ライむぎ（ライ麦粉）のカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

ライむぎ（ライ麦粉）のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずはライむぎ（ライ麦粉）の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	324	Kcal	高い
炭水化物	75.8	g
└糖質	64.0	g	多い
└食物繊維	12.9	g	多い
たんぱく質	8.5	g	普通
脂質	1.6	g	低い
食塩相当量	0	mg	無し

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「ライむぎ　ライ麦粉」の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、ライむぎ（ライ麦粉）がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

ライむぎ（ライ麦粉）はどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

ライむぎ（ライ麦粉）とは？どんな食材？

ライむぎ（ライ麦粉）は、穀物の一種であり、主に製粉に使用される食材です。ライむぎは、ライ麦という植物の種子から作られます。この穀物は、古くから栽培され、食品として利用されてきました。

1. 栄養価の高い食材

ライむぎは、他の穀物と比べて栄養価が高い食材として知られています。例えば、ライむぎには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘の予防に役立ちます。また、ビタミンB群やミネラルも含まれており、健康維持に寄与します。

2. 独特の風味と食感

ライむぎは、その特有の風味と食感が特徴です。一般的な小麦粉と比べると、ライむぎは香ばしさやコクがあります。また、ライむぎはグルテンの含有量が少ないため、小麦アレルギーを持つ人にも適しています。そのため、パンやクラッカー、パンケーキなどの製品に使用されることがあります。

3. 食事のバリエーションを広げる

ライむぎを使用することで、食事のバリエーションを広げることができます。ライむぎの風味や食感を生かして、パンやクッキー、パンケーキなどを作ることができます。また、ライむぎを混ぜることで、他の穀物の製品にもアレンジすることができます。ライむぎの利用は、食事の楽しみを増やし、健康的な食生活をサポートします。

ライむぎ（ライ麦粉）はダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する

ライむぎ（ライ麦粉）は、可食部100gあたりに12.9gの食物繊維を含んでいます。この量は多いと言えます。食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を良好な状態に保つことができます。また、食物繊維は便通を促進し、便秘の予防や改善にも役立ちます。そのため、ライむぎを摂取することで、健康的な腸内環境を維持することができます。

2. カロリーが高く、エネルギー補給に適している

ライむぎ（ライ麦粉）は、可食部100gあたり324kcalのカロリーを含んでいます。この量は高いと言えます。カロリーは、私たちが日常的に必要とするエネルギーの源です。特に、スポーツをする人や体力を使う仕事をしている人にとっては、十分なエネルギーの補給が必要です。そのため、ライむぎを摂取することで、エネルギー補給に役立つことができます。

3. 脂質が低く、ヘルシーな食材として利用できる

ライむぎ（ライ麦粉）は、可食部100gあたり1.6gの脂質を含んでいます。この量は低いと言えます。脂質は、私たちの体に必要な栄養素ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、脂質を控えたヘルシーな食事を心掛ける必要があります。ライむぎは脂質が低いため、ヘルシーな食材として利用することができます。

おすすめ：ライむぎ（ライ麦粉）のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

ライむぎ（ライ麦粉）に含まれる無機質の栄養を解説！

1. 栄養バランスが良い

ライむぎ（ライ麦粉）は、無機質栄養データを見ると、ナトリウムは低く、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンは普通の量が含まれています。さらに、鉄も多く含まれています。これにより、ライむぎは栄養バランスが良い食材と言えます。

2. ミネラルを豊富に含む

ライむぎには、鉄や亜鉛、銅などのミネラルが含まれています。特に鉄は多く含まれており、貧血の予防に役立つとされています。また、亜鉛や銅も普通の量が含まれており、体の健康維持に貢献します。

3. その他の無機質栄養素は少ない

一方で、ライむぎにはマンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの無機質栄養素はほとんど含まれていません。これらの栄養素は他の食材から摂取する必要があります。そのため、ライむぎを摂取する際には、他の食材との組み合わせによる栄養バランスの考慮が重要です。

