このページでは、芋のさつまいもの天ぷらを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
さつまいもの天ぷらのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはさつまいもの天ぷらの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 205 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 38.4 | g | |
└糖質 | 35.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 3.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.4 | g | 低い |
脂質 | 6.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> (さつまいも類) さつまいも 塊根 皮つき 天ぷら」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、さつまいもの天ぷらがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
さつまいもの天ぷらはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:dancyu
さつまいもの天ぷらとは?どんな食材?
さつまいもの天ぷらは、さつまいもを主成分とした芋加工品の一つです。この料理は、さつまいもの薄切りを衣で包み、揚げて作られます。さつまいもは、甘みと風味が特徴であり、天ぷらとして調理することで、サクサクとした食感と香ばしい味わいを楽しむことができます。
さつまいもの天ぷらの食材1:さつまいも
さつまいもは、細長い形状をしており、皮は紫色や赤色をしています。内部の肉質は濃い黄色で、甘みがあります。さつまいもは、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでおり、健康にも良いとされています。また、独特の風味もあり、料理に深みを与えることができます。
さつまいもの天ぷらの食材2:衣
さつまいもの天ぷらの衣は、小麦粉や片栗粉、卵、水などを混ぜて作ります。これにより、さつまいもの薄切りを包み込むことができます。衣は、さつまいもの食感を引き立てるだけでなく、揚げることでサクサクとした食感を与えます。また、衣には塩や胡椒などの調味料を加えることで、風味を引き立てることもできます。
さつまいもの天ぷらの食材3:揚げ油
さつまいもの天ぷらを作る際には、揚げ油も欠かせません。一般的には、植物油やごま油を使用します。揚げ油は、適切な温度で加熱することで、さつまいもの天ぷらに美味しさと食感を与えます。適切な温度で揚げることで、衣がサクサクと仕上がり、さつまいもの甘みと風味を引き立てることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はさつまいもの天ぷらがダイエットにどう役立つか説明します!
さつまいもの天ぷらはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:味の素
1. 糖質が普通なので血糖値の上昇を抑えることができる
「さつまいもの天ぷら」の糖質は普通であり、1食分の摂取量においても適度な量です。血糖値の上昇を抑えるためには、糖質の摂取量をコントロールすることが重要です。糖質の過剰摂取は、血糖値の急激な上昇を引き起こし、糖尿病や肥満のリスクを高める可能性があります。さつまいもの天ぷらは、糖質の摂取量を適度に抑えることができるため、血糖値の管理に役立つ食材と言えます。
2. 食物繊維が多いので腸内環境を整えることができる
「さつまいもの天ぷら」には食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通の改善や腸内の善玉菌の増加につながります。また、食物繊維は食事の満腹感を高めるため、過食や間食の抑制にも効果的です。さつまいもの天ぷらの摂取によって、食物繊維の摂取量を増やし、腸内環境を整えることができます。
3. カロリーが平均的なのでダイエットに適している
「さつまいもの天ぷら」のカロリーは平均的な値であり、1食分の摂取量においても適度なカロリーです。ダイエットを行う際には、摂取カロリーをコントロールすることが重要です。カロリーの過剰摂取は体重増加や肥満の原因となるため、適切なカロリー摂取量を守ることが必要です。さつまいもの天ぷらは、カロリーの摂取量を適度に抑えることができるため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
おすすめ:さつまいもの天ぷらのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
さつまいもの天ぷらに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. カリウムが多い
さつまいもの天ぷらは、可食部100gあたりに380 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整する役割を果たし、心臓や神経の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。さつまいもの天ぷらを摂取することで、カリウムの適切な摂取量を確保することができます。
2. カルシウムが多い
さつまいもの天ぷらは、可食部100gあたりに51 mgのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、骨密度の維持にも関与しています。さつまいもの天ぷらを食べることで、カルシウムの摂取量を増やすことができます。
3. モリブデンが多い
さつまいもの天ぷらは、可食部100gあたりに5 μgのモリブデンを含んでいます。モリブデンは体内の代謝に関与し、酵素の働きをサポートする重要な栄養素です。さつまいもの天ぷらを摂取することで、モリブデンの適切な摂取量を確保することができます。
