このページでは、魚のつみれを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
つみれのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはつみれの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 104 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 6.5 | g | |
└糖質 | 8.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.0 | g | 普通 |
脂質 | 4.3 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<水産練り製品> つみれ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、つみれがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
つみれはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
つみれとは?どんな食材?
魚の練り物である「つみれ」は、日本料理でよく使用される食材の一つです。魚の身を細かくすりつぶし、調味料や野菜と混ぜ合わせて作られます。その形状は小さな丸い球状であり、一口サイズに仕上げられています。
つみれの主な材料
つみれの主な材料としては、魚の身が挙げられます。一般的には白身魚や赤身魚が使用されますが、地域や料理によって異なることもあります。また、つみれには食感や風味を与えるために、調味料や野菜も加えられます。醤油や塩、砂糖などの調味料や、ねぎやしょうがなどの野菜が一般的に使用されます。
つみれの特徴と用途
つみれの特徴は、そのもちもちとした食感と濃厚な味わいです。魚の旨味や調味料の風味が凝縮されており、一口食べるだけで満足感を得ることができます。つみれは、汁物や鍋料理、煮物など様々な料理に使用されます。特に、日本の代表的な料理である「おでん」や「すき焼き」には欠かせない存在です。また、つみれを使った麺料理や丼物も人気があります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はつみれがダイエットにどう役立つか説明します!
つみれはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「つみれ」の栄養データを見ると、100gあたりのカロリーは104kcalとやや低いです。このことから、「つみれ」は低カロリーな食材であると言えます。低カロリーの食材は、ダイエットをしている方にとっては重要な存在です。摂取カロリーを抑えることで、体重管理や健康維持に役立ちます。
2. タンパク質が豊富であるため、筋肉の形成や修復に効果的
「つみれ」は100gあたりに12gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に欠かせない栄養素です。適切なタンパク質の摂取は、筋肉の増強や維持につながります。特に、運動やトレーニングを行っている方にとっては、タンパク質の摂取は重要な要素となります。
3. 糖質が低いため、血糖値の上昇を抑えて糖尿病予防に効果的
「つみれ」の糖質は100gあたり8.2gと低いです。糖質の摂取量が多いと、血糖値が急激に上昇することがあります。しかし、「つみれ」は糖質が低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。このことから、「つみれ」は糖尿病予防にも効果的な食材と言えます。糖尿病を予防するためには、糖質の摂取を制限することが大切です。
おすすめ:つみれのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
つみれに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:サントリー
1. ナトリウムが多い
「つみれ」の栄養データを見ると、可食部100gあたりのナトリウム含有量は570 mgと多いことがわかります。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や水分負荷の増加などの健康リスクがあります。そのため、ナトリウムを制限する必要がある方には注意が必要な食材と言えます。
2. カルシウムが多い
「つみれ」に含まれるカルシウムの量は60 mgと多いです。カルシウムは骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、また筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。特に成長期や閉経後の女性など、カルシウムの摂取が必要な人にとっては良い食材と言えます。
3. その他の栄養素は普通
「つみれ」に含まれるその他の栄養素は、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどが普通の量で含まれています。これらの栄養素は体内の機能を正常に保つために必要な栄養素であり、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。ただし、特に不足している栄養素を補う必要がある場合には、他の食材との組み合わせやサプリメントの摂取が必要になるかもしれません。
以上のように、「つみれ」はナトリウムが多く含まれている一方で、カルシウムも多いという特徴があります。その他の栄養素は普通の量で含まれているため、バランスの取れた食事に組み込むことで、栄養の摂取をサポートすることができます。ただし、個々の栄養ニーズに合わせて食事を計画することが大切です。
つみれに含まれるビタミンを解説!
引用元:キリン
1. ビタミンDが多く含まれています
「つみれ」に含まれるビタミンの中で、特に多いのがビタミンDです。可食部100gあたりで5 μgものビタミンDが含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する役割があり、骨や歯の健康維持に重要な栄養素です。
2. ビタミンB群が豊富に含まれています
「つみれ」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12などのビタミンB群が多く含まれています。特にビタミンB2やナイアシン、ビタミンB12は可食部100gあたりで多い量が含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に関与し、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
3. ビタミンEの含有量は普通程度です
「つみれ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールとγ-トコフェロールが主な形であり、可食部100gあたりでそれぞれ0.2 mgと0.1 mg含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る働きがありますが、他の食品に比べると「つみれ」のビタミンEの含有量は普通程度と言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はつみれの使用例としてレシピをご紹介します。
つみれを使ったレシピ20選!
