このページでは、穀物のビーフンを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ビーフンのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはビーフンの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 360 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 79.9 | g | |
└糖質 | 80.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.0 | g | 普通 |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こめ [うるち米製品] ビーフン」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ビーフンがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ビーフンはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
ビーフンとは?どんな食材?
ビーフンは、穀物であるお米を主成分とした食材です。お米を粉にして作られるため、細長い麺状の形状をしています。ビーフンは、アジア料理でよく使用される食材であり、特に中華料理やタイ料理でよく見かけることがあります。
特徴1:柔らかい食感
ビーフンはお米から作られているため、他の麺類と比べて柔らかい食感が特徴です。茹でるとしなやかな食感になり、噛みしめると口の中でほどけるような感触があります。そのため、食べやすく、さまざまな料理に合わせやすい食材と言えます。
特徴2:香りや味を吸収しやすい
ビーフンは、主成分であるお米の特性から、香りや味を吸収しやすいという特徴があります。そのため、炒め物やスープなどの料理に使用すると、他の材料の風味をよく引き立てることができます。また、調味料やソースとの相性も良く、様々な味付けに対応することができます。
特徴3:栄養価が高い
お米を主成分としたビーフンは、栄養価が高い食材です。お米には炭水化物やビタミンB1、食物繊維などが豊富に含まれており、ビーフンとして摂取することでこれらの栄養素を効率的に摂ることができます。また、ビーフンは低カロリーであり、ダイエット中の方にもおすすめの食材と言えます。
以上のように、ビーフンはお米を主成分とした柔らかい食感の食材であり、香りや味を吸収しやすく、栄養価も高いという特徴を持っています。さまざまな料理に活用することで、美味しさと栄養を兼ね備えた食事を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はビーフンがダイエットにどう役立つか説明します!
ビーフンはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 糖質が多くエネルギー源として活用できる
ビーフンは糖質が80.3g含まれており、エネルギー源として役立ちます。糖質は体内でブドウ糖に分解され、筋肉や脳のエネルギーとして利用されます。特に運動前や運動後のエネルギー補給に適しています。
2. 食物繊維が普通量含まれている
ビーフンには0.9gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、過食を防ぐのにも役立ちます。
3. 脂質が低く、ヘルシーな食材として選ばれる
ビーフンには1.6gの脂質が含まれており、低脂肪食の一部として選ばれることがあります。脂質が少ないため、カロリー摂取を抑えることができます。また、脂質の摂りすぎは生活習慣病のリスクを高めるため、健康的な食事には適しています。
おすすめ:ビーフンのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ビーフンに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
ビーフンの特徴
ビーフンの栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ミネラルバランスが良い
ビーフンは、ナトリウムやカリウムなどの無機質栄養素が含まれています。特にマンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンの含有量が多いことがわかります。これらのミネラルは、体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。ビーフンを摂取することで、これらのミネラルをバランスよく摂ることができます。
2. ナトリウムやカリウムの含有量が低い
ビーフンは、ナトリウムやカリウムの含有量が低い食材です。これは、高血圧や腎臓病の予防に役立つ特徴です。また、塩分制限が必要な方にも適しています。
3. カルシウムや鉄などの栄養素も含まれている
ビーフンには、カルシウムや鉄などの栄養素も含まれています。これらの栄養素は、骨や歯の形成に重要な役割を果たすカルシウムや、酸素運搬や免疫機能の維持に関与する鉄など、体に必要な栄養素です。ビーフンを摂取することで、これらの栄養素を補給することができます。
以上のように、ビーフンはミネラルバランスが良く、ナトリウムやカリウムの含有量が低いという特徴を持っています。また、カルシウムや鉄などの栄養素も含まれており、バランスの良い食事に取り入れることができます。
ビーフンに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
ビーフンのビタミン含有量の特徴
ビーフンに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンB1の含有量は普通
ビーフンに含まれるビタミンB1の含有量は0.06 mgで、普通の範囲にあります。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要なビタミンです。ビーフンを摂取することで、ビタミンB1を適切に摂取することができます。
2. ビタミンB2の含有量は低い
ビーフンに含まれるビタミンB2の含有量は0.02 mgで、低い範囲にあります。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、細胞の成長や修復にも重要な役割を果たします。ビーフンを主食としている場合は、他の食品からビタミンB2を摂取する必要があります。
3. ナイアシンとビオチンの含有量は普通
ビーフンに含まれるナイアシンとビオチンの含有量は、それぞれ0.6 mgと0.6 μgで、普通の範囲にあります。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、皮膚や消化器官の健康をサポートします。ビオチンは髪や皮膚の健康に重要な役割を果たし、エネルギー代謝にも関与します。ビーフンを食べることで、これらのビタミンを摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はビーフンの使用例としてレシピをご紹介します。
ビーフンを使ったレシピ20選!
