このページではチェダーチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
チェダーチーズのカロリーは390kcal(100gあたり)!これってどうなの?
チェダーチーズの可食部100gあたりのカロリーは、390kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中140位です。これは多い順にすると上位8%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでチェダーチーズのカロリーを評価すると、54件中11位です。これは上位から20%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 390Kcal |
全体での評価 | 140位 / 1592件中(上位8%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 11位 / 54件中(上位20%…高い) |
チェダーチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜチェダーチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
チェダーチーズのカロリーが高い理由
チェダーチーズは、乳から作られるチーズの一種です。そのカロリーは、可食部100gあたり390kcalと、他の食材と比較して高いと評価されています。
糖質がかなり低い
チェダーチーズは、可食部100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。この値は、他の食材と比べるとかなり低いと言えます。糖質が低いため、糖質制限をしている方や糖質を控えたい方にとっては適している食材と言えます。
食物繊維は無し
チェダーチーズには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整えたり便通を促進するなどの役割がありますが、チェダーチーズには含まれていないため、食物繊維を摂取したい方には別の食材を選ぶことをおすすめします。
タンパク質が多い
チェダーチーズは、可食部100gあたり25.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉や骨の形成に必要な栄養素であり、体の組織を修復・再生する役割もあります。チェダーチーズはタンパク質が多いため、適度なタンパク質摂取を目指す方にとっては良い食材と言えます。
脂質が多い
チェダーチーズは、可食部100gあたり33.8gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体温調節やビタミン吸収などの役割も果たしています。しかし、脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めるため、適量を守るように注意が必要です。
以上のように、チェダーチーズのカロリーが高い理由は、糖質が低く、タンパク質と脂質が多いことにあります。栄養バランスを考えながら、適度な量を摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「チェダーチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 25.7g | 4 | 102.8kcal |
脂質 | 33.8g | 9 | 304.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「チェダーチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、304.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
チェダーチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
チェダーチーズは、低糖質ダイエットに使える?
チェダーチーズは、乳(チーズ)の一種であり、糖質量は3.7gとなっています。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、チェダーチーズは少し効果的な食材と言えるでしょう。
チェダーチーズの糖質量
チェダーチーズの糖質量は、3.7gと比較的低いです。糖質制限を行っている方にとっては、食事中に摂取する糖質の量を抑えることが重要です。その点で、チェダーチーズは適度な糖質量を提供してくれる食材と言えます。
チェダーチーズの効果
低糖質ダイエットを実践することで、血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値が急激に上がると、インスリンの分泌が増え、脂肪の蓄積が促進される可能性があります。そのため、糖質制限を行うことで、脂肪の蓄積を抑えることができるのです。
チェダーチーズには、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。また、タンパク質は満腹感を与える効果もあります。そのため、チェダーチーズを摂取することで、食事の量を減らすことができ、ダイエットに効果的と言えるのです。
注意点
ただし、チェダーチーズを摂取する際には、適量を守ることが重要です。チーズは高カロリーな食材であり、食べ過ぎると逆に体重増加の原因となる可能性があります。また、チェダーチーズには塩分も含まれているため、塩分摂取過多にも注意が必要です。
まとめ
チェダーチーズは、低糖質ダイエットを実践する方にとって、少し効果的な食材と言えます。糖質量が3.7gと比較的低く、タンパク質も豊富に含まれています。ただし、適量を守り、塩分摂取にも注意しながら摂取することが大切です。チェダーチーズを上手に取り入れながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
チェダーチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
チェダーチーズは、低脂質ダイエットに使える?
チェダーチーズは、乳製品の一種であり、美味しさと風味で人気があります。しかし、低脂質ダイエットを実践している人にとっては、チェダーチーズは避けるべき食品となるかもしれません。なぜなら、チェダーチーズは低脂質ではなく、脂肪含有量が33.8gもあるからです。
低脂質ダイエットに不向きな理由
低脂質ダイエットを実践している人にとっては、食品の脂肪含有量は非常に重要です。脂肪は高カロリーであり、過剰摂取すると体重増加や健康問題の原因となる可能性があります。そのため、低脂質ダイエットを実践している人は、脂肪含有量の低い食品を選ぶことが重要です。
チェダーチーズは、脂肪含有量が33.8gと高いため、低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。一般的に、低脂質ダイエットを実践している人は、脂肪含有量が10g未満の食品を選ぶことが推奨されています。そのため、チェダーチーズは脂肪含有量が高いため、制限を設けたい人には適していないと言えるでしょう。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践している人にとっては、チェダーチーズの代替品を探すことが重要です。代替品としては、低脂肪チーズやスキムミルクチーズなどがあります。これらの食品は、脂肪含有量が低く、低脂質ダイエットに適した食品と言えます。
低脂質ダイエットを実践している人は、チェダーチーズを避け、代わりに低脂肪チーズやスキムミルクチーズを選ぶことをおすすめします。これにより、脂肪摂取を制限しながらも、チーズの美味しさを楽しむことができます。
まとめ
チェダーチーズは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂肪含有量が33.8gと高いため、低脂質ダイエットを実践している人は、他の低脂肪チーズやスキムミルクチーズを選ぶことをおすすめします。食品選びはダイエットの成功に大きく関わるため、注意が必要です。自分の目標に合わせた食品を選ぶことで、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、チェダーチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チェダーチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 390 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 1.4 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 25.7 | g | 多い |
脂質 | 33.8 | g | 多い |
「チェダーチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 35.3 | g | 低い |
有機酸 | 1.3 | g | 多い |
灰分 | 3.8 | g | 多い |
コレステロール | 100 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.0 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「チェダーチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 800 | mg | 多い |
カリウム | 85 | mg | 低い |
カルシウム | 740 | mg | 多い |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 500 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 4.0 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 20 | μg | 多い |
セレン | 12 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 310 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 210 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 330 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 12 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.45 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.7 | μg | 多い |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
チェダーチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。