このページでは、調味料のフレンチドレッシングを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
フレンチドレッシングのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはフレンチドレッシングの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 376 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (9.3) | g | |
└糖質 | (10.3) | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | (0.1) | g | かなり低い |
脂質 | (38.8) | g | 多い |
食塩相当量 | (6.4) | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、調味料分類に所属する正式名称「<調味料類> (ドレッシング類) 乳化液状ドレッシング フレンチドレッシング 乳化液状」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、フレンチドレッシングがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
フレンチドレッシングはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
フレンチドレッシングとは?どんな食材?
フレンチドレッシングは、サラダや野菜料理に使用される調味料の一つです。主にフランス料理に由来し、さまざまな食材を組み合わせて作られます。フレンチドレッシングは、爽やかな酸味と程よい甘さが特徴で、さまざまな食材との相性が良いです。
フレンチドレッシングの主な食材
フレンチドレッシングの主な食材は、以下の3つです。
1. オリーブオイル
フレンチドレッシングのベースとなるのは、オリーブオイルです。オリーブオイルは、豊かな風味とコクがあり、サラダに深みを与えます。また、健康にも良いとされているため、人気のある食材です。
2. 酢
フレンチドレッシングには、さまざまな種類の酢が使用されます。代表的なものとしては、ワインビネガーやシャンパンビネガーがあります。酢は、フレンチドレッシングに酸味を与える役割を果たし、さっぱりとした味わいを作り出します。
3. ハーブやスパイス
フレンチドレッシングには、さまざまなハーブやスパイスが使われます。代表的なものとしては、ディジョンマスタードやタラゴン、パセリ、にんにくなどがあります。これらのハーブやスパイスは、フレンチドレッシングに独特の風味を与え、さまざまな料理にアクセントを加えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はフレンチドレッシングがダイエットにどう役立つか説明します!
フレンチドレッシングはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. カロリーが高いが、少量で満足感を得られる
フレンチドレッシングは100gあたり376kcalと、カロリーが高いです。しかし、ドレッシングは少量で味付けができるため、少量でも満足感を得ることができます。食事のカロリーコントロールを意識している方にとって、少量で満足感を得られるフレンチドレッシングは適した調味料と言えます。
2. 糖質が低く、糖分摂取を抑えられる
フレンチドレッシングは糖質が10.3gと比較的低いです。糖質の摂取を抑えることは、血糖値の上昇を抑える効果があります。また、糖分の摂取量を減らすことは、肥満や生活習慣病の予防にもつながります。フレンチドレッシングは糖分摂取を抑えたい方におすすめの調味料です。
3. 脂質や塩分が多いが、バランスの取れた食事に活用できる
フレンチドレッシングは脂質が38.8g、塩分が6.4gと、どちらも多いです。しかし、食事全体のバランスを考えれば、適量のフレンチドレッシングを使用することで、食事の味付けを工夫することができます。また、脂質はエネルギー源として必要な栄養素ですし、塩分は適切な摂取量であれば体内の水分バランスを保つために必要です。バランスの取れた食事にフレンチドレッシングを活用することで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。
おすすめ:フレンチドレッシングのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
フレンチドレッシングに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ナトリウムが多い
フレンチドレッシングは、可食部100gあたりに2500mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。フレンチドレッシングを摂取する際には、塩分摂取量に注意が必要です。
2. カリウム、カルシウム、リンが低い
一方、フレンチドレッシングはカリウム、カルシウム、リンの含有量が低いです。これらの栄養素は骨や歯の形成や維持に関与しており、不足すると骨粗しょう症や歯のトラブルのリスクが高まります。フレンチドレッシングを摂取する際には、これらの栄養素を補うために他の食材とのバランスを考える必要があります。
3. マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンが無し
フレンチドレッシングにはマグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は体内の様々な機能に関与しており、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。フレンチドレッシングを摂取する際には、他の食材からこれらの栄養素を摂取する必要があります。
フレンチドレッシングは、ナトリウムが多く、カリウム、カルシウム、リンが低いという特徴があります。また、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンは含まれていません。これらの特徴を踏まえて、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
フレンチドレッシングに含まれるビタミンを解説!
引用元:ぐるなびシェフごはん
1. ビタミンAの特徴
フレンチドレッシングに含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で3 μg含まれています。これは普通の量であり、適度なビタミンAの補給が期待できます。また、レチノールの含有量も3 μgあり、これも多い方です。
2. ビタミンDの特徴
フレンチドレッシングにはビタミンDが0.1 μg含まれています。これは多い量であり、ビタミンDの補給に寄与します。
3. ビタミンEの特徴
フレンチドレッシングにはビタミンEが豊富に含まれています。具体的な含有量は、α-トコフェロールが5 mg、β-トコフェロールが0.5 mg、γ-トコフェロールが22 mg、δ-トコフェロールが4.2 mgです。これらの量は多い方であり、ビタミンEの補給に効果的です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はフレンチドレッシングの使用例としてレシピをご紹介します。
フレンチドレッシングを使ったレシピ20選!
