このページでは、野菜のにんにくを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
にんにくのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはにんにくの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 129 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.5 | g | |
└糖質 | 24.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.4 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(にんにく類) にんにく りん茎 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、にんにくがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
にんにくはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
にんにくとは?どんな食材?
にんにくは、野菜の一種であり、強い香りと独特の味が特徴です。古くから世界中で使用されており、料理に欠かせない調味料として重宝されています。
にんにくの特徴
にんにくは、強い香りを持ち、シャープでスパイシーな味わいがあります。そのため、料理に独特の風味を与えることができます。また、にんにくにはアリシンという成分が含まれており、抗酸化作用や抗菌作用があると言われています。
にんにくの効果・効能
にんにくには、さまざまな効果・効能があります。まず、血液をサラサラにする作用があり、血行を促進することで生活習慣病の予防に役立ちます。また、免疫力を高める効果もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも効果的です。さらに、抗菌作用もあるため、食中毒の予防にも役立ちます。
以上のように、にんにくは強い香りと独特の味わいを持つ野菜であり、料理に欠かせない調味料として重宝されています。さまざまな効果・効能があり、健康にも良い影響を与える食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はにんにくがダイエットにどう役立つか説明します!
にんにくはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 免疫力向上に役立つ
にんにくは、免疫力を向上させる効果があります。にんにくに含まれるアリシンという成分は、抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去することで免疫力を高めます。免疫力が向上することで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなると言われています。
2. 血液の循環を促進する
にんにくには、血液をサラサラにする効果があります。にんにくに含まれるアリシンは、血液をサラサラにする働きを持っています。これにより、血液の循環が良くなり、血管の詰まりや血栓の発生を防ぐことができます。また、血液の循環が良くなることで、体の各部に栄養や酸素を効率的に供給することができます。
3. 生活習慣病の予防に効果的
にんにくには、生活習慣病の予防に効果があります。にんにくに含まれるアリシンは、血圧を下げる効果があります。また、にんにくに含まれる硫化アリルという成分は、コレステロールを下げる効果があります。これらの効果により、高血圧や高コレステロール症などの生活習慣病のリスクを低減することができます。
以上のように、にんにくは免疫力向上や血液の循環促進、生活習慣病の予防に役立つ食材です。積極的に摂取することで、健康な食事に貢献することができます。
おすすめ:にんにくのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
にんにくに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムが多い
にんにくは、可食部100gあたりに510 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整するために重要な役割を果たしており、心臓の健康をサポートします。また、カリウムは血圧の調節にも関与しており、高血圧の予防や改善にも効果的です。
2. 銅が多い
にんにくには、可食部100gあたりに0.16 mgの銅が含まれています。銅は体内で酵素の一部として働き、骨や血液の形成に関与しています。また、銅は抗酸化作用も持っており、細胞のダメージを防ぐ効果があります。
3. モリブデンが多い
にんにくには、可食部100gあたりに16 μgのモリブデンが含まれています。モリブデンは体内での代謝反応に必要な酵素の一部として働き、特に硫黄アミノ酸の代謝に関与しています。また、モリブデンは解毒作用も持っており、有害な物質の排出を促進します。
以上のように、にんにくはカリウムや銅、モリブデンが豊富に含まれている食材です。これらの栄養素によって、心臓の健康や骨の形成、代謝の促進など、様々な健康効果が期待できます。
にんにくに含まれるビタミンを解説!
「にんにく」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの含有量はほとんど無しです。
・レチノールは0 μg(無し)
・α-カロテンは0 μg(無し)
・β-カロテンは2 μg(普通)
・β-クリプトキサンチンは0 μg(無し)
・β-カロテン当量は2 μg(普通)
・レチノール活性当量は0 μg(無し)
2. ビタミンEの含有量は普通です。
・α-トコフェロールは0.5 mg(普通)
・β-トコフェロールは0 mg(無し)
・γ-トコフェロールは0 mg(無し)
・δ-トコフェロールは0 mg(無し)
3. ビタミンB群の含有量はバラつきがあります。
・ビタミンB1は0.19 mg(多い)
・ビタミンB2は0.07 mg(普通)
・ナイアシンは0.7 mg(普通)
・ビタミンB6は1.53 mg(多い)
・パントテン酸は0.55 mg(普通)
・ビオチンは2 μg(普通)
・ビタミンCは12 mg(多い)
なお、「にんにく」にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はにんにくの使用例としてレシピをご紹介します。
にんにくを使ったレシピ20選!
