このページでは、芋の冷凍さといもを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
冷凍さといものカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは冷凍さといもの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16 | g | |
└糖質 | 7.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> (さといも類) さといも 球茎 冷凍」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、冷凍さといもがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
冷凍さといもはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
冷凍さといもとは?どんな食材?
冷凍さといもは、芋(いも)を加工した冷凍食品です。その名の通り、さといもを冷凍しているため、いつでも手軽に利用することができます。さといもは、秋から冬にかけて収穫される根菜であり、その特徴は独特の甘みと滑らかな食感です。冷凍さといもは、この特徴を生かしながらも、保存性や利便性を高めた食材となっています。
冷凍さといもの特徴1:豊富な栄養素
冷凍さといもには、さといも本来の栄養素が豊富に含まれています。さといもには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれており、健康維持や美容効果にも役立つとされています。また、さといもにはアミラーゼという消化酵素が含まれており、消化吸収を助ける働きもあります。冷凍さといもを利用することで、これらの栄養素を手軽に摂取することができます。
冷凍さといもの特徴2:調理の幅広さ
冷凍さといもは、そのままでも調理することができますし、解凍してから使うこともできます。そのため、さといも本来の風味や食感を楽しむことができます。さといもは、煮物や炒め物、スープなど、さまざまな料理に活用することができます。冷凍さといもを利用することで、忙しい日常でも手軽にさといもを使った料理を楽しむことができます。
冷凍さといもの特徴3:長期保存が可能
冷凍さといもは、冷凍することで鮮度を保ちながら長期保存することができます。さといもは季節限定の食材であり、収穫時期にしか手に入らないことがありますが、冷凍さといもを利用することで、一年を通してさといもを楽しむことができます。また、冷凍さといもは冷凍庫での保存が可能であり、常備しておくことで急な食材不足にも対応することができます。
以上のように、冷凍さといもはさといもの特徴を生かしながらも、保存性や利便性を高めた食材となっています。豊富な栄養素、調理の幅広さ、長期保存が可能という特徴を活かして、さまざまな料理に活用してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は冷凍さといもがダイエットにどう役立つか説明します!
冷凍さといもはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 低カロリーでダイエットに適している
冷凍さといもは可食部100gあたり56kcalと非常に低カロリーです。カロリーを抑えた食事を心がけたい方やダイエット中の方にとって、冷凍さといもは理想的な食材と言えます。低カロリーながらも満腹感を得ることができるので、食事制限をしながらも満足感を得ることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
冷凍さといもは糖質が7.4gと低いです。糖質の摂取量が過剰になると血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が増えることがありますが、冷凍さといもの糖質は抑えられているため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値のコントロールが必要な方や糖尿病の方にとっても適した食材と言えます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果がある
冷凍さといもには食物繊維が8.7g含まれています。食物繊維は腸内環境を改善し、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。冷凍さといもを摂取することで、健康的な腸内環境を保ちながら食事制限を行うことができます。
おすすめ:冷凍さといものダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
冷凍さといもに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
1. ナトリウムが低い
冷凍さといもは、可食部100gあたりのナトリウム含有量が3mgと低いです。ナトリウムは過剰摂取すると高血圧や腎臓疾患などのリスクがありますが、冷凍さといもはその点で安心して摂取できる食材です。
2. カリウムが多い
冷凍さといもは、可食部100gあたりのカリウム含有量が340mgと多いです。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓や筋肉の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。冷凍さといもを食べることで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
3. 銅やマンガンが多い
冷凍さといもは、可食部100gあたりの銅含有量が0.13mg、マンガン含有量が0.57mgと多いです。銅は酵素の働きを助け、免疫機能や骨の形成にも関与しています。マンガンは骨や結合組織の形成に必要な栄養素であり、抗酸化作用も持っています。冷凍さといもを摂取することで、銅やマンガンの必要量を補うことができます。
以上のように、冷凍さといもはナトリウムが低く、カリウムや銅、マンガンが多いという特徴を持っています。これらの栄養素のバランスを考えると、冷凍さといもは健康的な食事に取り入れることができる食材と言えます。
冷凍さといもに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「冷凍さといも」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンなどは無しです。しかし、β-カロテンやβ-カロテン当量は4 μgと普通の量が含まれています。また、レチノール活性当量も無しです。
2. ビタミンEの特徴
「冷凍さといも」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.7 mgと普通の量が含まれています。一方、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無しです。
3. その他のビタミンの特徴
「冷凍さといも」にはビタミンB1が0.07 mg(普通)、ビタミンB2が0.01 mg(低い)、ナイアシンが0.7 mg(普通)、ビタミンB6が0.14 mg(多い)、パントテン酸が0.32 mg(普通)、ビオチンが4.7 μg(多い)、ビタミンCが5 mg(多い)含まれています。ただし、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は冷凍さといもの使用例としてレシピをご紹介します。
冷凍さといもを使ったレシピ3選!
#1 レンチンして和えるだけ!冷凍さといもの明太バター和え
冷凍さといも、きざみ万能ねぎ、明太子、バター
冷凍さといもと明太子を使った、副菜におすすめのバター和えのレシピ。レンジで手軽につくれる美味しい一品です。…
レシピを見る#2 いかとさといもの煮物
冷凍いかリング、冷凍さといも、めんつゆ、はちみつ、きぬさや、にんじん
いかの旨味がぎゅっと詰まった煮物のレシピ。調味料はめんつゆだけなので、簡単に味付けすることができます。…
レシピを見る#3 【冷凍野菜でほぼ放置】里芋と厚揚げといんげんの煮物
冷凍さといも、冷凍いんげん、厚揚げ、めんつゆ
冷凍野菜活用、里芋と厚揚げといんげんの煮物のレシピ。冷凍のさといもといんげんを活用して下準備いらずで時短になります。…
レシピを見る最後に、冷凍さといもの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「冷凍さといも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16 | g | |
└糖質 | 7.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「冷凍さといも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 80.9 | g | 多い |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「冷凍さといも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 53 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.57 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.32 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
冷凍さといもと同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。