このページではフレンチドレッシングのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
フレンチドレッシングのカロリーは325kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
フレンチドレッシングの可食部100gあたりのカロリーは、325kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中291位です。これは多い順にすると上位18%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「調味料」ジャンルのでフレンチドレッシングのカロリーを評価すると、142件中31位です。これは上位から21%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 325Kcal |
全体での評価 | 291位 / 1592件中(上位18%…高い) |
「調味料」ジャンル内での評価 | 31位 / 142件中(上位21%…高い) |
フレンチドレッシングはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜフレンチドレッシングのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:NHKきょうの料理
フレンチドレッシングのカロリーが高い理由
フレンチドレッシングは、可食部100gあたり325kcalという高いカロリーを持っています。その理由を栄養データを参考にして説明します。
糖質が普通
フレンチドレッシングは、可食部100gあたり13.4gの糖質を含んでいます。この量は普通と言えます。糖質はエネルギー源として働くため、カロリーに寄与しますが、フレンチドレッシングのカロリーの主な要因ではありません。
食物繊維が無し
フレンチドレッシングは、可食部100gあたり食物繊維が0gということです。食物繊維は消化吸収されにくく、カロリーにはほとんど寄与しません。そのため、フレンチドレッシングのカロリーには直接的な影響を与えません。
タンパク質が無し
フレンチドレッシングは、可食部100gあたりタンパク質が0gということです。タンパク質は筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても利用されますが、フレンチドレッシングには含まれていません。したがって、タンパク質の影響もカロリーには関係ありません。
脂質が多い
フレンチドレッシングは、可食部100gあたり31.5gの脂質を含んでいます。この量は多いと言えます。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、他の栄養素よりもカロリーを多く提供します。そのため、フレンチドレッシングのカロリーが高い主な要因は、脂質の摂取量の多さによるものです。
以上の理由から、フレンチドレッシングは他の食材と比較してカロリーが高いと評価されています。脂質の摂取量が多いため、カロリーが高くなっているのです。食事の際には、適量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「フレンチドレッシング」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (13.4)g | 4 | 53.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | (Tr)g | 4 | 0kcal |
脂質 | (31.5)g | 9 | 283.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「フレンチドレッシング」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、283.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
フレンチドレッシングは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
フレンチドレッシングは、低糖質ダイエットに使える?
現在、低糖質ダイエットは多くの人に支持されています。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。そのため、食事において糖質の摂取量を意識する必要があります。しかし、糖質制限中に調味料を使用する際には注意が必要です。
フレンチドレッシングの糖質量は13.4g
フレンチドレッシングは、一般的な調味料の一つです。しかし、その糖質量は13.4gと高めです。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、この糖質量はかなりの負担となるでしょう。
フレンチドレッシングは低糖質ダイエットに不向き
フレンチドレッシングは、その味わいや風味が特徴的であり、サラダなどによく合います。しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質制限の観点からは不向きな調味料と言えます。
糖質制限中には、糖質の摂取量を極力抑える必要があります。そのため、フレンチドレッシングのような糖質量の高い調味料は、積極的に避けるべきです。代わりに、低糖質のドレッシングやソースを選ぶことが重要です。
まとめ
フレンチドレッシングは、糖質量が13.4gと高く、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限中には、糖質の摂取量を抑えるために、低糖質のドレッシングやソースを選ぶことが重要です。食事において糖質の摂取量を意識し、健康的なダイエットを実践しましょう。
フレンチドレッシングは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ぐるなびシェフごはん
フレンチドレッシングは、低脂質ダイエットに不向き
フレンチドレッシングは、多くの人にとっては美味しい味付けの一つですが、低脂質ダイエットを行っている人にとっては避けるべき調味料です。実際、フレンチドレッシングには31.5gもの脂質が含まれています。