#1 にんにく不使用・野菜たっぷり餃子のレシピ!栄養バランス◎えのき入りで野菜嫌いなお子様にも♪
豚ひき肉、ねぎ、キャベツ、にら、えのき茸、餃子の皮、しょうゆ、ごま油
豚ひき肉を使った、にんにく不使用の野菜たっぷりの餃子のレシピ。豚ひき肉に、みじん切りにしたねぎやキャベツ、小口切りのにら、刻んだえのき茸を混ぜて練ります。…
レシピを見る#2 鶏ガラ不要で作るチャーハンのレシピ!焦がしにんにくの風味が食欲をそそる一品に
ごはん、長ネギ、にら、にんにく、ごま油、しょうゆ
卵を使った、焦がしにんにくのチャーハンのレシピ。長ネギやにらをみじん切りにし、にんにくはみじん切りにします。…
レシピを見る#3 生姜とにんにく香る簡単たまごスープ
ごま油、にんにくすりおろし、しょうがすりおろし、鶏がらスープの素、薄口しょうゆ、塩こしょう、乾燥わかめ、刻みネギ
卵と乾燥わかめを使った、簡単に作れるたまごスープのレシピ。しょうがとにんにくはチューブで手軽に。…
レシピを見る#4 えびとキャベツのにんにく醤油炒め
むきえび、キャベツ、にんにく、しいたけ、ごま油、しょうゆ、塩コショウ、刻みネギ、白いりごま、等
このレシピは、えびとキャベツのにんにく醤油炒めの作り方です。キャベツを切り、しいたけを薄切り、にんにくを薄切り、えびの背わたをとるという手順で、15分で作ることができます。…
レシピを見る#5 にんにく大量消費!フライパンひとつで本格「スパイシーガーリックチキンピラフ」
鶏もも肉、にんにく、玉ねぎ、ミニトマト、グリーンピース、オリーブオイル、カレー粉、鶏がらスープの素、コンソメ、等
鶏もも肉を使った、スパイシーガーリックチキンピラフのレシピ。鶏肉にスパイシーな下味を付け、フライパンでこんがりと焼きます。…
レシピを見る#6 にんにくバター醤油香る「炙りサーモンとアボカド丼」
サーモン、アボカド、ごはん、バター、バター、醤油、おろしにんにく、卵黄、白いりごま、等
サーモンとアボカドを使った、炙りサーモンとアボカド丼のレシピ。アボカドはクリーミーさが特徴で、バター醤油と合わせるとまるでマグロのような味わいになります。…
レシピを見る#7 ごぼうとにんにく味噌のハーフパスタ
ささみ、スパゲッティ、ごぼう、しそ、にんにく、オリーブオイル、塩コショウ、味噌、しょうゆ、等
ささみとごぼうを使用した、主食になるパスタのレシピ。パスタの半量をごぼうで代用。…
レシピを見る#8 にんにくたっぷり!青のり香るガーリックハムチーズトースト
食パン、にんにく、ハム、ピザ用チーズ、粗びき黒こしょう、バター、粉チーズ、青のり
にんにくたっぷり!青のり香るガーリックハムチーズトーストのレシピ。にんにくをレンジで柔らかくし、潰してバター、粉チーズ、青のりを混ぜます。…
レシピを見る#9 きのことパセリのにんにく炒め
しめじ、エリンギ、えのきだけ、スライスベーコン、生パセリ、にんにく、ラー油、オリーブオイル
ベーコンときのこ類を使った、副菜におすすめな炒め物のレシピ。きのこ類はお好きなものでアレンジできそうです。…
レシピを見る#10 基本の塩やきそばのレシピ!にんにくと生姜で味がぼやけずがっつり味
焼きそば麺、豚肉、キャベツ、にんじん、もやし、にんにく、しょうが、ごま油、醤油、等
焼きそば麺を使った、基本の塩焼きそばのレシピ。豚肉、キャベツ、にんじん、もやしを炒めて、焼きそば麺と調味料を加えて混ぜ合わせます。…
レシピを見る#11 これ1品で大皿メイン!豚ロースともやしのにんにく風味味噌炒め
豚ロース薄切り肉、玉ねぎ、もやし、黒こしょう、バター、サラダ油、みそ、砂糖、しょうゆ、等
豚ロース肉ともやしを使った、お財布に優しいみそ炒めのレシピ。材料はたったの3つ。…
レシピを見る#12 にんにく風味のピリ辛チャーハンの
あたたかいごはん、焼豚、にんにく、ねぎ、サラダ油、ごま油、豆板醤(トーバンジャン)、みそ、しょうゆ、等
焼き豚とご飯で作る、にんにく香るピリ辛チャーハンのレシピ。ご家庭でお店で出てくる、パラパラチャーハンを作れるコツが詳しく記載されています。…
レシピを見る#13 砂肝のにんにく炒め
鶏砂肝、にんにく、小ねぎ、オリーブオイル、こしょう、粗びき黒こしょう
砂肝のコリコリとした食感とニンニクがガツンと効いたシンプルなおつまみです。砂肝は下処理されていない場合、両側についている白い部分を包丁でカットします。…
レシピを見る#14 グリルにんにくの七味マヨディップ
