このページでは、芋のヤーコン(水煮)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ヤーコン(水煮)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはヤーコン(水煮)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 42 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.9 | g | |
└糖質 | 8.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> ヤーコン 塊根 水煮」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ヤーコン(水煮)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ヤーコン(水煮)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ヤーコン(水煮)とは?どんな食材?
ヤーコン(水煮)は、芋加工品の一種であり、ヤーコンという植物の根を使用して作られています。ヤーコンは、南アメリカ原産の植物であり、日本でも栽培されています。その根は、外見はジャガイモに似ていて、甘みがあり、サクサクとした食感が特徴です。
ヤーコン(水煮)の特徴
ヤーコン(水煮)の特徴は、その甘みと食感にあります。ヤーコンは自然な甘さを持っており、独特の風味があります。また、ヤーコンは水分が多く含まれているため、食べるときにはサクサクとした食感が楽しめます。さらに、ヤーコンは低カロリーであり、食物繊維も豊富に含まれているため、ダイエットや健康志向の方にもおすすめです。
ヤーコン(水煮)の使い方
ヤーコン(水煮)は、さまざまな料理に活用することができます。そのまま食べるだけでなく、サラダや煮物、炒め物などに加えることもできます。ヤーコンの甘みと食感は、料理にさまざまなアクセントを与えてくれます。また、ヤーコンは独特の風味を持っているため、デザートやスイーツにも利用することができます。ヤーコン(水煮)は、食材のバリエーションを広げる一品として、幅広い料理に活躍してくれます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はヤーコン(水煮)がダイエットにどう役立つか説明します!
ヤーコン(水煮)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーでダイエットに適している
ヤーコン(水煮)は、可食部100gあたりのカロリーがわずか42kcalと非常に低いです。この低カロリーな食材は、ダイエット中の方にとって非常に役立ちます。ダイエットは、摂取カロリーを制限することが重要ですが、ヤーコン(水煮)は低カロリーでありながらも満腹感を与えることができます。そのため、食事のボリュームを確保しながらカロリーを抑えたい方におすすめです。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
ヤーコン(水煮)は、糖質が8.7gと低いです。糖質の摂取量が多いと血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が増えることがありますが、ヤーコン(水煮)はその心配がありません。血糖値の急激な上昇を抑えることで、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防にも役立ちます。また、糖質が低いため、糖質制限を行っている方にも適した食材です。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を整える
ヤーコン(水煮)には食物繊維が1.2g含まれています。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な栄養素です。食物繊維は水分を吸収し、便のかさを増やすことで腸内の動きを促進します。また、善玉菌のエサとなり、腸内環境を良好な状態に保つことができます。ヤーコン(水煮)の食物繊維は、便秘の改善や免疫力の向上にも効果的です。腸内環境を整えることで、健康な体を維持することができます。
おすすめ:ヤーコン(水煮)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ヤーコン(水煮)に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. カリウムが普通量含まれている
ヤーコン(水煮)は、可食部100gあたりに190mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧を正常に保つために重要な役割を果たします。ヤーコンにはカリウムが普通量含まれているため、血圧管理に役立つ食材と言えます。
2. マグネシウムやリンが低い量しか含まれていない
ヤーコン(水煮)には、可食部100gあたりに7mgのマグネシウムと26mgのリンが含まれています。これらの栄養素は骨や歯の形成に関与しており、エネルギー代謝にも関わっています。しかし、ヤーコンにはこれらの栄養素が低い量しか含まれていないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていない
ヤーコン(水煮)には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンのいずれも含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。ヤーコンを摂取する際には、他の食材からこれらの栄養素を摂る必要があります。
以上のように、ヤーコン(水煮)はカリウムが普通量含まれている一方で、マグネシウムやリンが低い量しか含まれていない特徴があります。また、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていません。これらの特徴を踏まえて、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
ヤーコン(水煮)に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
ヤーコン(水煮)のビタミンの特徴
ヤーコン(水煮)には、以下の3つの特徴的なビタミンが含まれています。
1. ビタミンA
ヤーコン(水煮)には、レチノールやα-カロテンは含まれていませんが、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量が多く含まれています。これらの成分は、抗酸化作用や免疫力向上に役立つとされています。
2. ビタミンE
ヤーコン(水煮)には、α-トコフェロールが普通の量含まれています。ビタミンEは、細胞の酸化ストレスから身体を守る抗酸化作用があり、健康な皮膚や免疫力の維持に重要な役割を果たします。
3. ビタミンC
ヤーコン(水煮)には、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲンの生成を促進するなど、免疫力向上や美肌効果に貢献するとされています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はヤーコン(水煮)の使用例としてレシピをご紹介します。
ヤーコン(水煮)を使ったレシピ9選!
