このページではブルーチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ブルーチーズのカロリーは326kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ブルーチーズの可食部100gあたりのカロリーは、326kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中290位です。これは多い順にすると上位18%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでブルーチーズのカロリーを評価すると、54件中18位です。これは上位から33%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 326Kcal |
全体での評価 | 290位 / 1592件中(上位18%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 18位 / 54件中(上位33%…平均的) |
ブルーチーズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜブルーチーズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
ブルーチーズのカロリーが高い理由
ブルーチーズは、乳(チーズ)の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり326kcalと高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照すると、カロリーの高さが明らかになります。
高い脂質とタンパク質の含有量
ブルーチーズは、脂質が29g含まれており、タンパク質も18.8g含まれています。脂質は他のチーズと比較しても多く、タンパク質も比較的多いです。これらの栄養素は、エネルギー源として重要な役割を果たします。特に脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを提供するため、カロリーの増加につながります。
糖質の低さ
一方で、ブルーチーズは糖質が5.3gとかなり低いです。糖質は、炭水化物の一種であり、エネルギー源としても重要ですが、ブルーチーズにはそれほど多く含まれていません。糖質の低さが、カロリーの高さに寄与している要因の一つと言えます。
食物繊維の欠如
ブルーチーズには食物繊維が含まれていません。食物繊維は、消化を助けたり、便通を促進するなど、健康に良い影響を与える役割があります。しかし、ブルーチーズには食物繊維がほとんど含まれていないため、カロリーの高さに寄与する要因の一つとなっています。
まとめ
ブルーチーズのカロリーが高い理由は、脂質とタンパク質の含有量が比較的多く、糖質や食物繊維が少ないことによるものです。これらの栄養データを踏まえると、ブルーチーズはエネルギー源として重要な栄養素を多く含んでおり、そのためカロリーが高くなっていると考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ブルーチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.3g | 4 | 21.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.8g | 4 | 75.2kcal |
脂質 | 29.0g | 9 | 261kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ブルーチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、261kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ブルーチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
ブルーチーズは、低糖質ダイエットに使える?
ブルーチーズは、糖質量が5.3gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
ブルーチーズの糖質量
ブルーチーズは、乳(チーズ)の一種であり、その糖質量は5.3gです。一般的なチーズと比較すると、糖質量が少ないため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては選びやすい食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らすダイエット方法の一つです。糖質はエネルギー源となるため、摂り過ぎると余分なエネルギーとして蓄積されてしまいます。そのため、糖質の摂取を制限することで、体脂肪を減らすことができるとされています。
ブルーチーズの効果
ブルーチーズは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言われています。糖質量が比較的低いため、ダイエット中でも食べることができるチーズの一つです。また、ブルーチーズには、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類も含まれており、栄養バランスも考えた食事ができるという利点もあります。
注意点
ただし、ブルーチーズを摂取する際には、量を適度に抑えることが重要です。チーズは高脂肪食品であり、摂り過ぎるとカロリーが増えてしまいます。また、ブルーチーズには塩分が含まれているため、塩分摂取過多にならないように注意が必要です。
まとめ
ブルーチーズは、糖質量が5.3gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。ただし、適度な量を守り、栄養バランスを考えた食事を心掛けることが重要です。低糖質ダイエットを行う際には、ブルーチーズを上手に活用して健康的な体づくりを目指しましょう。
ブルーチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キリン
ブルーチーズは、低脂質ダイエットに使える?
ブルーチーズは、乳(チーズ)の一種であり、その特徴的な青カビが特徴です。しかし、ブルーチーズは低脂質ダイエットには不向きな食品です。以下にその理由を説明します。
ブルーチーズの脂質量
ブルーチーズは、100g当たり約29gの脂質を含んでいます。この数値は、低脂質食品とは言えません。低脂質ダイエットでは、脂質摂取を制限することが重要ですが、ブルーチーズはその制限には適さない食品です。
ブルーチーズのカロリー
ブルーチーズは、脂質以外にもカロリーが高いです。100g当たり約353kcalのエネルギーを含んでおり、低カロリー食品とは言えません。ダイエット中は、カロリー摂取も制限する必要がありますので、ブルーチーズは避けるべき食品です。
ブルーチーズの塩分
ブルーチーズには、塩分が多く含まれています。塩分の摂り過ぎは、高血圧や体の水分バランスの乱れなどを引き起こす可能性があります。低塩分ダイエットを行う場合には、ブルーチーズの摂取は控えるべきです。
ブルーチーズの栄養価
ブルーチーズには、カルシウムやたんぱく質などの栄養素も含まれていますが、これらの栄養素は他の食品からも摂取することができます。低脂質ダイエットでは、栄養バランスを考えながら摂取することが重要ですが、ブルーチーズは他の食品に比べて脂質量が多いため、適切な選択肢ではありません。
まとめ
ブルーチーズは、乳(チーズ)の一種であり、その特徴的な青カビが特徴ですが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質量やカロリー、塩分の多さなどが問題となります。低脂質ダイエットを目指す場合には、他の食品を選ぶことをおすすめします。
最後に、ブルーチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ブルーチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 326 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 1.0 | g | |
└糖質 | 5.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.8 | g | 多い |
脂質 | 29.0 | g | 多い |
「ブルーチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 45.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.6 | g | 多い |
コレステロール | 90 | mg | 多い |
食塩相当量 | 3.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ブルーチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1500 | mg | 多い |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 590 | mg | 多い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 440 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 2.5 | mg | 多い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 270 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 170 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 280 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.42 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.22 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ブルーチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。