にんにく、七味唐辛子、キユーピーマヨネーズ
調理したにんにくをマヨネーズで食べる、おつまみにもってこいのレシピ。ほくほくのにんにくにピリッと来る七味唐辛子の組み合わせがたまりません。…
レシピを見る#15 調味料2つで!にんにくホイコーロー
キャベツ、ピーマン、豚バラ肉(薄切り)、ごま油、もやし、焼肉のたれ、みそ、片栗粉
人気料理ブロガー考案 焼肉のタレでホイコーローレシピ。にんにく油と3種類の形状のにんにくがたっぷり入った、にんにくの風味が特徴のキッコーマン「焦がしにんにく」を使って時短に。…
レシピを見る#16 シャキッと色鮮やかに仕上げる"青菜のにんにく炒め"
小松菜、にんにく、赤唐辛子、サラダ油、胡椒
中華鍋で作る、シンプルな小松菜の炒め物のレシピ。中華鍋は熱伝導がよく、どんな調理でも活躍します。…
レシピを見る#17 なすと豚こま切れ肉の味噌炒め にんにく風味
なす、玉ねぎ、豚こま切れ肉、みょうが、にんにく、しょうが、味噌、砂糖、みりん、等
なすと豚こま肉をたっぷりのにんにくと一緒に味噌炒めにしたレシピ。にんにくと生姜が豚肉と相性抜群。…
レシピを見る#18 鶏肉の甘辛にんにくだれ焼き
サラダ油、鶏もも肉、キッコーマンうちのごはん豚バラなすのスタミナ炒め、サラダ菜、プチトマト
簡単工程でぱぱっと作れる、甘辛にんにくだれがやみつきになること間違いなしの鶏肉のレシピ。皮目は焼き色がつくまでしっかりと焼いて、パリッとした食感に。…
レシピを見る#19 あさりとにんにくの芽の四川風
あさり(殻付き・砂抜きしたもの)、にんにくの芽、にんじん、きくらげ(乾)、サラダ油、料理酒、片栗粉(水溶き)、豆板醤、甜麺醤(テンメンジャン)、等
あさりとにんにくの芽を活用した炒めもののレシピ。豆板醤や甜麺醤を使用して辛みを効かせた四川料理風なおかずです。…
レシピを見る#20 たらとじゃがいものにんにくマヨ焼き
たら(生)、じゃがいも、ミニトマト、パセリ、こしょう、おろしにんにく(チューブ入り)、キユーピーマヨネーズ
たらとじゃかいもを活用したにんにくマヨ焼きのレシピ。マヨネーズとニンニクを合わせたコクのあるオリジナルソースが、たらの旨味を引き立てます。…
レシピを見る最後に、にんにくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「にんにく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 129 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.5 | g | |
└糖質 | 24.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.4 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
「にんにく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 9 | % | 特になし |
水分 | 63.9 | g | 普通 |
有機酸 | 0 | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「にんにく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 8 | mg | 普通 |
カリウム | 510 | mg | 多い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.16 | mg | 多い |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 16 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 1.53 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.55 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.0 | μg | 普通 |
ビタミンC | 12 | mg | 多い |
廃棄部位: 茎、りん皮及び根盤部/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。