#1 そうめんで焼きビーフン
そうめん(ゆでたもの)、豚肉(こま切れ)、えび(むいたもの)、エリンギ、ニラ(3cm長さに切る)、レモン、ごま油、粗びき黒こしょう、鶏がらスープの素、等
そうめんを使用して作った焼きビーフンの作り方のレシピ。和風のコクがありながら仕上げに黒こしょうで味を引き締めでレモンを絞ることでエスニックのパッタイ風の味付けになっています。…
レシピを見る#2 牛肉と野菜のあっさりビーフン
ビーフン、牛肉(赤身、こま切れ)、にら、セロリ、トマト、サラダ油、しょうゆ、料理酒、カレー粉、等
あっさりした料理が食べたい方にアジア風の「牛肉と野菜のあっさりビーフン」のレシピ。赤身の牛肉をしっかり味付けすることで旨みを引き立てに。…
レシピを見る#3 汁ビーフン
ビーフン、干しえび、もやし、にら、豚ひき肉、にんにく、ごま油、鶏ガラスープ、料理酒、等
豚ひき肉やにらを使った汁ビーフンのレシピ。干しえびやにんにくを使っているので、風味豊かになります。…
レシピを見る#4 五目焼きビーフン
ビーフン、ゆでたけのこ、生しいたけ、ピーマン、しょうが、豚肉(薄切り)、むきえび、サラダ油、鶏ガラスープ、等
えびと野菜たっぷり、主菜としておすすめの五目焼きビーフンのレシピ。最初にしょうがを炒めて、しっかりと香りを出しましょう。…
レシピを見る#5 焼さけあらほぐしの焼きビーフン
焼さけあらほぐし」、乾燥ビーフン、にら、しいたけ、たまねぎ、しょうが、サラダ油、ごま油、顆粒中華だし、等
さけのフレークを使った焼きビーフンのレシピ。野菜やきのこのうま味、合わせ調味料をしっかりと含んだビーフンと、程よい塩味のさけのうま味を一緒に楽しむことができます。…
レシピを見る#6 豚肉の生姜焼きビーフン(ヤマサ昆布ぽん酢)
豚ばら肉(薄切り)、玉ねぎ、ピーマン、()、2、サラダ油、おろし生姜
薄切り豚ばら肉を活用したビーフンのレシピ。豚肉の生姜焼きとビーフンを組み合わせた、ボリューム満点な一皿です。…
レシピを見る#7 野菜たっぷりビーフン
ビーフン、牛ひき肉、にんじん、生しいたけ、玉ねぎ、にら、ごま油、パクチー、しょうゆ、等
野菜がたっぷり摂れるビーフンのレシピ。たっぷりの野菜を炒めて、茹でたビーフンと炒め合わせます。…
レシピを見る#8 鶏ともやしとにらのビーフン
ビーフン、鶏もも肉、ねぎ、にら、もやし、サラダ油、ごま油、こしょう、しょうが(しぼり汁)、等
米粉を原料とした「ビーフン」が主役の一品。鶏肉などと一緒にオイスターソース、しょうゆで風味豊かに味付けをしていただく中華風レシピ。…
レシピを見る#9 シャキシャキレタスのピリ辛ビーフン
ビーフン、豚もも肉(薄切り)、しょうゆ、干しえび、きくらげ、レタス、ルッコラ、長ねぎ、パプリカ(赤・黄)、等
レタスとビーフンを活用した中華風レシピ。味付けに、豆板醤、オイスターソースを活用することで、しっかりとした味付けになっています。…
レシピを見る#10 豚肉の生姜焼きビーフン(ヤマサ昆布つゆ 白だし)
豚ばら肉(薄切り)、玉ねぎ、ピーマン、ケンミンビーフン(※)、サラダ油、おろし生姜
グルテンフリーなヘルシー麺が楽しめるレシピ。麺料理は小麦由来のものが多いですが、ビーフンはお米由来です。…
レシピを見る#11 基本の焼きビーフンのレシピ
ビーフン、ショウガ、豚小間、タマネギ、ニンジン、キャベツ、パプリカ(黄)、ニラ、シメジ、等
一品で栄養たっぷり基本の焼きビーフン。ビーフンを戻しておいて具材を揃え炒めるだけ。…
レシピを見る#12 あさりの汁ビーフン
あさり(砂出ししたもの)、ビーフン、にら、パクチー、ミント、レモン、しょうゆ、赤唐辛子
米粉を原料としたビーフンをあさり汁と合わせていただくレシピ。旨みを引き出すため、砂出しや洗いなど、あさりの下処理をしっかりと行いましょう。…
レシピを見る#13 ビーフンの野菜シート巻き(TEMAKI)
にんじん(野菜シート)、大根(野菜シート)、レタス、赤玉ねぎ、アーモンド、ビーフン、しょうゆ
にんじんと大根の野菜シートにビーフンや野菜を巻いていただくアジア風レシピ。既製品「キッコーマン サクサクしょうゆ」を使用するので簡単に味付けもできます。…
レシピを見る#14 炒めビーフン
ビーフン(乾燥)、豚肩ロース肉、パプリカ(赤)、ピーマン、もやし、にら、にんにく(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、ピーナッツ(粗みじん切り)、等
たくさんの具材と炒めていただくビーフンのレシピ。しょうゆとオイスターソースのうま味をしっかりとふくませ、素材の持つ味との組み合わせを楽しみましょう。…
レシピを見る#15 焼きビーフン
ビーフン、豚肉こま切れ、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、干ししいたけ、こしょう、しょうゆ、中華スープ、等
ヘルシーな焼きビーフンのレシピ。冷めても美味しくいただくことができます。…
