このページでは、芋のたけのこいも(水煮)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
たけのこいも(水煮)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはたけのこいも(水煮)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 86 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 21.8 | g | |
└糖質 | 19.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.6 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> (さといも類) たけのこいも 球茎 水煮」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、たけのこいも(水煮)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
たけのこいも(水煮)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
たけのこいも(水煮)とは?どんな食材?
「たけのこいも(水煮)」は、芋(いも)を加工して作られる食材です。芋は主に地下茎であり、その中でも特に太くて長い部分を「たけのこ」と呼びます。この「たけのこ」を使って作られた芋加工品が「たけのこいも(水煮)」です。
特徴1: ほくほくとした食感
「たけのこいも(水煮)」は、芋を水で煮た後に缶詰にしたものです。芋の煮崩れを防ぐため、丁寧に煮ることでほくほくとした食感があります。その食感は、一般的な芋料理とは異なり、独特で楽しい食べごたえを提供してくれます。
特徴2: 自然な甘み
「たけのこいも(水煮)」には、芋本来の自然な甘みがあります。砂糖や甘味料を加えずに作られているため、素材の持つ甘さを存分に楽しむことができます。甘さの中にも芋の風味が感じられるので、贅沢な味わいを堪能することができます。
特徴3: 使い勝手の良さ
「たけのこいも(水煮)」は、缶詰になっているため、保存が容易です。常温での保存が可能であり、賞味期限も長いため、いつでも手軽に利用することができます。また、そのまま食べるだけでなく、サラダや煮物など様々な料理に活用することができます。そのため、忙しい日常でも手軽に芋の美味しさを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はたけのこいも(水煮)がダイエットにどう役立つか説明します!
たけのこいも(水煮)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質の摂取量を気にする方に適している
「たけのこいも(水煮)」は、可食部100gあたり糖質が19.3g含まれています。糖質の摂取量が気になる方には、糖質が普通とされる範囲内であるため、安心して摂取することができます。また、炭水化物の含有量も21.8gとなっており、エネルギー源としても利用できます。
2. 食物繊維の摂取を意識している方におすすめ
「たけのこいも(水煮)」は、可食部100gあたり食物繊維が2.4g含まれています。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリューム感を高めることができます。
3. 低カロリーであるためダイエット中の方にも適している
「たけのこいも(水煮)」は、可食部100gあたり86kcalとやや低いカロリーです。ダイエット中の方やカロリー摂取を気にする方には、低カロリーでありながらも栄養素を含んでいるため、健康的な食事に取り入れることができます。また、脂質も低いため、脂質制限をしている方にも適しています。
以上のように、「たけのこいも(水煮)」は糖質の摂取量を気にする方や食物繊維の摂取を意識している方、ダイエット中の方にとって健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:たけのこいも(水煮)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
たけのこいも(水煮)に含まれる無機質の栄養を解説!
たけのこいも(水煮)の特徴
1. ナトリウムが低い
たけのこいも(水煮)は、可食部100gあたりに1 mgのナトリウムが含まれています。この値は「低い」と分類されており、塩分制限を必要とする人にも適しています。
2. カリウムが多い
たけのこいも(水煮)には、可食部100gあたりに410 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能をサポートする重要な栄養素です。
3. モリブデンが多い
たけのこいも(水煮)には、可食部100gあたりに10 μgのモリブデンが含まれています。モリブデンは体内の酵素反応に必要な微量元素であり、代謝や免疫機能の維持に関与しています。
以上の特徴から、たけのこいも(水煮)は低ナトリウムでありながら、カリウムやモリブデンなどの栄養素を多く含んでいることがわかります。塩分制限が必要な方や健康な体を維持したい方にとって、バランスの取れた食材と言えるでしょう。
たけのこいも(水煮)に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「たけのこいも(水煮)」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは含まれていませんが、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンが豊富に含まれています。特に、β-カロテンは11 μg、β-クリプトキサンチンは3 μg含まれており、これらの成分は多く含まれています。
2. ビタミンEの特徴
「たけのこいも(水煮)」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.7 mg含まれています。一方、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。したがって、ビタミンEの中でも特にα-トコフェロールが豊富に含まれていることが特徴です。
3. その他のビタミンの特徴
「たけのこいも(水煮)」には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCも含まれています。これらのビタミンの含有量は普通から多い範囲にあります。特に、ビタミンB6は0.14 mg、ビオチンは2.8 μg、ビタミンCは4 mg含まれており、これらの成分は多く含まれています。
以上のように、「たけのこいも(水煮)」に含まれるビタミンの特徴は、ビタミンAにはβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンが多く含まれており、ビタミンEにはα-トコフェロールが豊富に含まれていること、さらにビタミンB6、ビオチン、ビタミンCなどのビタミンも多く含まれていることです。
最後に、たけのこいも(水煮)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「たけのこいも(水煮)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 86 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 21.8 | g | |
└糖質 | 19.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.6 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「たけのこいも(水煮)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「たけのこいも(水煮)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 410 | mg | 多い |
カルシウム | 37 | mg | 普通 |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 63 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.53 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 10 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 11 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 12 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.23 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.8 | μg | 多い |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: 京いも
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
たけのこいも(水煮)と同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。