このページでは、穀物のきりたんぽを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
きりたんぽのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはきりたんぽの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 200 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 46.2 | g | |
└糖質 | 46.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こめ [うるち米製品] きりたんぽ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、きりたんぽがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
きりたんぽはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
きりたんぽとは?どんな食材?
きりたんぽは、穀物の一種であり、お米を主成分とした料理です。主に岩手県の郷土料理として知られており、地域の伝統的な食材として親しまれています。
お米を主成分とした食材
きりたんぽは、お米を主成分として作られています。お米を炊いてから手で練り、細長い形状に整えます。その後、竹の皮で巻いて焼き上げることで、香ばしさと食感を引き出します。お米の風味が豊かで、もちもちとした食感が特徴です。
岩手県の伝統的な郷土料理
きりたんぽは、岩手県の伝統的な郷土料理として親しまれています。特に冬季には、鍋料理の一部としてよく食べられます。きりたんぽを鍋に入れることで、お米がスープのうまみを吸い込み、さらに美味しさが増します。岩手県の地域の特産品としても知られており、地元の食材を活かした料理として愛されています。
以上、きりたんぽの特徴について説明しました。お米を主成分とした食材であり、岩手県の伝統的な郷土料理として親しまれています。ぜひ一度、きりたんぽを味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はきりたんぽがダイエットにどう役立つか説明します!
きりたんぽはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 糖質が多いため、エネルギー源として活用できる
「きりたんぽ」は炭水化物の一種である糖質が豊富に含まれています。糖質は私たちの体にエネルギーを供給する役割を果たしており、日常的な活動や運動に必要なエネルギー源として役立ちます。特に、運動をする前や疲れた時には、糖質を摂取することで即効性のあるエネルギー補給が可能です。
2. 食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善に寄与する
「きりたんぽ」には食物繊維が少量含まれています。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便通を促進します。また、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。このため、「きりたんぽ」を摂取することで、腸の健康を維持することができます。
3. 脂質と塩分が低いため、バランスの取れた食事に適している
「きりたんぽ」は脂質と塩分が低い食材です。脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めることがありますが、脂質が低いため、バランスの取れた食事に適しています。また、塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病の原因となることがありますが、塩分が無いため、塩分制限が必要な方にも適しています。
以上のように、「きりたんぽ」は糖質が多く、食物繊維が含まれており、脂質と塩分が低いため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。適度なエネルギー補給や腸内環境の改善、バランスの取れた食事に取り入れることで、健康をサポートすることができます。
おすすめ:きりたんぽのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
きりたんぽに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ソラレピ
「きりたんぽ」の特徴
「きりたんぽ」は穀物(お米製品)の一種であり、以下の栄養データから特徴を3つに絞って論じます。
1. 低い無機質栄養素含有量
「きりたんぽ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄の含有量が低い特徴があります。これは、この食材を摂取することでこれらの栄養素を多く摂取することはできないということを意味します。特に、ナトリウムの含有量が低いため、塩分制限が必要な方にとっては適している食材と言えるでしょう。
2. 普通のリン、亜鉛、銅含有量
「きりたんぽ」には、リン、亜鉛、銅の含有量が普通の範囲にある特徴があります。これらの栄養素は、体内で様々な役割を果たしており、適切な摂取が必要です。「きりたんぽ」を摂取することで、これらの栄養素を一部補うことができます。
3. 多いマンガン含有量
「きりたんぽ」には、マンガンの含有量が多い特徴があります。マンガンは抗酸化作用を持ち、体内の酸化ストレスを軽減する効果があります。また、骨や結合組織の形成にも関与しています。「きりたんぽ」を摂取することで、マンガンの摂取量を増やすことができます。
以上の特徴から、「きりたんぽ」は低い無機質栄養素含有量、普通のリン、亜鉛、銅含有量、多いマンガン含有量という特徴を持つ食材と言えます。これらの特徴を踏まえて、バランスの取れた食事に取り入れることが大切です。
きりたんぽに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヤマサ
1. ビタミンB1は普通量含まれる
きりたんぽに含まれるビタミンB1の含有量は0.03 mgで、普通の量と言えます。ビタミンB1はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。きりたんぽを摂取することで、ビタミンB1を適切な量摂取することができます。
2. ビタミンB2とビタミンB6は低い量含まれる
きりたんぽに含まれるビタミンB2の含有量は0.01 mgで、低い量となります。同様に、ビタミンB6の含有量も0.02 mgで低いです。ビタミンB2は細胞のエネルギー産生に関与し、ビタミンB6はタンパク質代謝に重要な役割を果たしています。きりたんぽを摂取する際には、他の食品からこれらのビタミンを補う必要があります。
3. ナイアシンとパントテン酸は普通量含まれる
きりたんぽに含まれるナイアシンの含有量は0.3 mgで、パントテン酸の含有量は0.31 mgです。どちらも普通の量とされています。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、パントテン酸は脂質代謝に関与しています。きりたんぽを摂取することで、これらのビタミンを適切な量摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はきりたんぽの使用例としてレシピをご紹介します。
きりたんぽを使ったレシピ20選!
