このページではマスカルポーネチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
マスカルポーネチーズのカロリーは273kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
マスカルポーネチーズの可食部100gあたりのカロリーは、273kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中400位です。これは多い順にすると上位25%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでマスカルポーネチーズのカロリーを評価すると、54件中26位です。これは上位から48%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 273Kcal |
全体での評価 | 400位 / 1592件中(上位25%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 26位 / 54件中(上位48%…平均的) |
マスカルポーネチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜマスカルポーネチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:アサヒビール
マスカルポーネチーズのカロリーが高い理由
マスカルポーネチーズは、乳(チーズ)の一種であり、可食部100gあたり273kcalのカロリーがあります。他の食材と比較すると、このカロリーは「高い」と評価されます。
糖質の低さ
マスカルポーネチーズは、可食部100gあたり糖質が7.2gと「低い」です。このため、糖質制限をしている方や糖尿病の方にとっては、摂取しやすい食材となります。
食物繊維の欠如
マスカルポーネチーズは、可食部100gあたり食物繊維が0gと「無し」です。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な栄養素ですが、マスカルポーネチーズにはほとんど含まれていません。
タンパク質の低さ
マスカルポーネチーズは、可食部100gあたりタンパク質が4.4gと「低い」です。タンパク質は、体の細胞や筋肉の構成要素となる重要な栄養素ですが、マスカルポーネチーズにはそれほど多く含まれていません。
脂質の多さ
マスカルポーネチーズは、可食部100gあたり脂質が28.2gと「多い」です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や動脈硬化のリスクが高まります。そのため、マスカルポーネチーズを摂取する際には、適量に注意が必要です。
以上の栄養データから、マスカルポーネチーズのカロリーが高い理由が明らかになりました。カロリーが高いだけでなく、糖質やタンパク質の低さ、食物繊維の欠如、脂質の多さなども考慮して、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「マスカルポーネチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.2g | 4 | 28.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 4.4g | 4 | 17.6kcal |
脂質 | 28.2g | 9 | 253.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「マスカルポーネチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、253.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
マスカルポーネチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
マスカルポーネチーズは、低糖質ダイエットに使える?
マスカルポーネチーズは、乳(チーズ)の一種であり、糖質量が7.2gとなっています。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、マスカルポーネチーズが適しているかどうか気になるところでしょう。
マスカルポーネチーズの糖質量は控えめ
マスカルポーネチーズは、一般的なチーズと比較すると、糖質量が比較的控えめです。糖質制限を行っている方にとっては、糖質量が少ない食品を選ぶことが重要ですので、マスカルポーネチーズは一定の選択肢となるでしょう。
マスカルポーネチーズは低糖質ダイエットには不向き?
ただし、マスカルポーネチーズは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きと言えます。なぜなら、糖質量が7.2gとなっており、他のチーズと比較するとやや高めです。低糖質ダイエットを行っている方は、通常、1日の糖質摂取量を制限していますので、マスカルポーネチーズの糖質量は注意が必要です。
糖質量を抑えたい場合の注意点
低糖質ダイエットを行っている方がマスカルポーネチーズを摂取する際には、注意が必要です。糖質量を抑えるためには、摂取量を制限することが重要です。また、他の食材との組み合わせにも注意が必要です。例えば、マスカルポーネチーズをパンやスイーツにトッピングすると、糖質摂取量が増えてしまいますので、適切な組み合わせを心掛けましょう。
まとめ
マスカルポーネチーズは、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きですが、糖質量が控えめであることは確かです。糖質制限を行っている方が摂取する際には、摂取量や組み合わせに注意する必要があります。バランスの取れた食事を心掛けながら、自分自身に合った食材を選ぶことが大切です。
マスカルポーネチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
マスカルポーネチーズは、低脂質ダイエットに不向き
マスカルポーネチーズは、イタリア発祥のクリームチーズであり、その豊かな味わいと滑らかな食感で人気を集めています。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、注意が必要な食材と言えます。
マスカルポーネチーズの脂質量
マスカルポーネチーズ100gあたりの脂質量は、なんと28.2gもあります。これは、一般的なチーズの中でも非常に高い値です。低脂質ダイエットでは、1日の脂質摂取量を制限することが一般的ですが、マスカルポーネチーズを摂取すると、その制限を容易に超えてしまう可能性があります。
マスカルポーネチーズのカロリー
また、マスカルポーネチーズは高カロリー食品でもあります。100gあたりのカロリーは、約420kcalとされています。低脂質ダイエットでは、摂取するカロリーも制限されることが多いため、マスカルポーネチーズを摂取すると、その制限を容易に超えてしまう可能性があります。
マスカルポーネチーズの栄養バランス
さらに、マスカルポーネチーズは脂質が多いだけでなく、タンパク質や食物繊維などの栄養素が少ないという特徴もあります。低脂質ダイエットでは、脂質だけでなく、タンパク質や食物繊維などの栄養素もバランスよく摂取することが重要です。マスカルポーネチーズは、この点でも低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。
代替品としての活用
しかし、マスカルポーネチーズはその風味やクリーミーさから、デザートや料理のアクセントとして使われることもあります。低脂質ダイエットを実践している方でも、時折マスカルポーネチーズを楽しむことはできますが、摂取量には注意が必要です。代替品として、低脂肪のクリームチーズやヨーグルトを使用することをおすすめします。
まとめ
マスカルポーネチーズは、その高脂質と高カロリーの特徴から、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質やカロリーの制限をしながら健康的にダイエットをしたい方は、マスカルポーネチーズの摂取には注意しましょう。代替品として低脂肪のクリームチーズやヨーグルトを選ぶことで、美味しさを保ちながら健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、マスカルポーネチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マスカルポーネチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 273 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 4.3 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 4.4 | g | 低い |
脂質 | 28.2 | g | 多い |
「マスカルポーネチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 62.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 83 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「マスカルポーネチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 35 | mg | 普通 |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 150 | mg | 多い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 99 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 16 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 8 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 390 | μg | 多い |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 76 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 77 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 390 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.0 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
マスカルポーネチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。