このページでは冷凍さといものカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
冷凍さといものカロリーは56kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Nadia
冷凍さといもの可食部100gあたりのカロリーは、56kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1219位です。これは多い順にすると上位76%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルので冷凍さといものカロリーを評価すると、55件中45位です。これは上位から81%に位置するカロリーで、評価は同じく「低い」となります。
カロリー | 56Kcal |
全体での評価 | 1219位 / 1592件中(上位76%…低い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 45位 / 55件中(上位81%…低い) |
冷凍さといもはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ冷凍さといものカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
なぜ冷凍さといものカロリーは低いのか?
冷凍さといものカロリーは、可食部100gあたり56kcalと他の食材と比較して「低い」と評価されています。それでは、なぜ冷凍さといものカロリーが低いのか、以下の栄養データを参照して解説します。
カロリーが低い理由
冷凍さといものカロリーが低い理由は、主に以下の要素によるものです。
糖質が低い
冷凍さといもの糖質は、可食部100gあたり7.4gと「低い」です。糖質はエネルギー源となるため、糖質が低い食材はカロリーも低くなります。
食物繊維が多い
冷凍さといもには、可食部100gあたり8.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。
タンパク質が低い
冷凍さといものタンパク質は、可食部100gあたり2.2gと「低い」です。タンパク質はエネルギー源となるため、タンパク質が低い食材はカロリーも低くなります。
脂質が低い
冷凍さといもの脂質は、可食部100gあたり0.1gと「低い」です。脂質は高カロリーな栄養素であるため、脂質が低い食材はカロリーも低くなります。
以上の要素により、冷凍さといものカロリーは低くなっています。冷凍さといもは、糖質や脂質が低く、食物繊維が多いため、ダイエットや健康に気を使う方にとっては適した食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「冷凍さといも」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.4g | 4 | 29.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 8.7g | 2 | 17.4kcal |
たんぱく質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「冷凍さといも」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、29.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
冷凍さといもは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
冷凍さといもは、低糖質ダイエットに使える?
冷凍さといもは、糖質量が7.4gと控えめですが、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材です。
冷凍さといもの糖質量は7.4g
冷凍さといもは、芋(芋加工品)の一種であり、糖質量が7.4gとなっています。この糖質量は、一般的な食品と比較すると控えめな部類に入ります。
低糖質ダイエットには不向きな食材
しかし、冷凍さといもは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材と言えます。なぜなら、低糖質ダイエットでは、糖質摂取量を極力抑えることが求められますが、冷凍さといもの糖質量はそれほど低くはありません。
糖質量を考慮して摂取する必要がある
低糖質ダイエットを実践している方は、冷凍さといもを摂取する際には糖質量を考慮する必要があります。特に、摂取する量や他の食材との組み合わせによっては、糖質摂取量が増えてしまう可能性があります。
バランスの取れた食事が重要
低糖質ダイエットを成功させるためには、単一の食材に頼るのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。冷凍さといもを摂取する際には、他の低糖質な食材と組み合わせることで、糖質摂取量をコントロールすることができます。
まとめ
冷凍さといもは、糖質量が7.4gと控えめではありますが、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材です。糖質摂取量を抑えたい方は、摂取する際には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけながら、低糖質な食材と組み合わせることで、より効果的なダイエットを実践することができるでしょう。
冷凍さといもは、低脂質ダイエットに使える!?
冷凍さといもは、低脂質ダイエットに使える?
冷凍さといもは、低脂質ダイエットに特に効果的な食品として注目されています。さといもは、その栄養価の高さから、健康や美容に良いとされていますが、冷凍さといもはさらに優れた特性を持っています。
冷凍さといもの低脂質性
冷凍さといもは、低脂質であることが特徴です。一般的なさといもに比べて、脂質が0.1gと非常に少ないため、ダイエット中の方にはぴったりの食材と言えます。脂質は体にとって必要な栄養素ではありますが、摂りすぎると体重の増加や生活習慣病のリスクが高まることがあります。その点で、冷凍さといもは低脂質であるため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
冷凍さといものダイエット効果
冷凍さといもには、ダイエット効果が期待できるさまざまな特性があります。まず、食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果があります。腸内環境が良好であると、便秘や腸内の不要物の排出がスムーズに行われるため、ダイエット効果が高まります。
また、冷凍さといもには、食べ応えがありながらカロリーが低いという特徴もあります。食べ応えがあるため、満腹感を得られる一方で、カロリー摂取量を抑えることができます。これにより、ダイエット中でも食事制限をストレスなく続けることができます。
さらに、冷凍さといもには、血糖値の上昇を抑える効果もあります。血糖値が急激に上昇すると、インスリンの分泌が増え、脂肪の蓄積が促進される恐れがありますが、冷凍さといもを摂取することで、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。これにより、脂肪の蓄積を抑えることができるため、ダイエット効果が期待できます。
まとめ
冷凍さといもは、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。低脂質であるため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。さらに、食物繊維の豊富さや食べ応えのある特性、血糖値の上昇を抑える効果など、さまざまな特性があります。これらの特性により、冷凍さといもはダイエット効果が期待できる食品と言えます。ぜひ、低脂質ダイエットを目指す方は、冷凍さといもを取り入れてみてください。
最後に、冷凍さといもの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「冷凍さといも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16 | g | |
└糖質 | 7.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「冷凍さといも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 80.9 | g | 多い |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「冷凍さといも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 53 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.57 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.32 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
冷凍さといもと同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。