このページでは凍り豆腐(乾)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
凍り豆腐(乾)のカロリーは496kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:味の素
凍り豆腐(乾)の可食部100gあたりのカロリーは、496kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中68位です。これは多い順にすると上位4%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので凍り豆腐(乾)のカロリーを評価すると、68件中1位です。これは上位から1%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 496Kcal |
全体での評価 | 68位 / 1592件中(上位4%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 1位 / 68件中(上位1%…高い) |
凍り豆腐(乾)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ凍り豆腐(乾)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
凍り豆腐(乾)のカロリーが高い理由
凍り豆腐(乾)のカロリーが高い理由について考えてみましょう。凍り豆腐(乾)は、可食部100gあたり496kcalのカロリーがあります。他の食材と比較してみると、確かにカロリーが高いと言えるでしょう。
タンパク質の多さ
凍り豆腐(乾)の特徴の一つは、タンパク質の多さです。可食部100gあたり50.5gのタンパク質を含んでいます。一般的な豆腐と比較すると、凍り豆腐(乾)は水分が抜けているため、タンパク質の濃度が高くなっています。タンパク質はエネルギー源としても重要ですが、その分カロリーも高くなる傾向があります。
脂質の多さ
凍り豆腐(乾)には、可食部100gあたり34.1gの脂質が含まれています。脂質もエネルギー源として重要な栄養素ですが、一般的には高カロリーな成分として知られています。凍り豆腐(乾)に含まれる脂質の量が多いため、カロリーも高くなっているのです。
糖質の低さ
凍り豆腐(乾)は、可食部100gあたり4.3gの糖質を含んでいます。この糖質の量はかなり低いと言えます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、糖質の量が少ないため、カロリーも相対的に低くなっているのです。
食物繊維の多さ
凍り豆腐(乾)には、可食部100gあたり2.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化を助ける役割を果たすため、食べた後の満腹感をもたらすことがあります。食物繊維の量が多いため、カロリーも相対的に高くなっているのです。
以上の理由から、凍り豆腐(乾)のカロリーが高いと評価されています。タンパク質や脂質の含有量が多い一方で、糖質の量は低く、食物繊維の量は多いです。これらの栄養データを考慮すると、凍り豆腐(乾)のカロリーが高い理由が明らかになります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「凍り豆腐(乾)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.3g | 4 | 17.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.5g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | 50.5g | 4 | 202kcal |
脂質 | 34.1g | 9 | 306.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「凍り豆腐(乾)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、306.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
凍り豆腐(乾)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
凍り豆腐(乾)は、低糖質ダイエットに使える?
凍り豆腐(乾)は、糖質量が4.3gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
凍り豆腐(乾)の糖質量は4.3g
凍り豆腐(乾)は、一般的な豆腐に比べて糖質量が低い特徴があります。一般的な豆腐の糖質量は約2.5gですが、凍り豆腐(乾)はその約1.7倍の4.3gとなっています。しかし、これは他の食材と比べると依然として低い数値です。
低糖質ダイエットに効果的な理由
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するとされています。凍り豆腐(乾)は糖質が比較的少ないため、このようなダイエットに適していると言えます。
凍り豆腐(乾)の利用方法
凍り豆腐(乾)は、そのまま食べることもできますが、他の食材と組み合わせて料理に活用することもおすすめです。例えば、サラダやスープに加えることで、食事のボリュームを増やすことができます。また、味付けや調理法によってさまざまなバリエーションを楽しむこともできます。
注意点
凍り豆腐(乾)は、低糖質である一方で、タンパク質やカルシウムなどの栄養素も含まれています。しかし、食材によっては塩分や添加物が含まれている場合もあるため、適度な摂取量やバランスの良い食事を心がけることが大切です。
まとめ
凍り豆腐(乾)は、糖質量が4.3gと比較的低い食材です。そのため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。ただし、栄養バランスや摂取量には注意が必要です。適切な利用方法やバランスの良い食事と組み合わせることで、健康的なダイエットを実践することができるでしょう。
凍り豆腐(乾)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
凍り豆腐(乾)は、低脂質ダイエットに不向き
豆(豆腐)の「凍り豆腐(乾)」は、低脂質が34.1gでした。
