このページではリコッタチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
リコッタチーズのカロリーは159kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
リコッタチーズの可食部100gあたりのカロリーは、159kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中732位です。これは多い順にすると上位45%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでリコッタチーズのカロリーを評価すると、54件中34位です。これは上位から62%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 159Kcal |
全体での評価 | 732位 / 1592件中(上位45%…平均的) |
「乳」ジャンル内での評価 | 34位 / 54件中(上位62%…やや低い) |
リコッタチーズはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜリコッタチーズのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
リコッタチーズのカロリーは平均的な理由
リコッタチーズのカロリーは、可食部100gあたり159kcalと評価されています。これは他の食材と比較して「平均的」と言われる理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
糖質は低い
リコッタチーズは、可食部100gあたり6.7gの糖質を含んでいます。この量は他の食材と比較して比較的低いです。糖質の摂取量が気になる方にとっては、リコッタチーズは選びやすい食材と言えます。
食物繊維は無し
リコッタチーズには食物繊維が含まれていません。食物繊維は便通を促進し、腸の健康をサポートする重要な栄養素ですが、リコッタチーズにはそれが含まれていないため、食物繊維を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
タンパク質は普通
リコッタチーズは、可食部100gあたり7.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織の修復や再生に必要な栄養素であり、健康維持に欠かせません。リコッタチーズのタンパク質量は他の食材と比較して普通と言えます。
脂質は多い
リコッタチーズは、可食部100gあたり11.5gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリーの摂取が増える可能性があります。リコッタチーズの脂質量は他の食材と比較して多いと言えます。
以上の栄養データを考慮すると、リコッタチーズのカロリーは他の食材と比較して平均的と評価されています。糖質は比較的低く、タンパク質は普通ですが、脂質は多い傾向にあります。栄養バランスを考えながら摂取することが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「リコッタチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.7g | 4 | 26.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 7.1g | 4 | 28.4kcal |
脂質 | 11.5g | 9 | 103.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「リコッタチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、103.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
リコッタチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
リコッタチーズは、低糖質ダイエットに使える?
リコッタチーズは、乳(チーズ)の一種であり、糖質量は6.7gです。
リコッタチーズは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
リコッタチーズは、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、どちらかというと不向きな食材です。なぜなら、リコッタチーズには糖質が含まれており、その量は6.7gとなっています。
糖質量は控えめ
しかし、リコッタチーズの糖質量は他のチーズに比べると比較的控えめです。そのため、糖質を制限したい方でも、適度な量であれば摂取することができます。
バランスのとれた食事が重要
低糖質ダイエットを行う際には、単一の食材だけでなく、バランスのとれた食事を心がけることが重要です。リコッタチーズを含むチーズ類は、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素も豊富に含まれており、食事のバリエーションに役立つ食材と言えます。
摂取量に注意
ただし、リコッタチーズを過剰に摂取すると、糖質や脂質の摂取量が増えてしまう可能性があります。ダイエット中の方は、適量を守りながら摂取することが大切です。
まとめ
リコッタチーズは、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は他のチーズに比べて控えめです。適度な量で摂取すれば、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素を摂りながら、食事のバリエーションを豊かにすることができます。ただし、摂取量には注意し、バランスのとれた食事を心がけることが重要です。
リコッタチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キリン
リコッタチーズは、低脂質ダイエットに使える?
リコッタチーズは、乳(チーズ)の一種であり、その低脂質の特性から、ダイエットに適していると考えられていることもあります。しかし、実際にはリコッタチーズは低脂質ダイエットには不向きな食品です。
リコッタチーズの脂肪含有量
リコッタチーズの脂肪含有量は、11.5gです。これは他のチーズと比較すると低い方ですが、低脂質とは言えません。低脂質ダイエットを行っている場合、1日の脂肪摂取量を制限していることが多いため、リコッタチーズの脂肪含有量は注意が必要です。
リコッタチーズのカロリー
また、リコッタチーズのカロリーも高いです。100gあたりのカロリーは約174kcalであり、低カロリー食品とは言えません。ダイエット中は、カロリー摂取量を制限していることが多いため、リコッタチーズのカロリーも考慮しなければなりません。
リコッタチーズの栄養価
リコッタチーズには、タンパク質やカルシウムなどの栄養素が含まれています。しかし、低脂質ダイエットにおいては、脂肪やカロリーの制限が主な目的となりますので、これらの栄養素を摂取するためにリコッタチーズを選ぶことは難しいでしょう。
代替品としての活用
低脂質ダイエットを行っている場合には、リコッタチーズの代わりに低脂肪のヨーグルトや豆腐を活用することをおすすめします。これらの食品はリコッタチーズに比べて脂肪やカロリーが少なく、同様の栄養素を摂取することができます。
まとめ
リコッタチーズは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂肪含有量やカロリーが高く、栄養価を摂取するために選ぶには適していません。代わりに、低脂肪のヨーグルトや豆腐を活用することをおすすめします。ダイエットを成功させるためには、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。
最後に、リコッタチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「リコッタチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 159 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 6.7 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 7.1 | g | 普通 |
脂質 | 11.5 | g | 多い |
「リコッタチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 72.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 57 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「リコッタチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 160 | mg | 普通 |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 340 | mg | 多い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 160 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | - | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 160 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.21 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.52 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
リコッタチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。