけでなく、他にもいくつかの利点があります。
まず、クリームチーズは食材のバリエーションが豊富です。サンドイッチやパンケーキ、スクランブルエッグなど、様々な料理に使うことができます。糖質制限ダイエットは食材の選択肢が限られることが多いため、クリームチーズのバリエーションは嬉しいポイントです。
また、クリームチーズは食事の満足感を高める効果もあります。脂質とタンパク質の含有量が多いため、食事の満足感を得やすくなります。これにより、食事の量を減らすことができ、カロリー摂取を抑えることができます。
クリームチーズの摂取量に注意
ただし、クリームチーズを摂取する際には注意が必要です。クリームチーズは美味しいため、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。糖質制限ダイエットでは、摂取する糖質量を制限することが重要です。適切な摂取量を守るようにしましょう。
まとめ
クリームチーズは、糖質制限ダイエットに少し効果的な食品です。糖質量が低いため、ダイエット中でも摂取することができます。また、バリエーションが豊富で食事の満足感を高める効果もあります。ただし、適切な摂取量を守ることが重要です。クリームチーズを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
クリームチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
クリームチーズは、低脂質ダイエットに使える?
クリームチーズは、乳(チーズ)の一種であり、多くの人々に愛されています。そのクリーミーで濃厚な味わいは、パンやクラッカー、デザートなど、様々な料理に活用されています。しかし、クリームチーズの脂肪含有量については、低脂質ダイエットには不向きであると言われています。
クリームチーズの脂肪含有量
クリームチーズ100gあたりの脂肪含有量は、約33gです。これは、一般的な乳製品と比べると非常に高い数値です。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この脂肪量は避けたいものと言えるでしょう。
脂肪の種類と健康への影響
クリームチーズに含まれる脂肪は、主に飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は、心臓病や高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットでは、飽和脂肪酸の摂取を制限することが推奨されていますので、クリームチーズはその点で注意が必要です。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践している場合には、クリームチーズの代わりに他の選択肢を考えることが重要です。例えば、ヨーグルトや豆腐を使用することで、クリームチーズの代替品として利用することができます。これらの食材は、脂肪含有量が低く、さまざまな料理にも適しています。
まとめ
クリームチーズは、その濃厚な味わいから多くの人々に愛されていますが、低脂質ダイエットを行っている方には不向きな食材です。脂肪含有量が高く、飽和脂肪酸も多く含まれているため、代替品を選択することが重要です。ヨーグルトや豆腐などの低脂質食材を活用することで、健康的な食事を実現しましょう。
最後に、クリームチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「クリームチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 313 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 2.3 | g | |
└糖質 | 5.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 8.2 | g | 普通 |
脂質 | 33.0 | g | 多い |
「クリームチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 55.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 99 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.7 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「クリームチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 260 | mg | 普通 |
カリウム | 70 | mg | 低い |
カルシウム | 70 | mg | 多い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 85 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 14 | μg | 多い |
セレン | 7 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 10 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 240 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 170 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 250 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 12 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.22 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
クリームチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。