#1 お箸が進む! ヤーコンとベーコンのガーリック炒め
ヤーコン、サラダ油、コンソメ、こしょう
このレシピはヤーコンとベーコンを使ったガーリック炒め料理です。シャキシャキ感を生かした炒め物を作るのにおすすめです。…
レシピを見る#2 食感がいい! ヤーコン入りハンバーグ
ヤーコン、パン粉、サラダ油、しょうゆ、おろししょうが、こしょう
豚ひき肉とヤーコンを使った、主菜にもなるハンバーグのレシピ。ヤーコンの素材の美味しさ引き立つ、美味しいハンバーグ。…
レシピを見る#3 ヤーコンが甘〜い! ヤーコンのかき揚げ
ヤーコン、サラダ油、薄力粉、片栗粉
このレシピはヤーコンを使ったかき揚げ料理です。ヤーコンは加熱することでホクホク食感になり、甘みも増します。…
レシピを見る#4 ごはんが進む! ヤーコンと豚肉の甘辛炒め
ヤーコン、ごま油、砂糖、しょうゆ
ヤーコンと豚肉を使った、主菜におすすめの甘辛炒めのレシピ。ヤーコンのシャキシャキとした食感と、旨みたっぷりの豚肉が、甘辛い味付けによく合います。…
レシピを見る#5 シャキシャキ食感! ヤーコンのきんぴら
ヤーコン、ごま油、みりん、砂糖、しょうゆ
ヤーコンを使った、食感が楽しいきんぴらのレシピ。ほんのりと甘いヤーコンを使うので、普段のきんぴらよりも甘みを控えるのがポイントです。…
レシピを見る#6 ヤーコンのゴマみそサラダ
ヤーコン、みそ、練り白ゴマ、マヨネーズ、ネギ
ヤーコンを使った副菜になるサラダのレシピ。ヤーコンはオリゴ糖を多く含んだキク科の野菜です。…
レシピを見る#7 甘みを生かして! ヤーコンの甘酢和え
ヤーコン、砂糖
ヤーコンとミニトマトを使った、箸休めにもなる甘酢和えのレシピ。保存袋に材料を入れて、1時間以上冷蔵庫で漬け込みます。…
レシピを見る#8 ヤーコンのポン酢&ごま油漬け
ヤーコン、しょうゆ、ごま油、白いりごま
ヤーコンを使った、簡単につくれる副菜のレシピ。ヤーコンは、栄養が豊富で火を通してもシャキシャキとした食感が楽しめる美味しい野菜です。…
レシピを見る#9 サラダピリ辛酢ティック
キュウリ、ベビーニンジン、セロリ、大根、ヤーコン、寿司酢、しょうゆ、ラー油、山椒、等
ポリポリ食感を楽しむ、スティックタイプのピクルスレシピ。細切りにした野菜は、塩を振っておくことで、短時間で味が浸かります。…
レシピを見る最後に、ヤーコン(水煮)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ヤーコン(水煮)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 42 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.9 | g | |
└糖質 | 8.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「ヤーコン(水煮)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 88.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ヤーコン(水煮)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 26 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 27 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 27 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.01 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ヤーコン(水煮)と同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。