このページでは豆腐ようのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
豆腐ようのカロリーは183kcal(100gあたり)!これってどうなの?
豆腐ようの可食部100gあたりのカロリーは、183kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中661位です。これは多い順にすると上位41%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので豆腐ようのカロリーを評価すると、68件中41位です。これは上位から60%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 183Kcal |
全体での評価 | 661位 / 1592件中(上位41%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 41位 / 68件中(上位60%…やや低い) |
豆腐ようはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ豆腐ようのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜ豆腐ようのカロリーは平均的のか?
豆(豆腐)の「豆腐よう」のカロリーは、可食部100gあたり183kcalで、他食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされた理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリー
豆腐ようのカロリーは、可食部100gあたり183kcalです。この値は、他の食材と比較して平均的と評価されています。豆腐ようは、糖質や脂質の含有量が普通であり、タンパク質の量も適度です。これにより、カロリーのバランスが取れており、一般的な食事に適していると言えます。
糖質
豆腐ようの糖質は、可食部100gあたり19.6gです。この値は、他の食材と比較して普通と評価されています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。豆腐ようの糖質量は適度であり、健康的な食事に取り入れやすいです。
食物繊維
豆腐ようの食物繊維は、可食部100gあたり0.8gです。この値も他の食材と比較して普通と評価されています。食物繊維は腸内環境を整える役割があり、便通を促進する効果があります。豆腐ように含まれる食物繊維は適度であり、バランスの取れた食事に適しています。
タンパク質
豆腐ようのタンパク質は、可食部100gあたり9.5gです。この値も他の食材と比較して普通と評価されています。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。豆腐ようには適度な量のタンパク質が含まれており、健康的な食事に適しています。
脂質
豆腐ようの脂質は、可食部100gあたり8.3gです。この値も他の食材と比較して普通と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。豆腐ようの脂質量は適度であり、バランスの取れた食事に取り入れやすいです。
以上のように、豆腐ようはカロリーのバランスが取れており、他の栄養素も適度に含まれています。そのため、他の食材と比較して「平均的」と評価されているのです。健康的な食事を心掛ける際には、豆腐ようを積極的に取り入れることをおすすめします。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「豆腐よう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 19.6g | 4 | 78.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.8g | 2 | 1.6kcal |
たんぱく質 | 9.5g | 4 | 38kcal |
脂質 | 8.3g | 9 | 74.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「豆腐よう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、78.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
豆腐ようは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
豆腐ようは、低糖質ダイエットに使える?
豆腐ようは、糖質量が19.6gということで、低糖質ダイエットには不向きです。
豆腐ようの糖質量について
豆腐ようは、一般的には低脂肪であるため、ダイエットに適していると思われがちです。しかし、実際には豆腐ようには糖質が含まれています。糖質は、体内でエネルギー源となるため、過剰な摂取は体重増加の原因となります。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が19.6gという豆腐ようは、制限を超えてしまう可能性があります。
低糖質ダイエットにおすすめの食材
低糖質ダイエットを実践するためには、糖質量の少ない食材を選ぶことが重要です。代表的な低糖質食材としては、鶏肉や魚、野菜などがあります。これらの食材は、糖質が少ないだけでなく、たんぱく質や食物繊維など、体に必要な栄養素も含まれています。また、低糖質ダイエットにおすすめの食材は、豆腐自体も含まれていますが、豆腐ようとは異なり、糖質量がさらに少ないため、積極的に摂取することができます。
まとめ
豆腐ようは、糖質量が19.6gということで、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量の少ない食材を選ぶことが重要です。豆腐自体は低糖質食材の一つですが、豆腐ようは糖質量が多く、制限を超えてしまう可能性があります。代わりに、鶏肉や魚、野菜などの低糖質食材を積極的に摂取しましょう。低糖質ダイエットを成功させるためには、食材選びが重要です。
豆腐ようは、低脂質ダイエットに使える!?
