このページではつみれのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
つみれのカロリーは104kcal(100gあたり)!これってどうなの?
つみれの可食部100gあたりのカロリーは、104kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中936位です。これは多い順にすると上位58%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでつみれのカロリーを評価すると、296件中164位です。これは上位から55%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 104Kcal |
全体での評価 | 936位 / 1592件中(上位58%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 164位 / 296件中(上位55%…平均的) |
つみれはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜつみれのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
なぜつみれのカロリーはやや低いのか?
つみれは魚(練り物)の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは104kcalと評価されています。他の食材と比較して「やや低い」とされる理由について、以下の栄養データを参照して考察してみましょう。
糖質が低い
つみれの糖質は8.2gと評価されており、「低い」とされています。糖質はエネルギーの源となりますが、摂りすぎると体重増加や血糖値の上昇につながることがあります。つみれの糖質が低いことで、カロリーも抑えられることが考えられます。
食物繊維が無し
つみれには食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちますが、カロリーには直接的な影響はありません。食物繊維が無いことで、つみれのカロリーがやや低いとされる要因とは言えませんが、全体的な栄養バランスを考える上で留意すべき点です。
タンパク質と脂質は普通
つみれのタンパク質は12g、脂質は4.3gと評価されています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、脂質はエネルギーの源となります。つみれのタンパク質と脂質は、他の食材と比較して「普通」と評価されています。これらの栄養素のバランスも、つみれのカロリーがやや低い理由の一つと考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、つみれのカロリーがやや低い理由は、糖質が低いことやタンパク質と脂質のバランスなどが関係していると言えます。ただし、食物繊維が無い点については留意すべきです。つみれはカロリーを気にしながらも、栄養バランスを考えた食事の一部として摂取することがおすすめです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「つみれ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.2g | 4 | 32.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 12.0g | 4 | 48kcal |
脂質 | 4.3g | 9 | 38.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「つみれ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、48kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
つみれは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
つみれは、低糖質ダイエットに使える?
魚(練り物)の「つみれ」は、糖質量が8.2gで、した。
つみれは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ
低糖質ダイエットを実践している方にとって、食材の選択は非常に重要です。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らすことができます。そこで、魚(練り物)の一つである「つみれ」が低糖質ダイエットに適しているかについて考えてみましょう。
つみれは、魚のすり身を主成分として作られることが一般的です。そのため、魚の栄養素やタンパク質を摂取することができます。また、つみれはさまざまな調味料や野菜を加えて作ることができるため、栄養バランスも考えやすいです。
しかし、つみれは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材と言えます。なぜなら、つみれには糖質が含まれているからです。糖質量は8.2gとなっており、ダイエット中に摂取するにはやや高めです。
ただし、糖質量が控えめであるという点では、つみれは選択肢の一つとなりえます。他の食材と組み合わせることで、糖質の摂取量をコントロールすることが可能です。例えば、つみれを野菜と一緒に炒めるなどの調理方法を選ぶことで、糖質の吸収を緩やかにすることができます。
また、つみれは低脂肪であるという利点もあります。低脂肪でありながら、タンパク質を豊富に含んでいるため、食事の満足感を得ることができます。ダイエット中はカロリー制限をしなければならないため、低脂肪かつタンパク質が摂れる食材は重宝されます。
つみれは低糖質ダイエットには不向きな食材ではありますが、糖質量は控えめです。適切な調理方法や他の食材との組み合わせによって、糖質の摂取量を調整することができます。低脂肪かつタンパク質を摂りたい方にはおすすめの食材です。ただし、個々のダイエット目標や体質に合わせて摂取量を調整することが大切です。
つみれは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キリン
つみれは、低脂質ダイエットに使える?
魚の練り物である「つみれ」は、低脂質の食材として知られていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。今回は、つみれの脂質量について調査し、その結果をお伝えします。
つみれの脂質量は4.3g
まず、つみれの脂質量ですが、なんと4.3gということがわかりました。これは、一般的なつみれの脂質量の平均値です。つみれは魚を主成分としているため、他の練り物に比べると脂質の量は控えめです。
つみれは低脂質ダイエットには不向き?
しかし、つみれが低脂質ダイエットに使えるかというと、どちらかというと不向きと言えます。なぜなら、つみれには他の成分も含まれており、脂質以外の栄養素も考慮する必要があるからです。
バランスの取れた食事が大切
低脂質ダイエットを実践する際には、単体の食材だけでなく、全体の食事のバランスも重要です。つみれを摂取する際には、他の脂質の少ない食材と組み合わせることで、バランスの良い食事を心掛けましょう。
まとめ
つみれは、脂質の量は控えめであるものの、低脂質ダイエットには不向きと言えます。バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。つみれを摂取する際には、他の脂質の少ない食材と組み合わせることで、より健康的な食事を実現しましょう。
最後に、つみれの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「つみれ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 104 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 6.5 | g | |
└糖質 | 8.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.0 | g | 普通 |
脂質 | 4.3 | g | 普通 |
「つみれ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.8 | g | 普通 |
コレステロール | 40 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「つみれ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 570 | mg | 多い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 60 | mg | 多い |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 2.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.15 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
つみれと同じ魚の練り物ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
かに風味かまぼこ | 89 | 10.2 | 12.1 | 0.5 | (0) |
昆布巻きかまぼこ | 83 | 11.2 | 8.9 | 0.5 | - |
す巻きかまぼこ | 89 | 9.7 | 12.0 | 0.8 | (0) |
蒸しかまぼこ | 93 | 11.0 | 12.0 | 0.9 | (0) |
焼き抜きかまぼこ | 102 | 8.7 | 16.2 | 1.0 | (0) |
焼き竹輪 | 107 | 12.1 | 13.2 | 0.4 | (0) |
だて巻 | 190 | 18.8 | 14.6 | 7.5 | (0) |
つみれ | 104 | 8.2 | 12.0 | 4.3 | (0) |
なると | 80 | 11.7 | 7.6 | 0.4 | (0) |
はんぺん | 93 | 11.5 | 9.9 | 1.0 | (0) |
さつま揚げ | 116 | 12 | 11.3 | 2.4 | (0) |
魚肉ハム | 155 | 13.1 | 13.4 | 6.7 | (0) |
魚肉ソーセージ | 158 | 14.5 | 11.5 | 7.2 | (0) |
黒はんぺん | 119 | 15.2 | 11.2 | 2.9 | 0.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。