低脂質ダイエットを実践している方々にとって、食材の選択は非常に重要です。その中でも、「凍り豆腐(乾)」は一見低脂質であるように思えますが、実はその中には注意が必要な要素が含まれています。
凍り豆腐(乾)の低脂質量
まず、凍り豆腐(乾)の低脂質量について考えてみましょう。一般的に、低脂質食品とは、100g当たりの脂質量が3g以下とされています。凍り豆腐(乾)の脂質量は34.1gであり、この基準を大きく超えています。そのため、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、凍り豆腐(乾)は適していないと言えます。
凍り豆腐(乾)の注意すべき要素
しかし、低脂質量だけを見るだけではなく、凍り豆腐(乾)には他にも注意すべき要素が存在します。まず、凍り豆腐(乾)にはカルシウムが多く含まれています。カルシウムは体内で脂肪の代謝を促進する働きがありますが、過剰摂取すると逆に脂肪を蓄積しやすくなる可能性があります。
また、凍り豆腐(乾)にはタンパク質も多く含まれています。タンパク質は筋肉をつけるために必要な栄養素ですが、摂り過ぎると余剰なエネルギーとして脂肪として蓄積される可能性があります。
低脂質ダイエットに適した食材の選択
低脂質ダイエットを実践する方々にとっては、凍り豆腐(乾)よりも他の食材を選ぶことが望ましいです。例えば、魚や鶏肉などの低脂質なタンパク源や、野菜などの食物繊維が豊富な食材を選ぶことが有効です。また、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。
まとめ
凍り豆腐(乾)は、低脂質ダイエットには不向きな食材であることがわかりました。低脂質量だけでなく、カルシウムやタンパク質の含有量にも注意が必要です。低脂質ダイエットを実践する方々は、他の食材を選ぶことでより効果的なダイエットを実現できるでしょう。
最後に、凍り豆腐(乾)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「凍り豆腐(乾)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 496 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 4.2 | g | |
└糖質 | 4.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 50.5 | g | 多い |
脂質 | 34.1 | g | 多い |
「凍り豆腐(乾)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 7.2 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.0 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「凍り豆腐(乾)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 440 | mg | 多い |
カリウム | 34 | mg | 低い |
カルシウム | 630 | mg | 多い |
マグネシウム | 140 | mg | 多い |
リン | 820 | mg | 多い |
鉄 | 7.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 5.2 | mg | 多い |
銅 | 0.57 | mg | 多い |
マンガン | 4.32 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 19 | μg | 多い |
クロム | 5 | μg | 多い |
モリブデン | 67 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 7 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 9 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 20.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 11.0 | mg | 多い |
ビタミンK | 60 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.10 | mg | 低い |
ビオチン | 21.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 高野豆腐/試料: 炭酸水素ナトリウム処理製品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
凍り豆腐(乾)と同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.9 | 7.0 | 4.9 | 1.1 |
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 | 0.9 |
ソフト豆腐 | 56 | 1.9 | 5.1 | 3.3 | 0.4 |
充てん豆腐 | 56 | 2.4 | 5.0 | 3.1 | 0.3 |
沖縄豆腐 | 99 | 1.1 | 9.1 | 7.2 | 0.5 |
ゆし豆腐 | 47 | 1.8 | 4.3 | 2.8 | 0.3 |
焼き豆腐 | 82 | 1.0 | 7.8 | 5.7 | 0.5 |
生揚げの豆腐 | 143 | (1.1) | 10.7 | 11.3 | 0.8 |
油揚げ | 377 | 2.8 | 23.4 | 34.4 | 1.3 |
がんもどき | 223 | 1.3 | 15.3 | 17.8 | 1.4 |
凍り豆腐(乾) | 496 | 4.3 | 50.5 | 34.1 | 2.5 |
豆腐よう | 183 | 19.6 | 9.5 | 8.3 | 0.8 |
豆腐竹輪(蒸し) | 121 | 7.9 | 14.9 | 4.4 | 0.8 |
豆腐竹輪(焼き) | 133 | 9.3 | 16.1 | 4.9 | 0.7 |
ろくじょう豆腐 | 332 | 3.7 | 34.7 | 21.5 | 3.2 |
絹生揚げの豆腐 | 103 | 1.9 | 7.9 | 7.7 | 1.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。