このページでは、穀物のとうもろこし粉(コーンフラワー)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
とうもろこし粉(コーンフラワー)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはとうもろこし粉(コーンフラワー)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 347 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 76.1 | g | |
└糖質 | 75.6 | g | 多い |
└食物繊維 | 1.7 | g | 普通 |
たんぱく質 | 6.6 | g | 普通 |
脂質 | 2.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「とうもろこし コーンフラワー 黄色種」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、とうもろこし粉(コーンフラワー)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
とうもろこし粉(コーンフラワー)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
とうもろこし粉(コーンフラワー)とは?どんな食材?
とうもろこし粉(コーンフラワー)は、とうもろこしを製粉した粉末状の食材です。とうもろこしの実を乾燥させ、製粉することで作られます。とうもろこしの特徴的な甘みと風味を持ちながら、粉末状になっているため、様々な料理やお菓子作りに利用されます。
とうもろこし粉の特徴
とうもろこし粉は、小麦粉と比べてグルテンフリーな特徴があります。グルテンは小麦に含まれるたんぱく質であり、アレルギーを持つ人やグルテンを摂取できない人にとっては適した代替品となります。また、とうもろこし粉は白くて粉っぽい見た目をしていますが、粘りや弾力がないため、さっくりとした食感を与えることができます。
とうもろこし粉の使い方
とうもろこし粉は、料理やお菓子作りに幅広く利用されています。例えば、グルテンフリーのパンやケーキ、ビスケットなどの焼き菓子に使われることがあります。また、トルティーヤやタコスの皮、フライドチキンの衣にも使用されます。さらに、スープやシチューのとろみ付けにも使われることがあります。とうもろこし粉は、その特徴的な風味とさっくりとした食感を活かして、様々な料理にアクセントを与えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はとうもろこし粉(コーンフラワー)がダイエットにどう役立つか説明します!
とうもろこし粉(コーンフラワー)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
とうもろこし粉のカロリーが高い
とうもろこし粉は可食部100gあたり347kcalと、比較的高いカロリーを含んでいます。高カロリー食品は、エネルギー源として利用されるため、適度な量で摂取することが重要です。
とうもろこし粉には炭水化物が多い
とうもろこし粉には76.1gの炭水化物が含まれており、エネルギーの主要な供給源となります。炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、脳や筋肉のエネルギーとして利用されます。
とうもろこし粉には食物繊維が含まれている
とうもろこし粉には1.7gの食物繊維が含まれており、腸の働きを促進する効果があります。食物繊維は便通を良くし、腸内環境を整えることで健康をサポートします。
以上のように、とうもろこし粉はエネルギー源として利用される炭水化物が豊富であり、また食物繊維も含まれています。適切な量で摂取することで、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、カロリーが高いため、過剰摂取には注意が必要です。
おすすめ:とうもろこし粉(コーンフラワー)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
とうもろこし粉(コーンフラワー)に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが低い
とうもろこし粉(コーンフラワー)は、可食部100gあたりに1 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。そのため、ナトリウムが低いとうもろこし粉は、塩分制限が必要な方や健康を意識している方にとって適した食材です。
2. カリウムが普通
とうもろこし粉(コーンフラワー)には、可食部100gあたりに200 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスや神経・筋肉の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。カリウムが普通量含まれているとうもろこし粉は、バランスの取れた食事を心がける上で有益な食材と言えます。
3. ミネラルが普通量含まれている
とうもろこし粉(コーンフラワー)には、可食部100gあたりにマグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルが普通量含まれています。これらのミネラルは、体内の様々な代謝や酵素反応に関与し、健康な体を維持するために必要です。とうもろこし粉はこれらのミネラルを摂取するための一つの手段として利用できます。
以上のように、とうもろこし粉(コーンフラワー)はナトリウムが低く、カリウムが普通量含まれ、ミネラルも普通量含まれている特徴を持っています。健康や栄養バランスを考えた食事に取り入れる際には、これらの特徴を活かして利用することができます。
とうもろこし粉(コーンフラワー)に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
とうもろこし粉(コーンフラワー)に含まれるビタミンAは、レチノールは含まれておらず、代わりにα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量の形で多く含まれています。これらの成分は、体内で必要な分量のビタミンAに変換されるため、ビタミンAの補給には適しています。
2. ビタミンEの特徴
とうもろこし粉(コーンフラワー)に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールとγ-トコフェロールが多く含まれています。一方、β-トコフェロールとδ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たすため、とうもろこし粉はビタミンEの補給に一定の効果が期待できます。
3. ビタミンB群の特徴
とうもろこし粉(コーンフラワー)には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要です。特にビタミンB1とビタミンB6の含有量は多く、ビタミンB群の補給には適しています。
最後に、とうもろこし粉(コーンフラワー)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とうもろこし粉(コーンフラワー)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 347 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 76.1 | g | |
└糖質 | 75.6 | g | 多い |
└食物繊維 | 1.7 | g | 普通 |
たんぱく質 | 6.6 | g | 普通 |
脂質 | 2.8 | g | 普通 |
「とうもろこし粉(コーンフラワー)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「とうもろこし粉(コーンフラワー)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 31 | mg | 普通 |
リン | 90 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.13 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 14 | μg | 多い |
└β-カロテン | 69 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 100 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 130 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: とうきび/歩留り: 4~12 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
とうもろこし粉(コーンフラワー)と同じ穀物の製粉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
小麦粉(薄力粉) | 349 | 74.1 | 8.3 | 1.5 | 2.5 |
小麦粉(中力粉) | 337 | 73.2 | 9.0 | 1.6 | 2.8 |
小麦粉(強力粉) | 337 | 70.1 | 11.8 | 1.5 | 2.7 |
パン粉 | 277 | 47.0 | 11.0 | 5.1 | 3.0 |
そば粉 | 339 | 67.3 | 12.0 | 3.1 | 4.3 |
とうもろこし粉(玄穀) | 341 | 63.3 | 8.6 | 5.0 | 9.0 |
とうもろこし粉(コーンミール) | 375 | 66.1 | 8.3 | 4.0 | 8.0 |
とうもろこし粉(コーングリッツ) | 352 | 74.7 | 8.2 | 1.0 | 2.4 |
とうもろこし粉(コーンフラワー) | 347 | 75.6 | 6.6 | 2.8 | 1.7 |
はとむぎ(精白粒) | 353 | 72.4 | 13.3 | 1.3 | 0.6 |
ひえ(精白粒) | 361 | 70.2 | 9.4 | 3.3 | 4.3 |
もろこし(玄穀) | 344 | 62.7 | 10.3 | 4.7 | 9.7 |
もろこし(精白粒) | 348 | 71.5 | 9.5 | 2.6 | 4.4 |
ライむぎ(全粒粉) | 317 | 60.0 | 12.7 | 2.7 | 13.3 |
ライむぎ(ライ麦粉) | 324 | 64.0 | 8.5 | 1.6 | 12.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。