低脂質ダイエットの目的
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らすことを目指すダイエット方法です。脂質は高カロリーであり、摂りすぎると体重増加の原因となるため、低脂質ダイエットでは脂質の摂取を控えることが重要です。
フレンチドレッシングの脂質量
フレンチドレッシングは、その美味しさから多くの人に愛されていますが、その分脂質の含有量も高くなっています。実際、フレンチドレッシングには31.5gもの脂質が含まれています。この量は、低脂質ダイエットを行っている人にとってはかなりの量となります。
低脂質ダイエットに不向きな理由
低脂質ダイエットでは、1日の摂取カロリーのうち脂質の割合を減らすことが求められます。フレンチドレッシングの脂質量は非常に高いため、摂取することで1日の脂質摂取量が大幅に上昇してしまいます。これにより、低脂質ダイエットの目標を達成することが難しくなってしまいます。
代替品の選択
低脂質ダイエットを行っている人は、フレンチドレッシングの代わりに低脂質のドレッシングやソースを選択することがおすすめです。低脂質のドレッシングやソースは、脂質摂取を抑えながらも味付けを楽しむことができます。また、自家製のドレッシングやソースを作ることも良い方法です。こうすることで、低脂質ダイエットを続けながらも美味しい食事を楽しむことができます。
まとめ
フレンチドレッシングは美味しい調味料ですが、低脂質ダイエットを行っている人にとっては避けるべき調味料です。その脂質量が31.5gもあるため、低脂質ダイエットの目標を達成することが難しくなってしまいます。代わりに、低脂質のドレッシングやソースを選択することをおすすめします。これにより、美味しい食事を楽しみながらも健康的なダイエットを続けることができます。
最後に、フレンチドレッシングの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「フレンチドレッシング」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 325 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (12.4) | g | |
└糖質 | (13.4) | g | 普通 |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | (Tr) | g | 無し |
脂質 | (31.5) | g | 多い |
「フレンチドレッシング」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (47.8) | g | 普通 |
有機酸 | (1.9) | g | 多い |
灰分 | (6.3) | g | 多い |
コレステロール | (1) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (6.3) | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「フレンチドレッシング」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (2500) | mg | 多い |
カリウム | (2) | mg | 低い |
カルシウム | (1) | mg | 低い |
マグネシウム | (Tr) | mg | 無し |
リン | (1) | mg | 低い |
鉄 | (Tr) | mg | 無し |
亜鉛 | (Tr) | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (4.0) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.4) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (18.0) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (3.4) | mg | 多い |
ビタミンK | (54) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB2 | (Tr) | mg | 無し |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (Tr) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
フレンチドレッシングと同じ調味料のソース・ドレッシング・味付けジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ウスターソース | 117 | 27.0 | 1.0 | 0.1 | 0.5 |
中濃ソース | 129 | 30.1 | 0.8 | 0.1 | 1.0 |
濃厚ソース | 130 | 29.8 | 0.9 | 0.1 | 1.0 |
和風ノンオイルドレッシング | 83 | 17.2 | 3.1 | 0.1 | 0.2 |
フレンチドレッシング | 325 | (13.4) | (Tr) | (31.5) | 0 |
サウザンアイランドドレッシング | 392 | (13.4) | (0.3) | (39.2) | (0.4) |
マヨネーズ(卵黄型) | 668 | 2.8 | 2.5 | 74.7 | (0) |
お好み焼きソース | 144 | 33.5 | 1.6 | 0.1 | 0.9 |
ゆずこしょう | 37 | 3.1 | 1.3 | 0.8 | 6.2 |
和風ドレッシング | 179 | (9.7) | (1.9) | (14.5) | (0.2) |
ごまドレッシング | 399 | (15.5) | (2.7) | (38.3) | (0.8) |
マヨネーズ(ヘルシータイプ) | 262 | 4.7 | 2.9 | 28.3 | 0.8 |
フレンチドレッシング | 376 | (10.3) | (0.1) | (38.8) | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。