このページではセレベス(水煮)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
セレベス(水煮)のカロリーは77kcal(100gあたり)!これってどうなの?
セレベス(水煮)の可食部100gあたりのカロリーは、77kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1093位です。これは多い順にすると上位68%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでセレベス(水煮)のカロリーを評価すると、55件中35位です。これは上位から63%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 77Kcal |
全体での評価 | 1093位 / 1592件中(上位68%…やや低い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 35位 / 55件中(上位63%…やや低い) |
セレベス(水煮)はカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜセレベス(水煮)のカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
セレベス(水煮)のカロリーはやや低い理由
セレベス(水煮)のカロリーは、可食部100gあたり77kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に考察してみます。
糖質の量は普通
セレベス(水煮)の糖質は、可食部100gあたり16.8gと「普通」の量です。糖質の量が多いと、カロリーも高くなりますが、セレベス(水煮)は糖質の量が適度であるため、カロリーも抑えられていると考えられます。
食物繊維の量は多い
セレベス(水煮)には、可食部100gあたり2.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収がゆっくりで、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多いセレベス(水煮)は、少量でも満足感を得られるため、カロリーを抑えることができるのです。
タンパク質と脂質の量は低い
セレベス(水煮)のタンパク質は、可食部100gあたり2.1gで「低い」、脂質は0.3gで「低い」となっています。タンパク質と脂質は、カロリーの主要な栄養素であり、量が多いとカロリーも高くなります。しかし、セレベス(水煮)はこれらの栄養素の量が少ないため、カロリーを抑えることができるのです。
以上の栄養データから、セレベス(水煮)のカロリーがやや低い理由が分かりました。糖質の量が普通であり、食物繊維の量が多いこと、さらにタンパク質と脂質の量が低いことが、カロリーを抑える要因となっています。セレベス(水煮)は、カロリーを気にする方にとって、栄養バランスのとれた選択肢となるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「セレベス(水煮)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 16.8g | 4 | 67.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.2g | 2 | 4.4kcal |
たんぱく質 | 2.1g | 4 | 8.4kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「セレベス(水煮)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、67.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
セレベス(水煮)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
セレベス(水煮)は、低糖質ダイエットに使える?
「セレベス(水煮)」は、芋(芋加工品)の一種であり、糖質量が16.8gとなっています。この数値を考慮すると、低糖質ダイエットを行う方にとっては、あまり適していない食品と言えるでしょう。
糖質制限を目指す方にとってのセレベス(水煮)
糖質制限を目指す方にとっては、食品選びが非常に重要です。低糖質ダイエットでは、摂取する糖質の量を制限することが目的となります。そのため、糖質量が高い食品を避けることが求められます。
セレベス(水煮)の糖質量
セレベス(水煮)の糖質量は16.8gです。一般的な低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。つまり、セレベス(水煮)を摂取するだけで、ほぼ1日分の糖質摂取量に達してしまうことになります。
セレベス(水煮)の糖質制限への影響
糖質制限を行う際には、食品選びに細心の注意を払う必要があります。セレベス(水煮)のように糖質量が高い食品を摂取すると、糖質制限の効果が薄れてしまいます。効果的な糖質制限を行うためには、糖質量の低い食品を選ぶことが重要です。
セレベス(水煮)の代替品
セレベス(水煮)が低糖質ダイエットには不向きであるということが分かりましたが、代替品としてはどのような食品が適しているのでしょうか?例えば、野菜や魚、豆類などは糖質量が比較的低く、栄養価も高いため、積極的に取り入れることができます。また、糖質を制限しながらも満腹感を得るためには、食物繊維を多く含む食品を選ぶことも重要です。
まとめ
セレベス(水煮)は、糖質量が16.8gということから、低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。糖質制限を目指す方は、糖質量の低い食品を選ぶことが重要です。野菜や魚、豆類などを積極的に摂取し、満腹感を得るためには食物繊維を意識して摂ることも大切です。健康的なダイエットを実践するためには、食品選びに注意を払いながら、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
セレベス(水煮)は、低脂質ダイエットに使える!?
セレベス(水煮)は、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓病、高血圧、糖尿病の予防に役立つと言われています。脂質はエネルギー源として必要ですが、摂り過ぎると体重増加や健康リスクの増加につながる可能性があります。そこで、低脂質ダイエットに適した食品として注目されているのが、「セレベス(水煮)」という芋の加工品です。
セレベス(水煮)の低脂質性
セレベス(水煮)は、芋を水煮したものであり、その低脂質性が特徴です。実際に調査したところ、セレベス(水煮)に含まれる脂質はわずか0.3gであることがわかりました。これは、低脂質ダイエットを実践している人々にとって望ましい数字です。
セレベス(水煮)の効果的な利用方法
セレベス(水煮)は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に利用することができます。サラダやスープ、煮込み料理など、幅広いレシピに取り入れることができます。その際には、他の食材との組み合わせや調味料の使い方にも注意が必要ですが、低脂質ダイエットを意識しながらバランスの良い食事を摂ることができます。
セレベス(水煮)の栄養価
セレベス(水煮)は、低脂質だけでなく、ビタミンCや食物繊維も豊富に含んでいます。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、食物繊維は腸内環境を整える効果があります。これらの栄養素は、健康維持や美容にも役立つため、セレベス(水煮)は総合的な栄養価も高いと言えます。
まとめ
セレベス(水煮)は、低脂質ダイエットを実践する人々にとって、特に効果的な食品です。低脂質であるだけでなく、ビタミンCや食物繊維も含んでおり、健康維持や美容にも役立つことがわかりました。セレベス(水煮)を利用しながら、バランスの良い食事を心掛けることで、健康的な体重管理や予防効果を期待することができます。
最後に、セレベス(水煮)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「セレベス(水煮)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 77 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 19.1 | g | |
└糖質 | 16.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「セレベス(水煮)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 77.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「セレベス(水煮)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 510 | mg | 多い |
カルシウム | 17 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 82 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.31 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 20 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 12 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 13 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.38 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: あかめいも
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
セレベス(水煮)と同じ芋の芋加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
さといもの水煮 | 52 | 11.3 | 1.5 | 0.1 | 2.4 |
冷凍さといも | 56 | 7.4 | 2.2 | 0.1 | 8.7 |
みずいも(水煮) | 101 | 23.5 | 0.7 | 0.4 | 2.5 |
やつがしら(水煮) | 92 | 17.9 | 2.7 | 0.6 | 2.8 |
蒸しじゃがいも | 76 | 14.7 | 1.9 | 0.3 | 3.5 |
フライドポテト | 229 | 30.2 | 2.9 | 10.6 | 3.1 |
マッシュポテト | 347 | 76.1 | 6.6 | 0.6 | 6.6 |
ながいも(水煮) | 58 | 11.9 | 2.0 | 0.3 | 1.4 |
蒸しさつまいも | 129 | 29.7 | 0.9 | 0.2 | 3.8 |
さつまいもの天ぷら | 205 | 35.6 | 1.4 | 6.8 | 3.1 |
蒸しむらさきいも | 122 | 28.3 | 1.2 | 0.3 | 3.0 |
セレベス(水煮) | 77 | 16.8 | 2.1 | 0.3 | 2.2 |
たけのこいも(水煮) | 86 | 19.3 | 1.6 | 0.4 | 2.4 |
ヤーコン(水煮) | 42 | 8.7 | 0.6 | 0.3 | 1.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。