このページではみずいも(水煮)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
みずいも(水煮)のカロリーは101kcal(100gあたり)!これってどうなの?
みずいも(水煮)の可食部100gあたりのカロリーは、101kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中956位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでみずいも(水煮)のカロリーを評価すると、55件中28位です。これは上位から50%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 101Kcal |
全体での評価 | 956位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 28位 / 55件中(上位50%…平均的) |
みずいも(水煮)はカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜみずいも(水煮)のカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
カロリーがやや低い理由
「みずいも(水煮)」のカロリーは、可食部100gあたり101kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。
糖質が普通な理由
「みずいも(水煮)」の糖質は、可食部100gあたり23.5gで、「普通」と評価されています。
食物繊維が多い理由
「みずいも(水煮)」には、可食部100gあたり2.5gの食物繊維が含まれており、「多い」と評価されています。
タンパク質がかなり低い理由
「みずいも(水煮)」のタンパク質は、可食部100gあたり0.7gで、「かなり低い」と評価されています。
脂質が低い理由
「みずいも(水煮)」の脂質は、可食部100gあたり0.4gで、「低い」と評価されています。
以上の栄養データから分かるように、「みずいも(水煮)」はカロリーがやや低く、糖質も普通です。一方で、食物繊維は多く含まれており、脂質も低いです。また、タンパク質はかなり低い量です。
これらの要素から、みずいも(水煮)はダイエットや健康を意識した食事に適していると言えるでしょう。食物繊維の摂取や低脂肪食品の選択を重視する方にとって、みずいも(水煮)は良い選択肢となるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「みずいも(水煮)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 23.5g | 4 | 94kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.5g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | 0.7g | 4 | 2.8kcal |
脂質 | 0.4g | 9 | 3.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「みずいも(水煮)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、94kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
みずいも(水煮)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
みずいも(水煮)は、低糖質ダイエットに使える?
芋(芋加工品)の「みずいも(水煮)」は、糖質量が23.5gで、した。
みずいも(水煮)は低糖質ダイエットに不向き
みずいも(水煮)は、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、避けるべき食品です。なぜなら、みずいも(水煮)には糖質が23.5gも含まれているからです。低糖質ダイエットでは、摂取する糖質の量を制限することが重要ですが、みずいも(水煮)を食べると一食分でかなりの糖質を摂取してしまいます。
低糖質ダイエットの目的は、血糖値の急激な上昇を抑えることです。血糖値が急上昇すると、体内のインシュリンの分泌が増え、結果として脂肪の蓄積が促進されてしまいます。そのため、低糖質ダイエットでは、糖質を摂取することを控えることが求められます。
みずいも(水煮)は、その名の通り水で煮た芋の加工品ですが、芋自体には多くの糖質が含まれています。加工品であるため、水煮にすることで一部の糖質は抜けるかもしれませんが、それでも23.5gもの糖質が残っています。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この糖質量はかなり高いと言えるでしょう。
低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質を摂取する食品の選択が重要です。代替品として、糖質量の少ない野菜やタンパク質を積極的に摂ることが推奨されています。みずいも(水煮)は、その点で適していない食品と言えます。
総括すると、みずいも(水煮)は低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質量が23.5gと高く、血糖値の急上昇を招く可能性があります。低糖質ダイエットを実践している方は、みずいも(水煮)を避け、糖質量の少ない食品を積極的に選ぶようにしましょう。
みずいも(水煮)は、低脂質ダイエットに使える!?
みずいも(水煮)は、低脂質ダイエットに使える?
「みずいも(水煮)は低脂質ダイエットに特に効果的」ということがわかりました。実際に、みずいも(水煮)には低脂質が0.4g含まれています。このことからも、みずいも(水煮)はダイエットに適した食品と言えるでしょう。
みずいも(水煮)の低脂質効果
みずいも(水煮)は、芋(芋加工品)の一種でありながら、低脂質であることが特徴です。脂質は体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満の原因となることもあります。そのため、ダイエットを考える際には、脂質の摂取を制限することが重要です。
みずいも(水煮)のダイエット効果
みずいも(水煮)には低脂質が含まれているため、ダイエットに特に効果的と言えます。低脂質の食品を摂取することで、脂肪の摂取量を減らすことができます。また、みずいも(水煮)は食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を得ることができます。これにより、食べ過ぎを防ぐことができ、ダイエットに役立ちます。
みずいも(水煮)の摂取方法
みずいも(水煮)は、そのまま食べるだけでなく、サラダや煮物などにも使うことができます。また、味付けをする場合は、塩やしょうゆなどの調味料を控えめに使用することがおすすめです。さらに、みずいも(水煮)を食事の一部として取り入れることで、バランスの良い食事を心掛けることも大切です。
まとめ
みずいも(水煮)は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。その低脂質効果から、脂肪の摂取量を減らすことができ、満腹感も得ることができます。みずいも(水煮)を食事の一部として取り入れることで、バランスの良い食事を心掛け、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、みずいも(水煮)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「みずいも(水煮)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 26.1 | g | |
└糖質 | 23.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「みずいも(水煮)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 72.0 | g | 普通 |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「みずいも(水煮)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 270 | mg | 普通 |
カルシウム | 79 | mg | 多い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 35 | mg | 低い |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.47 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | 2.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: 田芋
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
みずいも(水煮)と同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。