パン粉のカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

パン粉のカロリーは277kcal（100gあたり）！これってどうなの？

パン粉の可食部100gあたりのカロリーは、277kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中385位です。これは多い順にすると上位24％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのでパン粉のカロリーを評価すると、100件中54位です。これは上位から54％に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。

カロリー	277Kcal
全体での評価	385位 / 1592件中（上位24％…高い）
「穀物」ジャンル内での評価	54位 / 100件中（上位54％…平均的）

なぜパン粉のカロリーは高いの？なにが含まれているの？

パン粉のカロリーが高い理由

パン粉のカロリーは可食部100gあたり277kcalと、他の食材と比較して高いとされています。

糖質が多い

パン粉には糖質が多く含まれています。糖質はエネルギー源として体内で利用されるため、摂取するとカロリーの増加につながります。

食物繊維が多い

また、パン粉には食物繊維も多く含まれています。食物繊維は消化吸収されにくいため、満腹感を持続させる効果がありますが、同時にカロリーも増やす要因となります。

タンパク質と脂質は普通

一方で、パン粉に含まれるタンパク質と脂質は普通の量です。タンパク質は筋肉の材料として重要ですが、エネルギー源としては糖質の方が効率的です。脂質もエネルギー源として利用されますが、パン粉に含まれる脂質の量は他の食材と比べて多くはありません。

まとめ

以上の栄養データからわかるように、パン粉のカロリーが高い理由は、糖質と食物繊維の含有量が多いためです。糖質はエネルギー源として利用されるため、摂取するとカロリーが増えます。また、食物繊維も満腹感を持続させる効果がありますが、同時にカロリーも増やす要因となります。タンパク質と脂質の量は普通であり、エネルギー源としては糖質の方が効率的です。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「パン粉」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	47.0g	4	188kcal
炭水化物のうち、食物繊維	3.0g	2	6kcal
たんぱく質	11.0g	4	44kcal
脂質	5.1g	9	45.9kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

パン粉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

パン粉は、低糖質ダイエットに使える？

パン粉は、穀物（製粉）の一種であり、料理において衣やつけダレの材料としてよく使用されます。しかし、パン粉は糖質量が高く、低糖質ダイエットには不向きな食材と言えます。

パン粉の糖質量は47g

パン粉の糖質量は、なんと47gもあります。これは一般的な低糖質ダイエットにおいて許容される範囲をはるかに超えています。低糖質ダイエットでは、糖質摂取量を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進することが目的です。しかし、パン粉の摂取によって糖質摂取量が増えてしまうため、効果的なダイエットにはなりません。

パン粉は血糖値の急上昇を引き起こす

パン粉は、糖質の主成分である糖を含んでいます。糖は消化されるとブドウ糖に分解され、血液中に吸収されます。その結果、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えます。低糖質ダイエットでは、血糖値の急上昇を避けるために糖質摂取を制限することが重要です。しかし、パン粉を摂取することで血糖値が急上昇し、逆に脂肪の蓄積を促進してしまう可能性があります。

パン粉の代替品としての選択肢

低糖質ダイエットを実践する際には、パン粉の代替品を選ぶことが重要です。代替品としては、アーモンドフラワーやココナッツフラワーなどのナッツ系の粉や、大豆粉、豆腐、チーズなどがあります。これらの食材は糖質量が低く、低糖質ダイエットに適しています。また、パン粉の代わりに卵やヨーグルトを使うこともできます。

まとめ

パン粉は、糖質量が47gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食材です。血糖値の急上昇を引き起こし、脂肪の蓄積を促進する可能性があります。低糖質ダイエットを実践する際には、パン粉の代替品を選ぶことが重要です。アーモンドフラワーやココナッツフラワーなどのナッツ系の粉や、大豆粉、豆腐、チーズなどがおすすめです。パン粉を使わずに、より効果的な低糖質ダイエットを実践しましょう。

パン粉は、低脂質ダイエットに使える！？

パン粉は、低脂質ダイエットに使える？

パン粉は、低脂質が5.1gでした。

パン粉は低脂質ダイエットにどちらかというと不向き

パン粉は、低脂質ダイエットに使える食材とは言えません。しかし、その脂質の量は控えめです。

パン粉の脂質量は控えめ

パン粉は、穀物（製粉）から作られる食材です。そのため、脂質の量は他の高脂質の食材に比べて控えめです。

パン粉の低脂質量は5.1g

パン粉100gあたりの脂質量は、5.1gです。これは一般的な食材と比べると低い数値です。

まとめ

パン粉は、低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材です。しかし、脂質の量は控えめであり、他の高脂質の食材と比べると低い数値です。ダイエット中でも適度に使用することで、バランスの取れた食事を楽しむことができます。ただし、過剰な使用は避け、食材全体の栄養バランスを考えることが重要です。

「パン粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	277	Kcal	高い
炭水化物	47.6	g
└糖質	47.0	g	多い
└食物繊維	3.0	g	多い
たんぱく質	11.0	g	普通
脂質	5.1	g	普通
「パン粉」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	35.0	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	1.3	g	普通
コレステロール	(0)	mg	無し
食塩相当量	0.9	mg	普通
アルコール	-	g	無し
「パン粉」のビタミン・無機質等
ナトリウム	350	mg	多い
カリウム	110	mg	普通
カルシウム	25	mg	普通
マグネシウム	29	mg	普通
リン	97	mg	普通
鉄	1.1	mg	普通
亜鉛	0.7	mg	普通
銅	0.15	mg	多い
マンガン	0.47	mg	多い
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	(0)	μg	無し
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	3	μg	普通
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	3	μg	普通
└レチノール活性当量	Tr	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.3	mg	普通
└β-トコフェロール	0.2	mg	多い
└γ-トコフェロール	0.4	mg	多い
└δ-トコフェロール	0.3	mg	多い
ビタミンK	(Tr)	μg	無し
ビタミンB1	0.11	mg	多い
ビタミンB2	0.02	mg	低い
ナイアシン	1.2	mg	普通
ビタミンB6	0.05	mg	普通
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.41	mg	普通
ビオチン	-	μg	無し
ビタミンC	(0)	mg	無し

(100 g：621 mL、100 mL：16.1 g)

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

パン粉と同じ穀物の製粉ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
小麦粉（薄力粉）	349	74.1	8.3	1.5	2.5
小麦粉（中力粉）	337	73.2	9.0	1.6	2.8
小麦粉（強力粉）	337	70.1	11.8	1.5	2.7
パン粉	277	47.0	11.0	5.1	3.0
そば粉	339	67.3	12.0	3.1	4.3
とうもろこし粉（玄穀）	341	63.3	8.6	5.0	9.0
とうもろこし粉（コーンミール）	375	66.1	8.3	4.0	8.0
とうもろこし粉（コーングリッツ）	352	74.7	8.2	1.0	2.4
とうもろこし粉（コーンフラワー）	347	75.6	6.6	2.8	1.7
はとむぎ（精白粒）	353	72.4	13.3	1.3	0.6
ひえ（精白粒）	361	70.2	9.4	3.3	4.3
もろこし（玄穀）	344	62.7	10.3	4.7	9.7
もろこし（精白粒）	348	71.5	9.5	2.6	4.4
ライむぎ（全粒粉）	317	60.0	12.7	2.7	13.3
ライむぎ（ライ麦粉）	324	64.0	8.5	1.6	12.9

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。