このページでは、芋のみずいも(水煮)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
みずいも(水煮)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはみずいも(水煮)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 26.1 | g | |
└糖質 | 23.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> (さといも類) みずいも 球茎 水煮」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、みずいも(水煮)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
みずいも(水煮)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
みずいも(水煮)とは?どんな食材?
「みずいも(水煮)」は、芋(いも)を加工した食材の一つです。芋を煮て、水で煮汁を抜いたものであり、芋の風味や食感を活かした食品です。
みずいも(水煮)の特徴
みずいも(水煮)の特徴は、その柔らかさと自然な甘さです。芋を煮ることで、芋の食感がやわらかくなり、口当たりも滑らかになります。また、煮汁を抜くことで、芋本来の甘さが引き立ちます。
みずいも(水煮)の使い方
みずいも(水煮)は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。例えば、サラダや煮物、スイーツなどに使用することができます。また、そのまま食べる際には、温めてから召し上がることで、より美味しく味わうことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はみずいも(水煮)がダイエットにどう役立つか説明します!
みずいも(水煮)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質の摂取量を抑えることができる
「みずいも(水煮)」は、可食部100gあたりの糖質が23.5gと普通ですが、カロリーは101kcalとやや低いです。糖質の摂取量を抑えたい方にとって、みずいもは良い選択肢と言えます。糖質の過剰摂取は、血糖値の上昇や肥満の原因となるため、健康的な食事に役立つ点と言えます。
2. 食物繊維が豊富に含まれている
みずいもには、可食部100gあたりに2.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える働きがあり、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリュームを感じながらカロリーコントロールができる点も健康的な食事に役立つ要素です。
3. 脂質や塩分の摂取量を抑えることができる
みずいもは、可食部100gあたりの脂質が0.4gと低いです。脂質の摂り過ぎは、動脈硬化や生活習慣病のリスクを高めるため、健康的な食事には適しています。また、みずいもには塩分が含まれていないため、塩分の摂取量を抑えたい方にも適しています。塩分の過剰摂取は、高血圧や腎臓の負担を増やすため、健康的な食事に役立つ点と言えます。
以上のように、「みずいも(水煮)」は糖質の摂取量を抑えることができるほか、食物繊維や脂質・塩分の摂取量を抑えることができるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:みずいも(水煮)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
みずいも(水煮)に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カルシウムやマンガンが多く含まれている
みずいも(水煮)は、可食部100gあたりにおいてカルシウムが79 mg、マンガンが0.47 mg含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、マンガンは酵素の働きをサポートする役割があります。これらの栄養素が多く含まれていることから、みずいも(水煮)は骨や歯の健康維持に役立つ食材と言えます。
2. リンや亜鉛が低い
みずいも(水煮)には、可食部100gあたりにおいてリンが35 mg、亜鉛が0.2 mg含まれています。リンは骨や歯の主成分であり、亜鉛は免疫機能の維持に関与しています。しかし、みずいも(水煮)にはこれらの栄養素が比較的低い量しか含まれていないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
3. ナトリウムやカリウムが普通量である
みずいも(水煮)には、可食部100gあたりにおいてナトリウムが5 mg、カリウムが270 mg含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する役割を持ち、カリウムは神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要です。みずいも(水煮)に含まれるナトリウムとカリウムの量は普通量であり、バランスの取れた食事に適しています。
以上のように、みずいも(水煮)はカルシウムやマンガンが多く含まれており、リンや亜鉛が比較的低い量である特徴があります。また、ナトリウムやカリウムの含有量は普通量であり、バランスの取れた食事に適しています。これらの特徴を考慮しながら、みずいも(水煮)を食事の一部として取り入れることが健康維持に役立つでしょう。
みずいも(水煮)に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEの特徴
「みずいも(水煮)」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみで0.6 mg含まれています。他のβ-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る効果があります。
2. ビタミンB群の特徴
「みずいも(水煮)」に含まれるビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ビタミンB1は0.16 mg含まれており、ビタミンB6は0.17 mg含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要な役割を果たしています。
3. ビタミンCの特徴
「みずいも(水煮)」に含まれるビタミンCは4 mg含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上に役立ち、コラーゲンの生成や鉄分の吸収を促進する効果があります。
最後に、みずいも(水煮)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「みずいも(水煮)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 26.1 | g | |
└糖質 | 23.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「みずいも(水煮)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 72.0 | g | 普通 |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「みずいも(水煮)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 270 | mg | 普通 |
カルシウム | 79 | mg | 多い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 35 | mg | 低い |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.47 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | 2.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: 田芋
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
みずいも(水煮)と同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。