#1 だまこ入り、きりたんぽ風キムチ鍋
ごはん、片栗粉、鶏肉(もも)、舞茸、ごぼう、豆腐(木綿)、長ねぎ、もやし、セリ、等
秋田の郷土料理「だまこ」が入ったキムチ鍋のレシピ。ごはんを軽く潰して焼いた「だまこ」は、きりたんぽのような雰囲気です。…
レシピを見る#2 きりたんぽ鍋
鶏もも肉、まいたけ、生しいたけ、ねぎ、せり、姫たけのこ、にんじん、ごぼう、ぎんなん(ゆでたもの)、等
秋田県の郷土料理、きりたんぽ鍋のレシピ。鶏もも肉から出たうま味たっぷりのお出汁が染み込んだ食材は格別なおいしさです。…
レシピを見る#3 水炊きに飽きたら秋田風きりたんぽ鍋のレシピ
昆布、鶏モモ肉、大根、ニンジン、醤油、みりん、白菜、長ネギ、シメジ、等
秋田名物のきりたんぽ鍋を再現したレシピ。水から煮出す昆布出汁は、野菜や鶏肉それぞれの旨味を引き立てます。…
レシピを見る#4 きりたんぽ鍋
鶏肉(もも)、長ねぎ、ごぼう、まいたけ、せり、きりたんぽ(市販品)
スープは「(ヤマサ)ぱぱっとちゃんとこれうまつゆ」におまかせのきりたんぽ鍋のレシピ。この商品は出汁のうま味甘みがきいた、麺つゆでも白だしでもない新しい味わいでお鍋のスープにもぴったり。…
レシピを見る#5 あごだしきりたんぽ鍋
きりたんぽ、鶏肉(もも)、白菜、焼き豆腐、ごぼう、長ねぎ、油揚げ、春菊、めんつゆ、等
きりたんぽ鍋はボリュームも満点。春菊をセリにアレンジすればより本格的な味わいに。…
レシピを見る#6 簡単きりたんぽ鍋
ごはん、鶏肉、マイタケ、白菜、ネギ、水菜、めんつゆ、砂糖、大根おろし、等
秋田名物、きりたんぽ鍋を家庭で簡単に作れるレシピ。少しカリッとしたきりたんぽの食感が楽しく、ほのかに甘みのある汁がきりたんぽに染みこむお鍋です。…
レシピを見る#7 きりたんぽ鍋
新米、鶏もも肉、比内地鶏、鶏砂肝、鶏レバー、ごぼう、まいたけ、糸こんにゃく、油揚げ、等
秋田県の郷土料理「きりたんぽ鍋」のレシピ。きりたんぽを手作りして、鶏だしでいただきます。…
レシピを見る#9 きりたんぽ入り味噌汁
きりたんぽ、鶏もも肉、ゴボウ、ネギ、みそ、だし汁
このレシピは、きりたんぽを使ったみそ汁の作り方です。もちもちのきりたんぽは食べごたえがあり、鶏もも肉からも美味しいだし汁が出ています。…
レシピを見る#10 お家にある食材で?! 簡単きりたんぽ鍋
白ごはん、しょうゆ、みりん、鶏ガラスープの素
鶏ガラスープの素の出汁で煮る、鶏もも肉・豆腐・野菜入り「きりたんぽ鍋」のレシピ。ご飯をつぶして割りばしに付け、トースターで焼く「たんぽ餅」の作り方が丁寧に紹介されています。…
レシピを見る#12 基本のきりたんぽ鍋
きりたんぽ、出汁昆布、鶏ガラスープの素、砂糖、醤油、みりん、鶏もも肉、鶏レバー、しらたき、等
簡単につくれる、きりたんぽ鍋のレシピ。秋田の郷土料理のきりたんぽ鍋を、自宅で美味しくつくることができます。…
レシピを見る#13 きりたんぽ風鍋
きりたんぽ、鶏もも肉、白菜、ゴボウ、水煮タケノコ、白ネギ、マイタケ、セリ、しらたき(糸コンニャク)、等
このレシピは、きりたんぽを使った鍋料理です。野菜や鶏肉をたっぷり入れ、合わせだしでしっかり味をつけます。…
レシピを見る#16 マイタケ香るきりたんぽ鍋
鶏もも肉、ゴボウ、マイタケ、油揚げ、セリ、ニンジン、白ネギ、ご飯、鶏ガラスープの素、等
このレシピは、きりたんぽとゴボウ&マイタケを使った鍋料理です。鶏もも肉、野菜、そしてきりたんぽを煮込んで、温かくてヘルシーな鍋を作ります。…
レシピを見る#17 秋田県の郷土料理! きりたんぽの甘辛味噌焼き
白ごはん、みりん、砂糖、しょうゆ、みそ
このレシピは白ごはんを使った秋田県の郷土料理、きりたんぽの甘辛味噌焼きです。きりたんぽを香ばしく焼いた一品で、どこか懐かしい味わいが一口食べるとやみつきになります。…
レシピを見る#18 きりたんぽ鍋
