このページでは、魚の黒はんぺんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
黒はんぺんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは黒はんぺんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 119 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 13.7 | g | |
└糖質 | 15.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 11.2 | g | 普通 |
脂質 | 2.9 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<水産練り製品> 黒はんぺん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、黒はんぺんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
黒はんぺんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:アサヒビール
黒はんぺんとは?どんな食材?
黒はんぺんは、魚(練り物)の一種であります。その特徴は、黒い色合いであることです。この食材は、主に日本料理で使用され、多くの人々に親しまれています。
黒はんぺんの材料
黒はんぺんの主な材料は、魚のすり身や魚のすり身を使った練り物です。一般的には、タイやサバ、スケトウダラなどの魚を使用します。これらの魚のすり身に、調味料や香辛料を加えて練り上げ、形状を整えて作られます。
黒はんぺんの特徴
黒はんぺんは、その独特の黒い色合いが特徴です。この色は、魚のすり身に含まれる鉄分やアミノ酸の反応により生まれます。また、食感はやわらかく、噛むと口の中でほどけるような食感が楽しめます。
黒はんぺんの利用方法
黒はんぺんは、日本料理の様々な料理に利用されます。例えば、おでんや煮物、炒め物、揚げ物など、幅広い料理に活用されます。また、おにぎりやお弁当の具材としても利用されることがあります。
まとめ
黒はんぺんは、魚(練り物)の一種であり、黒い色合いが特徴です。魚のすり身を使用して作られ、やわらかい食感が楽しめます。日本料理の様々な料理に利用され、幅広い食べ方があります。黒はんぺんは、日本の食文化において重要な存在であり、多くの人々に愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は黒はんぺんがダイエットにどう役立つか説明します!
黒はんぺんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ヤマサ
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
黒はんぺんは、可食部100gあたりで119kcalという比較的低いカロリー量です。この低カロリーな特性から、ダイエット中の方にとっては優れた食材と言えます。黒はんぺんを摂取することで、食事のカロリー摂取量を抑えることができ、体重管理をサポートすることができます。
2. タンパク質を豊富に含んでいるため、筋肉の生成や修復に役立つ
黒はんぺんは、可食部100gあたりで11.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の生成や修復に不可欠な栄養素です。黒はんぺんを摂取することで、筋肉量の増加や筋肉の修復をサポートすることができます。特に、運動やトレーニングを行っている方にとっては、黒はんぺんは優れたタンパク源となるでしょう。
3. 糖質や脂質が控えめであるため、血糖値やコレステロールの管理に役立つ
黒はんぺんは、糖質が13.7g、脂質が2.9gと控えめな量です。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の上昇を抑制するために重要です。また、脂質の摂取量を控えることは、コレステロールの管理にも役立ちます。黒はんぺんを摂取することで、血糖値やコレステロールの管理をサポートすることができます。
以上のように、黒はんぺんは低カロリーでありながらタンパク質を豊富に含み、糖質や脂質が控えめな食材です。これらの特性から、ダイエットや筋肉の生成・修復、血糖値やコレステロールの管理に役立つと言えます。健康的な食事に取り入れることで、バランスの取れた食事を実現することができます。
おすすめ:黒はんぺんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
黒はんぺんに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キリン
1. ナトリウムが多い
黒はんぺんは、可食部100gあたりに560 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは、塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。そのため、塩分制限が必要な方や高血圧の方は、摂取量に注意が必要です。
2. カルシウムが多い
黒はんぺんには、カルシウムも多く含まれています。可食部100gあたりに110 mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは、骨や歯の形成に重要な役割を果たす栄養素です。そのため、骨密度を維持するためには、適切なカルシウム摂取が必要です。
3. ヨウ素、セレン、クロムが多い
黒はんぺんには、ヨウ素、セレン、クロムといった微量栄養素も多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に関与し、セレンは抗酸化作用を持ち、クロムは血糖値の調節に関与しています。これらの栄養素は、体内の機能維持に重要な役割を果たしており、バランスの取れた食事をするためには適切な摂取が必要です。
以上のように、黒はんぺんはナトリウムやカルシウムが多く含まれており、ヨウ素、セレン、クロムといった微量栄養素も豊富です。ただし、ナトリウムの摂取量には注意が必要であり、塩分制限が必要な方や高血圧の方は摂取量を制限する必要があります。一方で、カルシウムや微量栄養素は体内の機能維持に重要な役割を果たしており、バランスの取れた食事に取り入れることが推奨されます。
黒はんぺんに含まれるビタミンを解説!
