このページでは、魚の魚肉ハムを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
魚肉ハムのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは魚肉ハムの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 155 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 11.1 | g | |
└糖質 | 13.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.4 | g | 多い |
脂質 | 6.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<水産練り製品> 魚肉ハム」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、魚肉ハムがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
魚肉ハムはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
魚肉ハムとは?どんな食材?
魚肉ハムは、魚の練り物の一種であり、魚を主成分として使用して作られます。その名前からも分かるように、ハムのような形状を持ち、魚の風味を楽しむことができます。
魚肉ハムの特徴
魚肉ハムの特徴は、まずその柔らかな食感です。魚を練りこんで作られるため、口の中で崩れやすく、噛むことなく食べることができます。また、魚特有の風味があり、さっぱりとした味わいが特徴です。
魚肉ハムの利用方法
魚肉ハムは、さまざまな料理に利用することができます。例えば、サンドイッチやサラダの具材として使ったり、お弁当のおかずとしてもおすすめです。また、スライスして醤油やポン酢で食べるのも美味しいですよ。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は魚肉ハムがダイエットにどう役立つか説明します!
魚肉ハムはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
魚肉ハムのカロリーは平均的であり、バランスの取れた食事に役立つ
魚肉ハムの栄養データを見ると、可食部100gあたりのカロリーは155kcalと平均的な値です。これは、一般的な食事の中でバランスを取ることができるカロリー量です。健康的な食事は、適切なカロリー摂取量が重要であり、魚肉ハムはその点で役立つ食材と言えます。
魚肉ハムはタンパク質が多く含まれており、筋肉の形成や修復に役立つ
魚肉ハムには可食部100gあたりで13.4gのタンパク質が含まれています。タンパク質は、筋肉の形成や修復に不可欠な栄養素であり、健康的な食事には必要不可欠です。魚肉ハムのタンパク質量は多く、筋肉の健康をサポートするために役立つ食材と言えます。
魚肉ハムには塩分が多く含まれているため、摂取量には注意が必要
魚肉ハムの塩分は可食部100gあたりで2.3gと多いです。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高める可能性がありますので、摂取量には注意が必要です。健康的な食事には塩分制限が推奨されており、魚肉ハムを摂取する際には塩分の摂取量を考慮する必要があります。
おすすめ:魚肉ハムのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
魚肉ハムに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
魚肉ハムは、可食部100gあたりに900 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。そのため、魚肉ハムを摂取する際には、塩分摂取量に注意が必要です。
2. カリウムやカルシウムが普通
魚肉ハムには、カリウムやカルシウムなどの無機質栄養素も含まれていますが、その含有量は普通です。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割があります。カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、魚肉ハムからも摂取できます。
3. 亜鉛やマンガンなどの微量栄養素も含まれる
魚肉ハムには、亜鉛やマンガンなどの微量栄養素も含まれています。亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与し、マンガンは酵素の働きをサポートする役割があります。これらの微量栄養素は、健康な体を維持するために必要な成分です。
以上のように、魚肉ハムはナトリウムが多く含まれている一方で、カリウムやカルシウムなどの無機質栄養素もバランスよく含まれています。また、微量栄養素も含まれており、健康維持に役立つ食材であると言えます。ただし、塩分摂取量には注意が必要です。
魚肉ハムに含まれるビタミンを解説!
魚肉ハムのビタミンの特徴
魚肉ハムに含まれるビタミンの特徴について、以下の3つをご説明いたします。
1. ビタミンDが多く含まれています
魚肉ハムには、ビタミンDが1.6 μg含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする役割があります。特に日光によるビタミンDの生成が難しい季節や地域では、魚肉ハムを摂取することでビタミンDを補給することができます。
2. ビタミンEが普通以上に含まれています
魚肉ハムには、ビタミンEのうちα-トコフェロールが0.6 mg含まれています。また、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールも多く含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。魚肉ハムの摂取により、ビタミンEを効果的に摂ることができます。
3. ビタミンB群が多く含まれています
魚肉ハムには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12が多く含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギー代謝に関与し、神経や血液の健康維持にも重要な役割を果たします。魚肉ハムを摂取することで、これらのビタミンB群を効果的に摂ることができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は魚肉ハムの使用例としてレシピをご紹介します。
魚肉ハムを使ったレシピ2選!
#1 ささっとコク旨♪ 魚肉ハムとしめじのカレーマヨ炒め
オリーブオイル、マヨネーズ、カレー粉、塩こしょう
このレシピは、魚肉ハムとしめじを使ったカレーマヨ炒めです。カレーとマヨネーズの組み合わせが、とっても美味しいです!材料はマヨネーズとカレー粉の2つだけで、簡単に作れます。…
レシピを見る最後に、魚肉ハムの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「魚肉ハム」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 155 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 11.1 | g | |
└糖質 | 13.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.4 | g | 多い |
脂質 | 6.7 | g | 普通 |
「魚肉ハム」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 66.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.8 | g | 多い |
コレステロール | 28 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「魚肉ハム」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 900 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 45 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 50 | mg | 普通 |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.11 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 1.6 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.60 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: フィッシュハム
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
魚肉ハムと同じ魚の練り物ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
かに風味かまぼこ | 89 | 10.2 | 12.1 | 0.5 | (0) |
昆布巻きかまぼこ | 83 | 11.2 | 8.9 | 0.5 | - |
す巻きかまぼこ | 89 | 9.7 | 12.0 | 0.8 | (0) |
蒸しかまぼこ | 93 | 11.0 | 12.0 | 0.9 | (0) |
焼き抜きかまぼこ | 102 | 8.7 | 16.2 | 1.0 | (0) |
焼き竹輪 | 107 | 12.1 | 13.2 | 0.4 | (0) |
だて巻 | 190 | 18.8 | 14.6 | 7.5 | (0) |
つみれ | 104 | 8.2 | 12.0 | 4.3 | (0) |
なると | 80 | 11.7 | 7.6 | 0.4 | (0) |
はんぺん | 93 | 11.5 | 9.9 | 1.0 | (0) |
さつま揚げ | 116 | 12 | 11.3 | 2.4 | (0) |
魚肉ハム | 155 | 13.1 | 13.4 | 6.7 | (0) |
魚肉ソーセージ | 158 | 14.5 | 11.5 | 7.2 | (0) |
黒はんぺん | 119 | 15.2 | 11.2 | 2.9 | 0.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。