レシピを見る#16 サラダビーフン
ビーフン、豚肉(しゃぶしゃぶ用)、パプリカ(赤)、きゅうり、レタス(大)、ゆずポン酢、ごま油
千切野菜としゃぶしゃぶ肉が味わえるビーフンのレシピ。赤パプリカやキュウリだけでなくレタスも千切りにしてビーフンと形状をあわせます。…
レシピを見る#17 豚肉の生姜焼きビーフン(ヤマサ昆布つゆ)
豚ばら肉(薄切り)、玉ねぎ、ピーマン、ケンミンビーフン(※)、サラダ油、おろし生姜
豚ばら肉と玉ねぎを使った、主菜になる焼きビーフンのレシピ。豚ばら肉にはあらかじめ、おろし生姜を絡めておくことで、生姜焼き風に仕上げます。…
レシピを見る#18 野菜たっぷりのビーフン
ビーフン(乾麺)、豚肉(こま切れ)、キャベツ(葉)、パプリカ(赤)、ねぎ、サラダ油、しょうゆ、料理酒、オイスターソース、等
野菜をたっぷり食べられるビーフンレシピ。野菜を少し大きめにカットすることで食べ応えも抜群です。…
レシピを見る#19 ビーフンのさっぱりサラダ
ビーフン、ミニトマト、セロリ、パクチー、ハム、ごま油、黒こしょう
ビーフンと香味野菜、ハムで作るサラダのレシピ。さっぱりとした味わいの食材に、昆布ぽん酢でコクとうま味を加えていただきます。…
レシピを見る#20 豆板醤がピリリと効いた"炒めビーフン"
ビーフン、豚バラ肉、干し海老、干し海老をもどす水、玉ねぎ、干しきくらげ、赤ピーマン、もやし、にんにく、等
お店の味に近づけるビーフンのレシピ。豆板醤をきかせたピリ辛風味です。…
レシピを見る最後に、ビーフンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ビーフン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 360 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 79.9 | g | |
└糖質 | 80.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.0 | g | 普通 |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「ビーフン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 11.1 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ビーフン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 33 | mg | 低い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 59 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | 5 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 25 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.09 | mg | 低い |
ビオチン | 0.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ビーフンと同じ穀物のお米製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
おにぎり(具なし) | 170 | 39.3 | 2.7 | 0.3 | 0.4 |
焼きおにぎり(具なし) | 166 | 39.5 | 3.1 | 0.3 | 0.4 |
きりたんぽ | 200 | 46.2 | 3.2 | 0.4 | 0.4 |
上新粉 | 343 | 78.8 | 6.2 | 0.9 | 0.6 |
ビーフン | 360 | 80.3 | 7.0 | 1.6 | 0.9 |
米こうじ | 260 | 59.3 | 5.8 | 1.7 | 1.4 |
お餅 | 223 | 50.8 | 4.0 | 0.6 | 0.5 |
赤飯 | 186 | 41.1 | 4.3 | 0.6 | 1.6 |
あくまき | 131 | 26.1 | 2.3 | 1.8 | 0.2 |
白玉粉 | 347 | 80.4 | 6.3 | 1.0 | 0.5 |
道明寺粉 | 349 | 80.9 | 7.1 | 0.7 | 0.7 |
玄米粉 | 370 | 82.6 | 7.1 | 2.9 | 3.5 |
米ぬか | 374 | 32.9 | 13.4 | 19.6 | 20.5 |
ライスペーパー | 339 | 83.7 | 0.5 | 0.3 | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。