#1 おさかなのソーセージのミモザサラダとフレンチドレッシング
魚肉ソーセージ、ゆでたまご、レタス、ブロッコリー、白ワインビネガー、こしょう、オリーブ油
おさかなソーセージを乗せたミモザサラダのレシピ。ゆでたまごは黄身と白身に分けて細かくします。…
レシピを見る#2 輿水治比古先生のフレンチドレッシングのつくり方
こしょう、オリーブ油
このレシピは、酢、燻製塩、こしょうにオリーブ油を加えた簡単なフレンチドレッシングの作り方です。塩分は0でカロリーも低めで、ヘルシーなサラダにぴったりです。…
レシピを見る#3 料理の基本! フレンチドレッシングの作り方
砂糖、こしょう、オリーブオイル
このレシピは酢を使ったフレンチドレッシングの作り方です。サラダにぴったりの簡単手作りドレッシングをご紹介します。…
レシピを見る#4 人参のフレンチドレッシング タマネギのかわりにボイル人参で。
赤ワインビネガー、グレープシードオイル、砂糖、コショウ、マンゴーヤンリキュール、ボイル人参、赤ワイン
フレンチドレッシングの常識を変えるようなメニューです。にんじんとマンゴーヤン リキュールのような甘味が強い素材を使用してミキサーで仕上げています。…
レシピを見る#5 基本のフレンチドレッシングを私好みのレシピで。
白ワインビネガー、グレープシードオイル、砂糖、こしょう、レモンリキュール、玉葱、白ワイン
いつも使うフレンチドレッシングを今日は手作りに。全国大会で優勝経験もある嶋倉シェフが考案するフレンチドレッシングの作り方です。…
レシピを見る#6 白ワインビネガーで作る! フレンチドレッシング
白ワインビネガー、砂糖、こしょう、オリーブオイル
さわやかな酸味で食べやすい、フレンチドレッシングのレシピ。白ワインビネガーをベースに使用するので、マイルドな酸味に仕上がります。…
レシピを見る#7 基本のフレンチドレッシング
マスタード、こしょう、白ワインビネガー、オリーブ油
本格的な味わいが楽しめる、正統派フレンチドレッシングのレシピ。野菜の風味を引き立てる基本のドレッシングが手軽につくれます。…
レシピを見る#8 ミキサーで作る簡単フレンチドレッシング
卵黄、玉ねぎ、白ワインビネガー、マスタード、サラダ油
ミキサーでつくるお手軽フレンチドレッシングのレシピ。材料をミキサーで混ぜ込むだけで完成です。…
レシピを見る#9 フレンチドレッシング
粉がらし、白こしょう、オニオンジュース、白ワインビネガー、サラダ油
自家製フレンチドレッシングのレシピ。ホテルシェフ直伝のドレッシングはさわやかな酸味が野菜によく馴染みます。…
レシピを見る#10 ツナとお花のサラダライス
ご飯、きゅうり、にんじん、ツナ(缶詰)、イタリアンパセリ、キユーピーマヨネーズ、キユーピーフレンチドレッシング(セパレート)、玉九錦糸たまご
ツナを使った、お花のサラダライスのレシピ。見た目もかわいらしい一品です。…
レシピを見る#11 おさかなのソーセージのミモザサラダ
魚肉ソーセージ、トマト、いんげん、レタス、ゆで卵、フレンチドレッシング
ハムの代わりに魚肉ソーセージを使ったサラダです。魚肉ソーセージを少し厚めに切ればサラダにボリューム感が出て、見た目が華やかに見えます。…
レシピを見る#12 海からサラダフレークと新たまねぎの簡単和風サラダ
海からサラダフレーク」、新たまねぎ、かいわれ大根、削りがつお、和風ドレッシング(市販品)
かに風味かまぼこを使用した時短サラダのレシピ。薄切りの新たまねぎは水にさらさず新鮮な甘みを楽しみます。…
レシピを見る#13 お花のひな祭りサラダライス
ご飯、レタス、ハム、スライスチーズ、キユーピーマヨネーズ、キユーピーフレンチドレッシング(セパレート)、サラダクラブ北海道コーン(ホール)
可愛いお花の、サラダライスレシピ。キユーピーフレンチドレッシングとコーンの甘味が、ご飯とよく合います。…
レシピを見る#14 海からサラダフレークと春キャベツのサラダ
海からサラダフレーク」、春キャベツ、サラダほうれん草、酢または白ワインビネガー、サラダ油、こしょう
葉が柔らかな春キャベツとかに風味かまぼこ、サラダほうれん草をフレンチドレッシングで和えたみずみずしいサラダです。春キャベツは葉が柔らかなので少し太めに切ると葉の食感が楽しめます。…
レシピを見る#15 おさかなのソーセージと春雨のスイートチリサラダ
魚肉ソーセージ、春雨、きゅうり、レタス、ミニトマト、香菜、スイートチリソース(市販品)、フレンチドレッシング(市販品)
春雨を戻したらあとは切って混ぜるだけのカンタンスピードレシピ。きゅうりやレタスの歯ごたえと春雨のつるつるし食感が楽しいレシピ。…
レシピを見る#16 サーモンとえびのライスサラダ
ご飯、きゅうり、スナップえんどう、ベビーリーフ、サーモン(刺身用)、ゆでえび(小)、キユーピーマヨネーズ、キユーピーフレンチドレッシング(セパレート)
サーモンとえびを使った、デコレーションケーキのようなライスサラダのレシピ。ドレッシングで和えたご飯をケーキ型などに詰め、色とりどりの具材を飾りつけて作ります。…
レシピを見る#17 海からサラダフレークのキャベツサラダ
海からサラダフレーク」、キャベツ、きゅうり、にんじん、セロリ、マヨネーズ、市販のフレンチドレッシング
カニカマを使ったコールスローサラダのレシピ。キャベツの甘みと「海からサラダフレーク」のジューシーな味わいのヘルシーサラダです。…
レシピを見る#18 ふわふわ卵とトマトの酸味が魅力の"炒り卵とアボカドのサラダ"
オリーブオイル、アボカド、レモン汁、ミニトマト、イタリアンパセリ、フレンチドレッシング
アボカドとトマト、卵をメインにしたサラダのレシピ。卵はふんわりと仕上げるために、中華鍋を使っています。…
レシピを見る#19 あらびきマスタード入りチキンのマカロニサラダ