#1 サバ缶つみれの中華スープ
サバ水煮缶、長ネギ、しめじ、人参、ごま油、刻みネギ、おろししょうが、塩コショウ、片栗粉、等
サバ水煮缶としめじを使った、汁物に最適な中華スープのレシピ。サバをつぶしてつみれに変身。…
レシピを見る#2 いわしつみれの韓国風スープ
いわし缶、ニラ、しょうが、大豆もやし、キムチ、鶏ガラスープの素、ごま油、糸唐辛子、片栗粉、等
いわし缶とニラで作る、低糖質なスープのレシピ。つみれは手軽にいわし缶で。…
レシピを見る#3 れんこんつみれのあったか煮
鶏ミンチ肉、れんこん、しめじ、にんじん、青梗菜、しょうがのしぼり汁、しょうゆ、こしょう、鶏ガラスープの素、等
鶏肉のつみれを野菜と一緒に煮込んだレシピ。すりおろしたれんこんをつなぎに使うことで、ふんわりした食感の鶏つみれに仕上がります。…
レシピを見る#4 京野菜たっぷり 鴨つみれの串揚げ
鴨肉(むね肉)、山科なす、伏見唐辛子、えびいも、れんこん、九条ねぎ、片栗粉、パン粉、こしょう、等
鴨のむね肉と京野菜を使った串揚げのレシピ。鴨をミンチ状にしたものに京野菜を混ぜ込むことによって、様々な触感が楽しめる本格的な味わいに。…
レシピを見る#5 さんまのつみれのゆずあん仕立て
さんま(おろしたもの)、片栗粉、ゆず(皮)、ねぎ(白髪ねぎ)、青じそ(みじん切り)、ねぎ(みじん切り)、しょうが(しぼり汁)、赤みそ、かつおだし、等
青じそが入ったさんまのつみれとゆずあんを掛け合わせたレシピ。ゆず風味のあんが食欲をそそります。…
レシピを見る#6 つみれ汁
イワシ、長ねぎ、しょうが、大葉、みそ、にんじん、しめじ、三つ葉、だし汁、等
「ヤマサ昆布ぽん酢」を使って作る、イワシのつみれ汁のレシピ。味付けはだし汁、酒、「ヤマサ昆布ぽん酢」だけと、とっても簡単。…
レシピを見る#7 春雨入り海老のつみれスープのレシピ
エビ、はんぺん、片栗粉、白菜、キクラゲ、シメジ、春雨、ワカメ、中華調味料、等
エビや春雨を使った和風スープのレシピ。さっぱりとした味付けですが、ラー油がアクセントになっています。…
レシピを見る#8 あじのつみれコロッケ
あじ(3枚おろし)、れんこん、枝豆(豆のみ)、しょうが、片栗粉、パン粉、サラダ油
お汁に入れることが多い、アジのつみれをコロッケにアレンジしたレシピ。レンコンと枝豆を入れることで食感が楽しい一品です。…
レシピを見る#9 ふわふわ食感の"つみれ"|「おでんやden」の自家製おでん種②
いわし、合わせ味噌、卵白、砂糖、大和芋、柚子の皮
いわしをおろすところから作る、つみれのレシピ。細かくしたいわしを泡立て器でよく混ぜて、空気を含ませることがふわふわ食感に仕上げるポイントです。…
レシピを見る#10 お魚たんぱくたっぷりまぐろつみれ汁のレシピ
マグロ、長ネギ、味噌、醤油、ゴマ(白)、大根、ニンジン、ゴボウ、シメジ、等
まぐろと野菜を使ったつみれ汁のレシピ。たっぷりの野菜を入れることによって汁物ながらボリューミーに仕上がります。…
レシピを見る#11 生魚まるごと本格派イワシつみれ汁のレシピ
イワシ、ショウガ、味噌、片栗粉、カツオ出汁、醤油、春菊
イワシの栄養をまるごといただくつみれ汁のレシピ。イワシは手で比較的簡単にさばけるので、是非チャレンジしてみましょう。…
レシピを見る#12 いわしのつみれ汁
いわし、ごぼう、ねぎ、しょうが(絞り汁)、昆布(乾・8cm角)、しょうゆ、料理酒、料理酒、小麦粉、等
いわしのつみれ汁のレシピ。つみれを作るときは、いわしの下処理を行ってからフードプロセッサーで細かくしていきましょう。…
レシピを見る#13 ふんわりさばつみれと春野菜のポトフ♪
スルッとふたさば水煮減塩30%」、春キャベツ、新たまねぎ、新じゃがいも、にんじん、たけのこ(水煮)、スナップえんどう、コンソメ顆粒、塩こしょう、等
さばのつみれが入った、具沢山なポトフのレシピ。さばの水煮缶を汁ごと利用するから、無駄なく作れるのが嬉しいところ。…
レシピを見る#14 いわしのつみれ鍋
いわし(真いわし)、白菜、にんじん、わけぎ、ねぎ(粗みじん切り)、しょうが(すりおろし)、みそ、片栗粉、しょうゆ、等
脂ののったいわしを使ってお手製のつみれを作りましょう。ハードルを感じがちないわしの手開きも、やってみると意外に簡単。…
レシピを見る#15 あじのつみれおすまし
あじ(刺し身用)、しょうが(みじん切り)、貝割れ菜、しょうゆ、料理酒、かつおだし
刺し身用のあじで作ったあっさりとしたつみれをすまし汁と一緒にいただく和風レシピ。つみれに含まれるみじん切りのしょうがは、味や香りを整えてくれるだけでなく、体を内側からぽかぽかと温めてくれます。…
レシピを見る#16 いわしのつみれ汁
