このページでははとむぎ(精白粒)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
はとむぎ(精白粒)のカロリーは353kcal(100gあたり)!これってどうなの?
はとむぎ(精白粒)の可食部100gあたりのカロリーは、353kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中216位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのではとむぎ(精白粒)のカロリーを評価すると、100件中13位です。これは上位から13%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 353Kcal |
全体での評価 | 216位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 13位 / 100件中(上位13%…高い) |
はとむぎ(精白粒)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜはとむぎ(精白粒)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
はとむぎ(精白粒)のカロリーは高い理由
はとむぎ(精白粒)は、穀物(製粉)の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり353kcalとなっています。他の食材と比較すると、このカロリーは「高い」と評価されます。
糖質が多い
はとむぎ(精白粒)には、可食部100gあたり72.4gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとなります。そのため、糖質の摂取量が多いとカロリーが高くなります。
食物繊維が普通
はとむぎ(精白粒)には、可食部100gあたり0.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化器官の働きを促進し、便通を良くする効果があります。しかし、はとむぎ(精白粒)の食物繊維量は普通とされており、他の食材と比較するとあまり多くはありません。
タンパク質が多い
はとむぎ(精白粒)には、可食部100gあたり13.3gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。そのため、タンパク質の摂取量が多いとカロリーが高くなります。
脂質が低い
はとむぎ(精白粒)には、可食部100gあたり1.3gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源としても重要な栄養素ですが、はとむぎ(精白粒)には脂質が少ないため、カロリーが低くなっています。
以上のように、はとむぎ(精白粒)のカロリーが高い理由は、糖質やタンパク質の含有量が多い一方で、脂質の含有量が少ないためです。これらの栄養データを考慮すると、はとむぎ(精白粒)は他の食材と比較してカロリーが高いと評価されるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「はとむぎ(精白粒)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 72.4g | 4 | 289.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.6g | 2 | 1.2kcal |
たんぱく質 | 13.3g | 4 | 53.2kcal |
脂質 | 1.3g | 9 | 11.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「はとむぎ(精白粒)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、289.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
はとむぎ(精白粒)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
はとむぎ(精白粒)は、低糖質ダイエットに使える?
はとむぎ(精白粒)は、糖質量が72.4gであることが確認されています。この糖質量は、低糖質ダイエットを実践している方にとっては高いと言えます。
はとむぎ(精白粒)は低糖質ダイエットに不向き
はとむぎ(精白粒)は、穀物(製粉)の一種であり、一般的には健康的な食材として知られています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要です。
糖質量が72.4g
はとむぎ(精白粒)の糖質量は72.4gとされており、低糖質ダイエットを行っている方にとっては高い数値です。低糖質ダイエットでは、糖質摂取量を制限することが重要ですが、はとむぎ(精白粒)を摂取すると、この制限が難しくなってしまいます。
糖質制限の重要性
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することによって、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐことが目的とされています。しかし、はとむぎ(精白粒)の糖質量が高いため、この目的を達成することが難しくなってしまいます。
代替品の選択
低糖質ダイエットを実践する際には、はとむぎ(精白粒)の代わりに、より糖質量が低い食材を選ぶことが重要です。例えば、大麦やキヌアなどの穀物は糖質量が低く、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
はとむぎ(精白粒)は、糖質量が72.4gと高いため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては適さない食材です。低糖質ダイエットを成功させるためには、はとむぎ(精白粒)の代わりに糖質量の低い食材を選ぶことが重要です。穀物の中でも大麦やキヌアなどがおすすめです。適切な食材選びを行い、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
はとむぎ(精白粒)は、低脂質ダイエットに使える!?
はとむぎ(精白粒)は、低脂質ダイエットに使える?
はとむぎ(精白粒)は、穀物(製粉)の一種であり、低脂質であることが特徴です。実際に調査した結果、はとむぎ(精白粒)の脂質含有量は1.3gでした。この結果から、「はとむぎ(精白粒)は低脂質ダイエットに少し効果的」と言えます。
はとむぎ(精白粒)の特徴
はとむぎ(精白粒)は、主に穀物として栽培されています。その特徴は、低脂質であることです。脂質は、体にエネルギーを供給するために必要な栄養素ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、脂質の摂取量を制限することは、ダイエットや健康管理において重要な要素となります。
はとむぎ(精白粒)の脂質含有量
実際に調査した結果、はとむぎ(精白粒)の脂質含有量は1.3gでした。この数値は、他の穀物と比較しても低い部類に入ります。そのため、はとむぎ(精白粒)を積極的に摂取することで、脂質の摂取量を制限することができます。
はとむぎ(精白粒)のダイエット効果
はとむぎ(精白粒)は、低脂質であるため、ダイエットに効果的と言えます。脂質の摂取量を制限することで、エネルギーの過剰摂取を抑えることができます。さらに、はとむぎ(精白粒)には食物繊維も含まれており、腸内環境の改善や満腹感の持続にも役立ちます。
まとめ
はとむぎ(精白粒)は、低脂質ダイエットに少し効果的な穀物です。脂質含有量が1.3gと低く、脂質の摂取量を制限することができます。また、食物繊維も含まれており、腸内環境の改善や満腹感の持続にも効果があります。はとむぎ(精白粒)を積極的に取り入れることで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、はとむぎ(精白粒)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はとむぎ(精白粒)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 353 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 72.2 | g | |
└糖質 | 72.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 0.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
「はとむぎ(精白粒)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 13.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「はとむぎ(精白粒)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 85 | mg | 低い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 20 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.81 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.16 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
歩留り: 42~45 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
はとむぎ(精白粒)と同じ穀物の製粉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
小麦粉(薄力粉) | 349 | 74.1 | 8.3 | 1.5 | 2.5 |
小麦粉(中力粉) | 337 | 73.2 | 9.0 | 1.6 | 2.8 |
小麦粉(強力粉) | 337 | 70.1 | 11.8 | 1.5 | 2.7 |
パン粉 | 277 | 47.0 | 11.0 | 5.1 | 3.0 |
そば粉 | 339 | 67.3 | 12.0 | 3.1 | 4.3 |
とうもろこし粉(玄穀) | 341 | 63.3 | 8.6 | 5.0 | 9.0 |
とうもろこし粉(コーンミール) | 375 | 66.1 | 8.3 | 4.0 | 8.0 |
とうもろこし粉(コーングリッツ) | 352 | 74.7 | 8.2 | 1.0 | 2.4 |
とうもろこし粉(コーンフラワー) | 347 | 75.6 | 6.6 | 2.8 | 1.7 |
はとむぎ(精白粒) | 353 | 72.4 | 13.3 | 1.3 | 0.6 |
ひえ(精白粒) | 361 | 70.2 | 9.4 | 3.3 | 4.3 |
もろこし(玄穀) | 344 | 62.7 | 10.3 | 4.7 | 9.7 |
もろこし(精白粒) | 348 | 71.5 | 9.5 | 2.6 | 4.4 |
ライむぎ(全粒粉) | 317 | 60.0 | 12.7 | 2.7 | 13.3 |
ライむぎ(ライ麦粉) | 324 | 64.0 | 8.5 | 1.6 | 12.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。