以上のように、ライむぎ（ライ麦粉）は栄養バランスが良く、ミネラルを豊富に含んでいますが、その他の無機質栄養素は少ない特徴があります。バランスの取れた食事に取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができるでしょう。

ライむぎ（ライ麦粉）に含まれるビタミンを解説！

1. ビタミンEの含有量が多い

ライむぎ（ライ麦粉）には、ビタミンEが豊富に含まれています。特にα-トコフェロールは0.7 mg含まれており、一般的な食品と比べても十分な量です。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスを軽減する効果があります。

2. ビタミンB群の含有量が多い

ライむぎ（ライ麦粉）には、ビタミンB群も多く含まれています。特にビタミンB1は0.15 mg、ビタミンB2は0.07 mg含まれており、一般的な食品よりも多い量です。これらのビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能をサポートします。

3. ビタミンE以外のビタミンの含有量は普通

ライむぎ（ライ麦粉）に含まれる他のビタミンは、ビタミンEに比べて普通の量です。ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12などのビタミンB群やパントテン酸は、一般的な食品と同様の含有量です。これらのビタミンは、体内の代謝や細胞の機能に必要な栄養素です。

「ライむぎ（ライ麦粉）」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	324	Kcal	高い
炭水化物	75.8	g
└糖質	64.0	g	多い
└食物繊維	12.9	g	多い
たんぱく質	8.5	g	普通
脂質	1.6	g	低い
「ライむぎ（ライ麦粉）」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	13.5	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	0.6	g	普通
コレステロール	(0)	mg	無し
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「ライむぎ（ライ麦粉）」のビタミン・無機質等
ナトリウム	1	mg	低い
カリウム	140	mg	普通
カルシウム	25	mg	普通
マグネシウム	30	mg	普通
リン	140	mg	普通
鉄	1.5	mg	多い
亜鉛	0.7	mg	普通
銅	0.11	mg	普通
マンガン	-	mg	無し
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	(0)	μg	無し
└α-カロテン	-	μg	無し
└β-カロテン	-	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	-	μg	無し
└β-カロテン当量	(0)	μg	無し
└レチノール活性当量	(0)	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.7	mg	普通
└β-トコフェロール	0.3	mg	多い
└γ-トコフェロール	0	mg	無し
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	(0)	μg	無し
ビタミンB1	0.15	mg	多い
ビタミンB2	0.07	mg	普通
ナイアシン	0.9	mg	普通
ビタミンB6	0.10	mg	普通
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.63	mg	多い
ビオチン	-	μg	無し
ビタミンC	(0)	mg	無し

別名:黒麦（くろむぎ）／歩留り： 65～75 %

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

ライむぎ（ライ麦粉）と同じ穀物の製粉ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
小麦粉（薄力粉）	349	74.1	8.3	1.5	2.5
小麦粉（中力粉）	337	73.2	9.0	1.6	2.8
小麦粉（強力粉）	337	70.1	11.8	1.5	2.7
パン粉	277	47.0	11.0	5.1	3.0
そば粉	339	67.3	12.0	3.1	4.3
とうもろこし粉（玄穀）	341	63.3	8.6	5.0	9.0
とうもろこし粉（コーンミール）	375	66.1	8.3	4.0	8.0
とうもろこし粉（コーングリッツ）	352	74.7	8.2	1.0	2.4
とうもろこし粉（コーンフラワー）	347	75.6	6.6	2.8	1.7
はとむぎ（精白粒）	353	72.4	13.3	1.3	0.6
ひえ（精白粒）	361	70.2	9.4	3.3	4.3
もろこし（玄穀）	344	62.7	10.3	4.7	9.7
もろこし（精白粒）	348	71.5	9.5	2.6	4.4
ライむぎ（全粒粉）	317	60.0	12.7	2.7	13.3
ライむぎ（ライ麦粉）	324	64.0	8.5	1.6	12.9

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。