このページではヤギチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ヤギチーズのカロリーは280kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ヤギチーズの可食部100gあたりのカロリーは、280kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中382位です。これは多い順にすると上位23%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでヤギチーズのカロリーを評価すると、54件中25位です。これは上位から46%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 280Kcal |
全体での評価 | 382位 / 1592件中(上位23%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 25位 / 54件中(上位46%…平均的) |
ヤギチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜヤギチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ヤギチーズのカロリーが高い理由
ヤギチーズは、可食部100gあたり280kcalという高いカロリーを持っています。この高いカロリーの理由について考えてみましょう。
タンパク質と脂質の含有量が多い
ヤギチーズは、タンパク質が20.6g、脂質が21.7g含まれています。これらの栄養素は、エネルギー源として重要な役割を果たします。特に脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを提供するため、カロリーの増加につながります。ヤギチーズには脂質が多く含まれているため、カロリーが高くなっているのです。
糖質の含有量が低い
一方で、ヤギチーズは糖質が5.9gしか含まれていません。糖質は、炭水化物の一種であり、エネルギー源としても利用されます。しかし、糖質の含有量が少ないため、ヤギチーズのカロリーは抑えられています。
食物繊維が無い
また、ヤギチーズには食物繊維が含まれていません。食物繊維は、消化を助けたり、便通を促進するなど、健康に良い効果があります。しかし、ヤギチーズには食物繊維が含まれていないため、その分カロリーが高くなっているのです。
まとめ
ヤギチーズのカロリーが高い理由は、タンパク質と脂質の含有量が多いこと、糖質の含有量が低いこと、食物繊維が無いことにあります。これらの栄養データを考慮すると、ヤギチーズは他の食材と比較してカロリーが高いと評価されるのです。食事のバランスを考える際には、ヤギチーズのカロリーを考慮して摂取量を調整することが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ヤギチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.9g | 4 | 23.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.6g | 4 | 82.4kcal |
脂質 | 21.7g | 9 | 195.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ヤギチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、195.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ヤギチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ヤギチーズは、低糖質ダイエットに使える?
乳(チーズ)の「ヤギチーズ」は、糖質量が5.9gで、した。
ヤギチーズは、低糖質ダイエットに少し効果的
ヤギチーズは、糖質量が5.9gと比較的低いため、低糖質ダイエットに使える食品として注目されています。糖質制限を目指す方にとって、ヤギチーズは良い選択肢の一つと言えるでしょう。
ヤギチーズの糖質量は、一般的なチーズに比べて低いです。一般的なチーズの糖質量は10g前後ですが、ヤギチーズはその半分以下の5.9gとなっています。このように、ヤギチーズは他のチーズと比べても糖質が少ないため、糖質制限を行っている方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
また、ヤギチーズには他のチーズとは異なる特徴もあります。ヤギチーズは、牛乳や羊乳に比べて乳糖の含有量が少ないため、乳糖不耐症の方でも摂取しやすいとされています。乳糖不耐症は、乳糖を分解する酵素の不足により乳糖を消化できない状態を指しますが、ヤギチーズは乳糖の含有量が少ないため、消化しやすいとされています。
さらに、ヤギチーズには他のチーズにはない風味やコクがあります。ヤギの乳から作られるヤギチーズは、独特の香りとまろやかな味わいが特徴です。そのため、ヤギチーズを使った料理は、他のチーズを使った料理とは一味違った味わいを楽しむことができます。
ただし、ヤギチーズを食べる際には、適量を守ることが大切です。糖質量が低いからといって、過剰に摂取してしまうと逆にダイエット効果が期待できなくなってしまいます。バランスの良い食事と適度な運動と合わせて、ヤギチーズを上手に取り入れることが大切です。
ヤギチーズは、糖質量が5.9gと比較的低く、独特の風味やコクも楽しめる食品です。糖質制限を目指す方や乳糖不耐症の方にとっては、ヤギチーズは有用な食材と言えるでしょう。ただし、適量を守りながら摂取することを忘れずに、バランスの取れた食事と運動を心掛けましょう。
ヤギチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
ヤギチーズは、低脂質ダイエットに不向き
近年、健康志向の人々によって注目を浴びている低脂質ダイエット。その中でも、乳製品の中でも特にチーズは、その高脂肪含有量から敬遠されがちです。しかし、一部のチーズには低脂肪タイプも存在し、ダイエット中の人々にとっては朗報となるかもしれません。
ヤギチーズの脂肪含有量
そこで、今回はヤギチーズに注目してみたいと思います。ヤギチーズは、一般的なチーズと比較して低脂肪であると言われています。しかし、実際の脂肪含有量を調べてみると、驚くべきことが分かりました。
ヤギチーズ100gあたりの脂肪含有量はなんと21.7gです。これは、低脂肪チーズとは言えません。低脂肪ダイエットを行っている人々にとっては、この脂肪含有量は避けるべきものとなるでしょう。
ヤギチーズの特徴
ヤギチーズは、一般的なチーズとは異なる風味が特徴です。その独特の味わいは、多くの人にとっては魅力的なものとなっています。しかし、その風味を楽しむためには、脂肪含有量が高いことも事実です。
また、ヤギチーズには、一部の人にとっては消化しにくい成分が含まれていることもあります。これは、消化器官に負担をかける可能性があり、ダイエット中の人々にとっては注意が必要です。
まとめ
ヤギチーズは、低脂肪ダイエットには不向きな食品であると言えます。その脂肪含有量は一般的なチーズと変わらず、風味を楽しむためには高い脂肪摂取が必要です。また、消化しにくい成分も含まれており、消化器官に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。
低脂肪ダイエットを目指す人々にとっては、他の低脂肪チーズを選ぶことをおすすめします。バランスの取れた食事を心掛け、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ヤギチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ヤギチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 280 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 2.7 | g | |
└糖質 | 5.9 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.6 | g | 多い |
脂質 | 21.7 | g | 多い |
「ヤギチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 52.9 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 2.2 | g | 多い |
コレステロール | 88 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ヤギチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 480 | mg | 多い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 130 | mg | 多い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 270 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 290 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 290 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.88 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.16 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
別名: シェーブルチーズ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ヤギチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。