このページでは、穀物のあくまきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あくまきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあくまきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 131 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.7 | g | |
└糖質 | 26.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 2.3 | g | 低い |
脂質 | 1.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こめ [もち米製品] あくまき」(あくまき(もち米製品のもの))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あくまきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あくまきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
あくまきとは?どんな食材?
あくまきとは、穀物、具体的にはお米製品の一種です。お米を精米する際に発生する副産物であり、米粉やもち米の粉などを主成分としています。その名前の通り、あく(米の表面に付着した糠)をまき散らしたような見た目が特徴です。
あくまきの特徴
あくまきは、その特異な見た目からもわかるように、粉状の食材です。粉の粒子は細かく、白色からクリーム色をしています。また、あくまきはもちもちとした食感があり、独特の風味も持っています。
あくまきの利用方法
あくまきは、主にお菓子やパンの材料として利用されます。米粉やもち米の粉と同様に、あくまきもグルテンフリーであるため、小麦アレルギーを持つ人やグルテンを避ける食事制限をしている人にとっては、代替品として重宝されています。
お菓子作りでは、あくまきを生地に混ぜ込んだり、表面にまぶしたりして、独特の食感や風味を楽しむことができます。また、パン作りでは、あくまきを配合することで、もちもちとした食感を出すことができます。
まとめ
あくまきは、お米製品の一種であり、お菓子やパン作りに利用される穀物です。粉状であり、もちもちとした食感と独特の風味が特徴です。グルテンフリーの代替品としても活用されています。お菓子やパンに取り入れることで、新しい味わいを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあくまきがダイエットにどう役立つか説明します!
あくまきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. カロリーが平均的であるため、バランスの取れた食事に役立つ
あくまきは可食部100gあたり131kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは平均的な範囲にあり、過剰な摂取を防ぐことができます。バランスの取れた食事は健康的な体を維持するために重要です。あくまきを食事に取り入れることで、他の栄養素とのバランスを保ちながら、適切なカロリー摂取を実現することができます。
2. 糖質が普通の範囲であるため、エネルギー源として役立つ
あくまきは可食部100gあたり26.1gの糖質を含んでいます。糖質は私たちの体にとって主要なエネルギー源です。あくまきに含まれる糖質は普通の範囲にあり、エネルギーを効率的に供給することができます。適切な糖質摂取は、日常の活動や運動に必要なエネルギーを確保するために重要です。
3. 食物繊維が普通の範囲であるため、消化をサポートする
あくまきは可食部100gあたり0.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化をサポートし、腸内環境を整える役割を果たします。あくまきに含まれる食物繊維は普通の範囲にあり、消化をスムーズにする助けとなります。適切な食物繊維摂取は、便秘の予防や腸の健康維持に役立ちます。
おすすめ:あくまきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あくまきに含まれる無機質の栄養を解説!
「あくまき」の特徴
「あくまき」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ナトリウムが普通量である
「あくまき」は可食部100gあたりに16 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する重要なミネラルですが、摂りすぎると高血圧や体液の異常増加などの健康リスクがあります。そのため、ナトリウムの摂取量は適度に制限する必要があります。「あくまき」のナトリウム量は普通量であり、バランスの取れた食事に適していると言えます。
2. カルシウムやリンなどの無機質が低い
「あくまき」にはカルシウムやリンなどの無機質が含まれていますが、その量は可食部100gあたり6 mgや10 mgと低いです。カルシウムは骨や歯の形成に必要なミネラルであり、リンはエネルギー代謝や骨の構成要素として重要です。しかし、「あくまき」はこれらのミネラルを多く含んでいないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
3. マンガンが多い
「あくまき」には可食部100gあたり0.39 mgのマンガンが含まれています。マンガンは酵素の働きを助けるミネラルであり、エネルギー代謝や抗酸化作用に関与しています。マンガンは一部の穀物やナッツ類に多く含まれており、バランスの取れた食事に欠かせない栄養素です。「あくまき」はマンガンを多く含んでいるため、穀物の中でも栄養価が高いと言えます。
以上のように、「あくまき」はナトリウムが普通量であり、カルシウムやリンなどの無機質が低く、一方でマンガンが多いという特徴を持っています。これらの特徴を踏まえて、「あくまき」を食事に取り入れる際には、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
あくまきに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンB6の含有量が低い
「あくまき」に含まれるビタミンの中で、ビタミンB6の含有量は0.01 mgと非常に低いです。ビタミンB6は体内でタンパク質や脂質の代謝に関与し、神経系の正常な機能や免疫力の維持にも重要な役割を果たしています。しかし、「あくまき」にはビタミンB6がほとんど含まれていないため、他の食材から摂取する必要があります。
2. ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンCは含まれない
「あくまき」にはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンCが含まれていません。これらのビタミンは、体内の様々な機能に関与し、健康維持に重要な役割を果たしています。したがって、「あくまき」を摂取する際には、他の食材からこれらのビタミンを補う必要があります。
3. ビタミン含有量のデータ
以下に「あくまき」のビタミン含有量のデータを示します。
- ビタミンB6:0.01 mg(低い)
最後に、あくまきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あくまき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 131 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.7 | g | |
└糖質 | 26.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 2.3 | g | 低い |
脂質 | 1.8 | g | 普通 |
「あくまき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 69.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あくまき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 16 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 10 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
あくまきと同じ穀物のお米製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
おにぎり(具なし) | 170 | 39.3 | 2.7 | 0.3 | 0.4 |
焼きおにぎり(具なし) | 166 | 39.5 | 3.1 | 0.3 | 0.4 |
きりたんぽ | 200 | 46.2 | 3.2 | 0.4 | 0.4 |
上新粉 | 343 | 78.8 | 6.2 | 0.9 | 0.6 |
ビーフン | 360 | 80.3 | 7.0 | 1.6 | 0.9 |
米こうじ | 260 | 59.3 | 5.8 | 1.7 | 1.4 |
お餅 | 223 | 50.8 | 4.0 | 0.6 | 0.5 |
赤飯 | 186 | 41.1 | 4.3 | 0.6 | 1.6 |
あくまき | 131 | 26.1 | 2.3 | 1.8 | 0.2 |
白玉粉 | 347 | 80.4 | 6.3 | 1.0 | 0.5 |
道明寺粉 | 349 | 80.9 | 7.1 | 0.7 | 0.7 |
玄米粉 | 370 | 82.6 | 7.1 | 2.9 | 3.5 |
米ぬか | 374 | 32.9 | 13.4 | 19.6 | 20.5 |
ライスペーパー | 339 | 83.7 | 0.5 | 0.3 | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。