以上のように、さつまいもの天ぷらはカリウムやカルシウム、モリブデンなどの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は健康な体を維持するために重要な役割を果たしており、さつまいもの天ぷらを食べることでこれらの栄養素を効果的に摂取することができます。
さつまいもの天ぷらに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンAの特徴
さつまいもの天ぷらに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどの成分から構成されています。しかし、レチノールやα-カロテン、β-クリプトキサンチンの含有量はほとんどなく、ビタミンAの主要な成分はβ-カロテンとなります。さつまいもの天ぷらはβ-カロテンを豊富に含んでおり、その含有量は58 μgと多いです。また、β-カロテン当量も58 μgであり、さつまいもの天ぷらはビタミンAを摂取する上で良い選択肢と言えます。さつまいもの天ぷらにはレチノール活性当量も含まれており、その量は5 μgで普通とされています。
2. ビタミンEの特徴
さつまいもの天ぷらに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやγ-トコフェロールなどの成分から構成されています。さつまいもの天ぷらはα-トコフェロールとγ-トコフェロールを多く含んでおり、その含有量はそれぞれ2.6 mgと2.7 mgと多いです。これにより、さつまいもの天ぷらはビタミンEを豊富に摂取することができます。ただし、β-トコフェロールやδ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミン含有量
さつまいもの天ぷらにはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCも含まれています。これらのビタミンの含有量は、それぞれ11 μg、0.11 mg、0.04 mg、0.7 mg、0.2 mg、0.6 mg、5.3 μg、21 mgと様々です。特にビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCの含有量は多く、さつまいもの天ぷらはこれらのビタミンを摂取する上で有益です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はさつまいもの天ぷらの使用例としてレシピをご紹介します。
さつまいもの天ぷらを使ったレシピ5選!
#1 ひと手間で甘味が倍増!"さつまいもの天ぷら"
さつまいも、揚げ油、薄力粉
一流料理人による丁寧なさつまいもの天ぷらのレシピ。火の通りにくいさつまいもを柔らかく仕上げつつ衣が固くならない究極の揚げ方を細かく解説。…
レシピを見る#2 サクサクほくほく♪さつまいもの天ぷら
さつまいも、ししとうがらし、瀬戸のほんじお」
シンプルなさつまいもの天ぷらのレシピ。天ぷらの基本をていねいに教えてくれるレシピ。…
レシピを見る#3 シンプルに味わう♪ さつまいもの天ぷら
薄力粉、サラダ油、片栗粉
さつまいもを使った天ぷらのレシピ。サクサクの衣とホクホクしたさつまいもの食感を楽しめる一品。…
レシピを見る#4 さつまいもの天ぷら
さつまいも、小麦粉、冷水、揚げ油
じっくり揚げることで甘みを増し、ホクホクに仕上げるさつまいもの天ぷらのレシピ。バランスよく均一に火を通すために、隠し包丁を入れるのがポイント。…
レシピを見る#5 甘さ引き立つ♪ さつまいものごま天ぷら
薄力粉、サラダ油、片栗粉、黒いりごま
黒ごまを使った、さつまいもの天ぷらのレシピ。香ばしい黒ごまの香りがよく、さつまいもの甘みを際立たせます。…
レシピを見る最後に、さつまいもの天ぷらの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さつまいもの天ぷら」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 205 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 38.4 | g | |
└糖質 | 35.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 3.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.4 | g | 低い |
脂質 | 6.8 | g | 普通 |
「さつまいもの天ぷら」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 52.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「さつまいもの天ぷら」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 36 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 51 | mg | 多い |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 57 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.14 | mg | 多い |
マンガン | 0.63 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 58 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 58 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 2.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.11 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.60 | mg | 多い |
ビオチン | 5.3 | μg | 多い |
ビタミンC | 21 | mg | 多い |
別名: かんしょ(甘藷)/調理による脂質の増減:第1章表13参照
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
さつまいもの天ぷらと同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。