マカロニ、ブロッコリー、にんじん、サラダチキン、キユーピーマヨネーズ、キユーピーあらびきマスタード
サラダチキンを使った簡単なマカロニサラダのレシピ。ブロッコリーや人参も入っており、色鮮やかなサラダに仕上げています。…
レシピを見る#20 ゴロっと食べごたえのある"ゆでカリフラワーと海老のサラダ"
カリフラワー、むき海老、海老をゆでる塩、じゃがいも、フレンチドレッシング、マヨネーズ、胡椒
ゆでたじゃがいも・カリフラワー・海老を、フレンチドレッシングとマヨネーズで和えたサラダのレシピ。白いサラダの中にほんのりピンク色をしたエビが見えて、色合いもかわいらしい一品です。…
レシピを見る最後に、フレンチドレッシングの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「フレンチドレッシング」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 376 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (9.3) | g | |
└糖質 | (10.3) | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | (0.1) | g | かなり低い |
脂質 | (38.8) | g | 多い |
「フレンチドレッシング」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (44.1) | g | 普通 |
有機酸 | (1.3) | g | 多い |
灰分 | (6.5) | g | 多い |
コレステロール | (7) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (6.4) | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「フレンチドレッシング」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (2500) | mg | 多い |
カリウム | (3) | mg | 低い |
カルシウム | (1) | mg | 低い |
マグネシウム | (Tr) | mg | 無し |
リン | (3) | mg | 低い |
鉄 | (Tr) | mg | 無し |
亜鉛 | (Tr) | mg | 無し |
銅 | (Tr) | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | (1) | μg | 普通 |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (3) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (3) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (5.0) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.5) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (22.0) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (4.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (66) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB12 | (Tr) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.02) | mg | 低い |
ビオチン | (0.3) | μg | 普通 |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
フレンチドレッシングと同じ調味料のソース・ドレッシング・味付けジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ウスターソース | 117 | 27.0 | 1.0 | 0.1 | 0.5 |
中濃ソース | 129 | 30.1 | 0.8 | 0.1 | 1.0 |
濃厚ソース | 130 | 29.8 | 0.9 | 0.1 | 1.0 |
和風ノンオイルドレッシング | 83 | 17.2 | 3.1 | 0.1 | 0.2 |
フレンチドレッシング | 325 | (13.4) | (Tr) | (31.5) | 0 |
サウザンアイランドドレッシング | 392 | (13.4) | (0.3) | (39.2) | (0.4) |
マヨネーズ(卵黄型) | 668 | 2.8 | 2.5 | 74.7 | (0) |
お好み焼きソース | 144 | 33.5 | 1.6 | 0.1 | 0.9 |
ゆずこしょう | 37 | 3.1 | 1.3 | 0.8 | 6.2 |
和風ドレッシング | 179 | (9.7) | (1.9) | (14.5) | (0.2) |
ごまドレッシング | 399 | (15.5) | (2.7) | (38.3) | (0.8) |
マヨネーズ(ヘルシータイプ) | 262 | 4.7 | 2.9 | 28.3 | 0.8 |
フレンチドレッシング | 376 | (10.3) | (0.1) | (38.8) | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。