豆腐ようは、低脂質ダイエットに不向き?
豆腐ようは、多くの人にとって健康的な食品として知られています。しかし、低脂質ダイエットを目指している方にとっては、注意が必要な食品かもしれません。なぜなら、豆腐ようには意外にも脂質が含まれているからです。
豆腐ようの脂質量
豆腐ようの脂質量は、一般的には8.3gとされています。これは、一般的な豆腐ようの平均値ですが、商品によっては脂質がさらに多い場合もあります。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この脂質量は少なくないと言えます。
脂質の摂取制限と低脂質ダイエット
低脂質ダイエットを行っている方は、1日の脂質摂取量を制限しています。一般的には、1日に摂取する脂質の割合は全体の20〜30%程度とされています。この制限を守ることで、体重の管理や健康維持に役立つとされています。
豆腐ようの脂質摂取と制限
豆腐ようの脂質量が8.3gであることを考えると、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、摂取することで制限を超える可能性があると言えます。特に、他の食品との組み合わせや調理方法によっては、さらに脂質摂取量が増えることもあります。
代替手段としての豆腐よう
ただし、低脂質ダイエットを行っている方でも、完全に豆腐ようを避ける必要はありません。代わりに、脂質摂取量を抑えるためには、適切な量の豆腐ようを摂取することが重要です。また、他の低脂質な食品と組み合わせることで、バランスの取れた食事を実現することも可能です。
まとめ
豆腐ようは、低脂質ダイエットを行っている方にとっては注意が必要な食品です。脂質量が8.3gということを考慮し、摂取量を制限することが重要です。適切な量を摂取し、他の低脂質な食品と組み合わせることで、バランスの取れた食事を実現しましょう。低脂質ダイエットを成功させるためには、食品の選択と摂取量の管理が大切です。
最後に、豆腐ようの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豆腐よう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 183 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 19.1 | g | |
└糖質 | 19.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.8 | g | 普通 |
たんぱく質 | 9.5 | g | 普通 |
脂質 | 8.3 | g | 普通 |
「豆腐よう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 60.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「豆腐よう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 760 | mg | 多い |
カリウム | 38 | mg | 低い |
カルシウム | 160 | mg | 多い |
マグネシウム | 52 | mg | 多い |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 1.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.7 | mg | 多い |
銅 | 0.22 | mg | 多い |
マンガン | 1.70 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 4 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 45 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 7.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 18 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.40 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.2 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豆腐ようと同じ豆の豆腐ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.9 | 7.0 | 4.9 | 1.1 |
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 | 0.9 |
ソフト豆腐 | 56 | 1.9 | 5.1 | 3.3 | 0.4 |
充てん豆腐 | 56 | 2.4 | 5.0 | 3.1 | 0.3 |
沖縄豆腐 | 99 | 1.1 | 9.1 | 7.2 | 0.5 |
ゆし豆腐 | 47 | 1.8 | 4.3 | 2.8 | 0.3 |
焼き豆腐 | 82 | 1.0 | 7.8 | 5.7 | 0.5 |
生揚げの豆腐 | 143 | (1.1) | 10.7 | 11.3 | 0.8 |
油揚げ | 377 | 2.8 | 23.4 | 34.4 | 1.3 |
がんもどき | 223 | 1.3 | 15.3 | 17.8 | 1.4 |
凍り豆腐(乾) | 496 | 4.3 | 50.5 | 34.1 | 2.5 |
豆腐よう | 183 | 19.6 | 9.5 | 8.3 | 0.8 |
豆腐竹輪(蒸し) | 121 | 7.9 | 14.9 | 4.4 | 0.8 |
豆腐竹輪(焼き) | 133 | 9.3 | 16.1 | 4.9 | 0.7 |
ろくじょう豆腐 | 332 | 3.7 | 34.7 | 21.5 | 3.2 |
絹生揚げの豆腐 | 103 | 1.9 | 7.9 | 7.7 | 1.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。