きりたんぽ、鶏もも肉、ゴボウ、水煮タケノコ、白ネギ、マイタケ、セリ、しらたき(糸コンニャク)、チキンブイヨン、等
このレシピは、秋田の郷土料理『きりたんぽ』を使った鍋です。きりたんぽは少しもちもちしていて、とても温かそうです。…
レシピを見る#19 きりたんぽ鍋
きりたんぽ、鶏もも肉、白菜、ゴボウ、水煮タケノコ、白ネギ、マイタケ、シメジ、セリ、等
鍋の定番、鶏肉や白菜をたっぷり使ったきりたんぽ鍋のレシピ。野菜と鶏肉のうまみを吸ったきりたんぽがジューシーです。…
レシピを見る#20 きりたんぽ鍋
鶏ガラ、昆布、白ネギ、ショウガ、きりたんぽ、鶏もも肉、ゴボウ、水煮タケノコ、マイタケ、等
このレシピは秋田を代表する郷土料理、きりたんぽ鍋の作り方を紹介します。きりたんぽとはご飯を練って秋田杉の棒に巻きつけて焼いたものです。…
レシピを見る最後に、きりたんぽの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きりたんぽ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 200 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 46.2 | g | |
└糖質 | 46.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「きりたんぽ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 50.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「きりたんぽ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 36 | mg | 低い |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 43 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.40 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
きりたんぽと同じ穀物のお米製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
おにぎり(具なし) | 170 | 39.3 | 2.7 | 0.3 | 0.4 |
焼きおにぎり(具なし) | 166 | 39.5 | 3.1 | 0.3 | 0.4 |
きりたんぽ | 200 | 46.2 | 3.2 | 0.4 | 0.4 |
上新粉 | 343 | 78.8 | 6.2 | 0.9 | 0.6 |
ビーフン | 360 | 80.3 | 7.0 | 1.6 | 0.9 |
米こうじ | 260 | 59.3 | 5.8 | 1.7 | 1.4 |
お餅 | 223 | 50.8 | 4.0 | 0.6 | 0.5 |
赤飯 | 186 | 41.1 | 4.3 | 0.6 | 1.6 |
あくまき | 131 | 26.1 | 2.3 | 1.8 | 0.2 |
白玉粉 | 347 | 80.4 | 6.3 | 1.0 | 0.5 |
道明寺粉 | 349 | 80.9 | 7.1 | 0.7 | 0.7 |
玄米粉 | 370 | 82.6 | 7.1 | 2.9 | 3.5 |
米ぬか | 374 | 32.9 | 13.4 | 19.6 | 20.5 |
ライスペーパー | 339 | 83.7 | 0.5 | 0.3 | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。