いわし、小麦粉、しょうが汁、しょうゆ、にんじん、しめじ、長ねぎ、だし汁、みそ、等
いわしをすり潰したつみれが入ったつみれ汁です。いわしをすり潰すのは少し手間ですが、フードプロセッサーを使えばあっという間にすり身が作れちゃいます。…
レシピを見る#17 根菜と豚ひき肉のつみれ汁
豆腐、人参、大根、ごぼう、長ねぎ、だし汁、豚ひき肉、生姜、醤油、等
具材から出るコクで旨味アップ、根菜と豚ひき肉のつみれ汁のレシピ。根菜類の中に銀杏を入れることでちょっとした苦みがアクセントに。…
レシピを見る#18 和風のつみれを洋風にいわしの洋風つみれスープのレシピ
イワシ、ショウガ、カレー粉、片栗粉、オリーブオイル、ニンニク、タマネギ、ニンジン、コンソメ、等
和食定番のつみれ汁を洋風にアレンジした、コンソメのスープのレシピ。イワシのたたきにカレー粉を使い、いつもと一味違うつみれに仕上げます。…
レシピを見る#19 DHAたっぷりいわしのつみれハンバーグのレシピ
イワシ、ショウガ、味噌、大葉
イワシを使った和風ハンバーグのレシピ。魚をメインに使ったレシピなのでヘルシーです。…
レシピを見る#20 かつおのつみれ汁
かつお(刺身用)、白ねぎ、しょうゆ、しょうがの絞り汁、だし汁、絹さや
刺身用のかつおを使ったつみれ汁のレシピ。かつおは細かくたたき、みじん切りにした白ねぎやしょうがの絞り汁、しょうゆと混ぜてつみれを作ります。…
レシピを見る最後に、つみれの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「つみれ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 104 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 6.5 | g | |
└糖質 | 8.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.0 | g | 普通 |
脂質 | 4.3 | g | 普通 |
「つみれ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.8 | g | 普通 |
コレステロール | 40 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「つみれ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 570 | mg | 多い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 60 | mg | 多い |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 2.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.15 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
つみれと同じ魚の練り物ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
かに風味かまぼこ | 89 | 10.2 | 12.1 | 0.5 | (0) |
昆布巻きかまぼこ | 83 | 11.2 | 8.9 | 0.5 | - |
す巻きかまぼこ | 89 | 9.7 | 12.0 | 0.8 | (0) |
蒸しかまぼこ | 93 | 11.0 | 12.0 | 0.9 | (0) |
焼き抜きかまぼこ | 102 | 8.7 | 16.2 | 1.0 | (0) |
焼き竹輪 | 107 | 12.1 | 13.2 | 0.4 | (0) |
だて巻 | 190 | 18.8 | 14.6 | 7.5 | (0) |
つみれ | 104 | 8.2 | 12.0 | 4.3 | (0) |
なると | 80 | 11.7 | 7.6 | 0.4 | (0) |
はんぺん | 93 | 11.5 | 9.9 | 1.0 | (0) |
さつま揚げ | 116 | 12 | 11.3 | 2.4 | (0) |
魚肉ハム | 155 | 13.1 | 13.4 | 6.7 | (0) |
魚肉ソーセージ | 158 | 14.5 | 11.5 | 7.2 | (0) |
黒はんぺん | 119 | 15.2 | 11.2 | 2.9 | 0.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。