引用元:アサヒビール
黒はんぺんのビタミンの特徴
黒はんぺんに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量は多い
黒はんぺんにはレチノールという形でビタミンAが含まれており、可食部100gあたり4 μgもの量が含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たすため、黒はんぺんはビタミンAを摂取するための良い食品と言えます。
2. ビタミンDの含有量も多い
黒はんぺんにはビタミンDが4.8 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するため、骨や歯の健康に重要な役割を果たします。黒はんぺんはビタミンDを豊富に含むため、骨や歯の健康の維持に役立つ食品と言えます。
3. ナイアシンとビオチンの含有量も多い
黒はんぺんにはナイアシンとビオチンも豊富に含まれています。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、ビオチンは健康な皮膚や髪の維持に役立つビタミンです。黒はんぺんはこれらのビタミンを十分に摂取するための良い選択肢となります。
以上のように、黒はんぺんはビタミンA、ビタミンD、ナイアシン、ビオチンの含有量が多い食品です。これらのビタミンは健康維持に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事に黒はんぺんを取り入れることはおすすめです。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は黒はんぺんの使用例としてレシピをご紹介します。
黒はんぺんを使ったレシピ5選!
#1 静岡:黒はんぺん
イワシ、ショウガ、赤味噌、砂糖、片栗粉、万能ネギ
イワシの身をたっぷり使った静岡名物、黒はんぺんを自宅で作れるレシピ。イワシのすり身は赤味噌とショウガを加えて練るから臭みもなく、独特の深い味わいが生まれます。…
レシピを見る#2 熱海のはんぺんそば
ゆでそば、黒はんぺん(なければはんぺん)、青ねぎ、みょうが
静岡の黒はんぺんを使ったそばのレシピ。イワシの香りと旨味が詰まった黒はんぺんは出汁との相性もバッチリです。…
レシピを見る#3 静岡おでん
牛肉(牛すじ肉)、しょうゆ、大根、厚揚げ、こんにゃく、黒はんぺん、なると、結び昆布、青海苔、等
牛すじの煮込み汁を使った静岡おでんのレシピ。かつおベースの出汁に牛すじを煮込んだ煮汁を加えるのが静岡風。…
レシピを見る#4 静岡おでん
昆布、しょうゆ、みりん、砂糖、牛筋、大根、コンニャク、ちくわ、黒はんぺん、等
黒はんぺんと「だし粉」が特徴的な静岡おでんを、家庭でも作れるレシピ。「だし粉」とはいわしの煮干しなどを削って粉にし、青のりと合わせたもののこと。…
レシピを見る#5 真っ黒なつゆ! 串おでん
焼きちくわ、黒はんぺん、結び昆布、だし汁(かつおだし)、青のり、粉かつお、砂糖、みりん、しょうゆ、等
このレシピは黒はんぺんを使った串おでんの料理です。黒いつゆが印象的で、静岡おでんの定番具材である黒はんぺんや牛すじを串に刺して煮込みます。…
レシピを見る最後に、黒はんぺんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「黒はんぺん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 119 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 13.7 | g | |
└糖質 | 15.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 11.2 | g | 普通 |
脂質 | 2.9 | g | 普通 |
「黒はんぺん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 70.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | 35 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「黒はんぺん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 560 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 110 | mg | 多い |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 150 | mg | 普通 |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 13 | μg | 多い |
セレン | 30 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 4.8 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 4.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.25 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
黒はんぺんと同じ魚の練り物ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
かに風味かまぼこ | 89 | 10.2 | 12.1 | 0.5 | (0) |
昆布巻きかまぼこ | 83 | 11.2 | 8.9 | 0.5 | - |
す巻きかまぼこ | 89 | 9.7 | 12.0 | 0.8 | (0) |
蒸しかまぼこ | 93 | 11.0 | 12.0 | 0.9 | (0) |
焼き抜きかまぼこ | 102 | 8.7 | 16.2 | 1.0 | (0) |
焼き竹輪 | 107 | 12.1 | 13.2 | 0.4 | (0) |
だて巻 | 190 | 18.8 | 14.6 | 7.5 | (0) |
つみれ | 104 | 8.2 | 12.0 | 4.3 | (0) |
なると | 80 | 11.7 | 7.6 | 0.4 | (0) |
はんぺん | 93 | 11.5 | 9.9 | 1.0 | (0) |
さつま揚げ | 116 | 12 | 11.3 | 2.4 | (0) |
魚肉ハム | 155 | 13.1 | 13.4 | 6.7 | (0) |
魚肉ソーセージ | 158 | 14.5 | 11.5 | 7.2 | (0) |
黒はんぺん | 119 | 15.2 | 11.2 | 2.9 | 0.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。