このページではビーフンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ビーフンのカロリーは360kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
ビーフンの可食部100gあたりのカロリーは、360kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中201位です。これは多い順にすると上位12%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのでビーフンのカロリーを評価すると、100件中9位です。これは上位から9%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 360Kcal |
全体での評価 | 201位 / 1592件中(上位12%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 9位 / 100件中(上位9%…高い) |
ビーフンはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜビーフンのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
ビーフンのカロリーは高い理由
ビーフンは、可食部100gあたり360kcalという高いカロリーを持っています。その理由は、以下の栄養データから明らかになります。
糖質の多さ
ビーフンは、可食部100gあたり80.3gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、摂取した糖質は体内でブドウ糖に分解され、エネルギーとして利用されます。ビーフンの糖質の多さが、その高いカロリーの一因となっています。
食物繊維の少なさ
ビーフンは、可食部100gあたり0.9gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内の健康をサポートし、満腹感をもたらす役割があります。しかし、ビーフンには食物繊維が少ないため、満腹感を得にくく、食べ過ぎの原因となります。
タンパク質の普通さ
ビーフンは、可食部100gあたり7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・再生に関与する重要な栄養素ですが、ビーフンのタンパク質含有量は他の食材と比較して普通と言えます。
脂質の低さ
ビーフンは、可食部100gあたり1.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源としても重要な栄養素ですが、ビーフンの脂質含有量は他の食材と比較して低いと言えます。そのため、ビーフンのカロリーは脂質の少なさによって抑えられています。
以上の理由から、ビーフンのカロリーは高いと評価されています。糖質の多さと食物繊維の少なさが主な要因となっており、適度な摂取量に注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ビーフン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 80.3g | 4 | 321.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.9g | 2 | 1.8kcal |
たんぱく質 | 7.0g | 4 | 28kcal |
脂質 | 1.6g | 9 | 14.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ビーフン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、321.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ビーフンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
ビーフンは、低糖質ダイエットに使える?
ビーフンは、多くの人に親しまれているお米製品の一つです。しかし、実はビーフンには糖質が多く含まれています。糖質量は80.3gもあります。このことから、ビーフンは低糖質ダイエットには不向きな食材と言えるでしょう。
ビーフンの糖質量について
ビーフンは、お米を主成分としているため、糖質を多く含んでいます。糖質は、私たちの体内でエネルギー源として利用されますが、摂り過ぎると体重増加や血糖値の上昇につながる可能性があります。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この糖質量は避けたいものです。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重の管理や血糖値のコントロールを目指す食事法です。糖質を摂取することで血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えるため、脂肪の蓄積や体重の増加につながるとされています。そのため、糖質を抑えることでこれらのリスクを軽減することができます。
ビーフンの代替品
低糖質ダイエットを実践する際には、ビーフンの代替品を選ぶことが重要です。代替品としては、こんにゃくやシラタキヌードル、豆腐ヌードルなどがあります。これらは糖質が少なく、食物繊維やタンパク質も豊富に含まれています。また、野菜を多く摂ることも低糖質ダイエットにおいて重要なポイントです。
まとめ
ビーフンは、糖質量が80.3gと非常に高いため、低糖質ダイエットには不向きな食材と言えます。低糖質ダイエットを実践する際には、ビーフンの代替品を活用することや野菜の摂取を心掛けることが大切です。健康的な食生活を送るためには、糖質の摂取量に注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
ビーフンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
ビーフンは低脂質ダイエットに少し効果的
ビーフンは、穀物の一種であり、お米を主成分とした食品です。低脂質ダイエットを実践している方にとって、ビーフンは魅力的な選択肢となるかもしれません。なぜなら、ビーフンには1.6gという低脂質が含まれているからです。
低脂質ダイエットのメリット
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓病や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的とされています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や動脈硬化の原因となります。そのため、脂質の摂取を適切にコントロールすることは重要です。
ビーフンの低脂質性
ビーフンは、お米を主成分とした穀物食品ですが、その低脂質性は注目に値します。1.6gという数値は、他の食品と比較しても非常に低いです。これは、ビーフンが脂質を含んでいないわけではなく、他の食品と比べてその含有量が少ないということを意味します。
ビーフンの利用方法
ビーフンを低脂質ダイエットに活用するためには、食事のバランスを考えることが重要です。ビーフンは主食として摂取することができますが、単体で食べると栄養バランスが偏ってしまう可能性があります。そのため、野菜やたんぱく質をバランスよく摂取することが大切です。
まとめ
ビーフンは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的な食品と言えます。1.6gという低脂質が含まれているため、健康的な体重管理や生活習慣病の予防に役立つかもしれません。ただし、食事のバランスを考えながら摂取することが重要です。ビーフンを上手に活用して、健康的な食生活を実現しましょう。
最後に、ビーフンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ビーフン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 360 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 79.9 | g | |
└糖質 | 80.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.0 | g | 普通 |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「ビーフン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 11.1 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ビーフン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 33 | mg | 低い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 59 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | 5 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 25 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.09 | mg | 低い |
ビオチン | 0.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ビーフンと同じ穀物のお米製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
おにぎり(具なし) | 170 | 39.3 | 2.7 | 0.3 | 0.4 |
焼きおにぎり(具なし) | 166 | 39.5 | 3.1 | 0.3 | 0.4 |
きりたんぽ | 200 | 46.2 | 3.2 | 0.4 | 0.4 |
上新粉 | 343 | 78.8 | 6.2 | 0.9 | 0.6 |
ビーフン | 360 | 80.3 | 7.0 | 1.6 | 0.9 |
米こうじ | 260 | 59.3 | 5.8 | 1.7 | 1.4 |
お餅 | 223 | 50.8 | 4.0 | 0.6 | 0.5 |
赤飯 | 186 | 41.1 | 4.3 | 0.6 | 1.6 |
あくまき | 131 | 26.1 | 2.3 | 1.8 | 0.2 |
白玉粉 | 347 | 80.4 | 6.3 | 1.0 | 0.5 |
道明寺粉 | 349 | 80.9 | 7.1 | 0.7 | 0.7 |
玄米粉 | 370 | 82.6 | 7.1 | 2.9 | 3.5 |
米ぬか | 374 | 32.9 | 13.4 | 19.6 | 20.5 |
ライスペーパー | 339 | 83.7 | 0.5 | 0.3 | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。