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玄米粉のカロリー・栄養を徹底解説!糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

カロリー調査隊

このページでは、穀物の玄米粉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。

玄米粉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!

まずは玄米粉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー370Kcal高い
炭水化物84.1g
└糖質82.6g多い
└食物繊維3.5g多い
たんぱく質7.1g普通
脂質2.9g普通
食塩相当量0mg無し

データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こめ [うるち米製品] 玄米粉」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、玄米粉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!

玄米粉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介

玄米粉とは?どんな食材?


玄米粉は、お米を粉砕して作られる穀物の粉です。お米の胚芽と胚乳を含んだ、玄米という状態のお米を粉にしたものです。玄米粉は、主に日本料理や菓子作りで使用されることがあります。

1. 栄養価が高い


玄米粉は、お米の胚芽と胚乳を含んでいるため、栄養価が高い特徴があります。お米の胚芽にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、胚乳には食物繊維やたんぱく質が含まれています。そのため、玄米粉を使用することで、普通の白米粉よりも栄養価が高い食材を摂取することができます。

2. 風味が豊か


玄米粉は、お米の風味がそのまま残っているため、風味が豊かな特徴があります。白米粉と比べて、少し香ばしい味わいがあります。この風味を活かして、お菓子やパン、麺類などの料理に使用することで、より美味しい味わいを楽しむことができます。

3. アレルギー対応食材としても利用される


玄米粉は、小麦粉に比べてグルテンが含まれていないため、小麦アレルギーを持つ人やグルテンフリーの食事を守る人にとって、代替食材として利用されることがあります。玄米粉を使用することで、小麦粉を使った料理を楽しむことができるため、アレルギー対応の食事を工夫する際に重宝されています。

以上のように、玄米粉は栄養価が高く、風味が豊かな食材であり、アレルギー対応食材としても利用される特徴があります。様々な料理やお菓子作りに活用することで、健康的で美味しい食事を楽しむことができます。
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ざっくり説明するとこんな感じです!次は玄米粉がダイエットにどう役立つか説明します!

玄米粉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!

1. 糖質が多いが、食物繊維も多い


玄米粉は糖質が82.6gと多いですが、同時に食物繊維も3.5g含まれています。食物繊維は消化を遅らせるため、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。そのため、玄米粉を使用した食事は血糖値の上昇を緩やかにすることができ、糖尿病の予防や管理に役立ちます。

2. カロリーが高いが、脂質は普通


玄米粉はカロリーが370kcalと高いですが、脂質は2.9gと普通です。カロリーが高いため、摂取量には注意が必要ですが、脂質が普通であるため、健康的な脂質バランスを保つことができます。また、玄米粉は低GI(血糖値の上昇を抑える指標)食品であり、GI値の低い食品は満腹感を持続させる効果があります。そのため、玄米粉を使用した食事は過食を防ぐことができ、ダイエットや体重管理にも役立ちます。

3. 塩分が無し


玄米粉には塩分が含まれていません。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られています。そのため、塩分制限が必要な方や健康な食事を心掛けたい方にとって、玄米粉は優れた選択肢となります。塩分を気にせずに玄米粉を使用することで、健康的な食事を実現することができます。

おすすめ玄米粉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!

玄米粉に含まれる無機質の栄養を解説!

1. 栄養素が豊富


玄米粉は、多くの栄養素を含んでいます。特に、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデンなどの無機質栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は、体内の機能を維持するために重要な役割を果たしています。特に、マグネシウムは骨や筋肉の健康に関与し、鉄は貧血の予防に役立ちます。玄米粉を摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂取することができます。

2. ナトリウムが低い


玄米粉は、ナトリウムの含有量が非常に低い食材です。ナトリウムは高血圧や心臓病のリスクを高める要因となるため、摂取を控える必要があります。玄米粉を使用することで、ナトリウムの摂取量を抑えることができます。健康を意識する方にとっては、ナトリウムが低い食材として玄米粉を選ぶことは良い選択肢です。

3. カリウムが普通


玄米粉には、カリウムも含まれています。カリウムは、体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。玄米粉を摂取することで、カリウムを適切な量摂取することができます。カリウムの摂取量が不足すると、筋肉の疲労や不快感が生じる可能性があります。玄米粉は、カリウムを普通の量摂取するための適切な食材と言えます。

玄米粉に含まれるビタミンを解説!

玄米粉のビタミン含有量の特徴



ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールは1.2 mg含まれており、他のビタミンと比べて多く含まれています
- β-トコフェロールとδ-トコフェロールは含まれていません。含まれていません
- γ-トコフェロールは0.1 mg含まれており、他のビタミンと比べて普通に含まれています

ビタミンB2の特徴
- ビタミンB2は0.03 mg含まれており、他のビタミンと比べて普通に含まれています

ナイアシンの特徴
- ナイアシンは4.6 mg含まれており、他のビタミンと比べて多く含まれています

ビタミンB6の特徴
- ビタミンB6は0.08 mg含まれており、他のビタミンと比べて普通に含まれています

パントテン酸の特徴
- パントテン酸は0.12 mg含まれており、他のビタミンと比べて低く含まれています

ビオチンの特徴
- ビオチンは5.1 μg含まれており、他のビタミンと比べて多く含まれています

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最後に、玄米粉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。

「玄米粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり)

カロリー370Kcal高い
炭水化物84.1g
└糖質82.6g多い
└食物繊維3.5g多い
たんぱく質7.1g普通
脂質2.9g普通

「玄米粉」のその他栄養情報

廃棄率0%特になし
水分4.6g低い
有機酸-g無し
灰分1.3g普通
コレステロール(0)mg無し
食塩相当量0mg無し
アルコール-g無し

「玄米粉」のビタミン・無機質等

ナトリウム3mg低い
カリウム230mg普通
カルシウム12mg普通
マグネシウム110mg多い
リン290mg多い
1.4mg多い
亜鉛2.4mg多い
0.30mg多い
マンガン2.49mg多い
ヨウ素1μg多い
セレン2μg普通
クロム6μg多い
モリブデン120μg多い
ビタミンA
└レチノール(0)μg無し
└α-カロテン(0)μg無し
└β-カロテン(0)μg無し
└β-クリプトキサンチン(0)μg無し
└β-カロテン当量(0)μg無し
└レチノール活性当量(0)μg無し
ビタミンD-μg無し
ビタミンE
└α-トコフェロール1.2mg多い
└β-トコフェロールTrmg無し
└γ-トコフェロール0.1mg普通
└δ-トコフェロール0mg無し
ビタミンK(0)μg無し
ビタミンB10mg無し
ビタミンB20.03mg普通
ナイアシン4.6mg多い
ビタミンB60.08mg普通
ビタミンB12(0)μg無し
葉酸μg無し
パントテン酸0.12mg低い
ビオチン5.1μg多い
ビタミンC(0)mg無し

焙煎あり

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

玄米粉と同じ穀物のお米製品ジャンルで栄養素を比較!

名前カロリー糖質タンパク質脂質食物繊維
おにぎり(具なし)17039.32.70.30.4
焼きおにぎり(具なし)16639.53.10.30.4
きりたんぽ20046.23.20.40.4
上新粉34378.86.20.90.6
ビーフン36080.37.01.60.9
米こうじ26059.35.81.71.4
お餅22350.84.00.60.5
赤飯18641.14.30.61.6
あくまき13126.12.31.80.2
白玉粉34780.46.31.00.5
道明寺粉34980.97.10.70.7
玄米粉37082.67.12.93.5
米ぬか37432.913.419.620.5
ライスペーパー33983.70.50.30.8

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。

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