このページでは、果物のなつめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
なつめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはなつめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 294 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.4 | g | |
└糖質 | 58.9 | g | 多い |
└食物繊維 | 12.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 2.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「なつめ 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、なつめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
なつめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
なつめとは?どんな食材?
「なつめ」とは、日本の伝統的な果物の一つです。夏に収穫されることからその名が付けられています。甘酸っぱい味わいと独特の香りが特徴であり、多くの人々に愛されています。
なつめの特徴
なつめは、小さな赤い実を持つ木の果物です。果肉は透明で、種が多く含まれています。そのため、果肉を食べる際には種を取り除く必要があります。果肉は柔らかく、口の中でほどけるような食感があります。
なつめの使い方
なつめは、そのまま食べるだけでなく、様々な料理にも利用することができます。果肉を取り出して、デザートやゼリーに加えることで、爽やかな風味を楽しむことができます。また、なつめの果汁を絞って、ドレッシングやソースに使うこともできます。
なつめの栄養価
なつめには、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、食物繊維は腸内環境を整える効果があります。また、なつめには抗酸化物質も含まれており、体内の老化を防ぐ効果が期待されています。
まとめ
なつめは、夏に収穫される日本の伝統的な果物であり、甘酸っぱい味わいと独特の香りが特徴です。果肉は透明で種が多く含まれており、柔らかい食感があります。そのまま食べるだけでなく、料理やデザートにも利用することができます。また、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はなつめがダイエットにどう役立つか説明します!
なつめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
「なつめ」の栄養データ
「なつめ」の可食部100gあたりの栄養データは以下の通りです。
- カロリー:294kcal(高い)
- 炭水化物:71.4g
- 糖質:58.9g(多い)
- 食物繊維:12.5g(多い)
- タンパク質:3.9g(低い)
- 脂質:2g(普通)
- 塩分:0g(無し)
なつめが健康的な食事に役立つ3つの理由
1. 糖質と食物繊維が豊富
「なつめ」は糖質が多く、糖質はエネルギー源として重要です。また、同時に食物繊維も多く含まれており、腸内環境を整える効果があります。糖質と食物繊維のバランスが取れた食事は、健康的な体作りに役立ちます。
2. カロリーが高いが脂質が低い
「なつめ」はカロリーが高いですが、脂質は比較的低いです。脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めることがありますが、脂質の摂取量が適切であれば、カロリーの高さを気にせずに楽しむことができます。
3. 塩分が無い
「なつめ」には塩分が含まれていません。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓の負担を増やす可能性がありますが、塩分が無いため、塩分制限が必要な方にも安心して摂取することができます。
以上の理由から、「なつめ」は健康的な食事に役立つ果物の一つと言えます。ただし、カロリーや糖質の量には注意が必要であり、バランスの取れた食事と適度な摂取量を心がけることが大切です。
おすすめ:なつめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
なつめに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:YouTube
「なつめ」の特徴
「なつめ」は、以下の3つの特徴があります。
- カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの無機質栄養素が多い
- ナトリウムが低い
- 鉄や銅などの微量元素も含まれている
詳細な説明
「なつめ」は、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの無機質栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、体内の機能を正常に保つために必要な役割を果たします。
また、「なつめ」にはナトリウムが低いという特徴もあります。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。そのため、ナトリウムが低い「なつめ」は、塩分摂取を控えたい人にとって適した食材と言えます。
さらに、「なつめ」には鉄や銅などの微量元素も含まれています。これらの栄養素は、体内の酸素運搬や酵素の働きに関与しており、健康な体を維持するために必要不可欠です。
なつめに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー3分クッキング
ビタミンA
「なつめ」にはビタミンAが含まれますが、レチノールやα-カロテンはほとんど含まれていません。しかし、β-カロテンは7μg含まれており、普通の量と言えます。また、β-カロテン当量やレチノール活性当量も1μg含まれています。
ビタミンE
「なつめ」にはビタミンEが含まれていますが、α-トコフェロールの量は0.1mgと低いです。β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミン
「なつめ」にはビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。ビタミンB1やビタミンB2は多く含まれており、ナイアシンやビタミンB6、パントテン酸は普通の量と言えます。ビタミンCの含有量は1mgで普通の量となります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はなつめの使用例としてレシピをご紹介します。
なつめを使ったレシピ20選!
#1 テチュ茶 (なつめ茶)
干しなつめ
このレシピは、なつめを使った韓国の代表的な飲み物「テチュ茶」の作り方です。なつめには精神を落ち着かせる作用があるといわれ、暑い夏にはぴったりの飲み物です。…
レシピを見る#2 なつめ白玉
紅なつめ、白玉粉、砂糖
このレシピは紅なつめを使ったなつめ白玉のデザートです。紅なつめに白玉を詰めて作るこのデザートは、見た目もかわいらしく、不思議とおいしいんですよ。…
レシピを見る#4 なつめやしのパウンドケーキ
バター、アーモンドプードル、グラニュー糖、はちみつ、薄力粉、ベーキングパウダー、なつめやし(デーツ)、オレンジピール、松の実、等
ドライフルーツの入ったのパウンドケーキのレシピ。なつめやしは、デーツと呼ばれるヤシ科のフルーツのこと。…
レシピを見る#5 ファジョンとなつめ茶
もち粉、上新粉、熱湯、干しなつめ、春菊の葉、エディブルフラワー、きび砂糖、サラダ油、飾り用干しなつめ、等
「ファジョン」はエイデブルフラワーを乗せて焼いた韓国の餅菓子です。このレシピではもち粉と上新粉を混ぜて、ほどよい弾力に仕上げました。…
レシピを見る#6 白玉入りなつめの氷砂糖シロップ/黒ごまあんの白玉スープ
なつめ、白玉粉、氷砂糖、練り黒ごま(沈殿した部分だけを使う)、黒砂糖(粉)、クコの実
白玉粉を活用して作る2種類のデザートレシピ。なつめに白玉を詰めた氷砂糖シロップと、練りごまで作った黒ごまあんを白玉で包む白玉スープの2品が作れます。…
レシピを見る#7 白木くらげ、なつめ、クコの実のスープ/2色木くらげの甘いスープ
白木くらげ、なつめ、クコの実、りんご、氷砂糖、黒木くらげ、黒砂糖(粉)
薬膳料理にも使われる白木くらげを使った二種類の甘いスープのレシピ。くせがほとんどない白木くらげは料理やデザートにと色々使える万能な食材です。…
レシピを見る#8 グルテンフリーのクラムチャウダー
冷凍あさり、セロリ、ニンジン、玉ねぎ、ブロッコリーの茎、えのき、おからパウダー、無調整豆乳、顆粒コンソメ、等
このレシピは、グルテンフリーのクラムチャウダーの作り方です。野菜を細かく刻んだり、えのきを小さくカットしたり、豆乳を使う場合は火にかけすぎないように注意しながら煮込んでいきます。…
レシピを見る#9 揚げずに作る!ウズラの卵入りミートボール
豚ひき肉、ウズラの卵、豆腐、玉ねぎ、パン粉、塩コショウ、ナツメグ(あれば)、オリーブオイル、片栗粉、等
豚ひき肉とうずらの卵を使った、メインにぴったりなミートボールのレシピ。豆腐を入れて作った肉ダネに、揚げずに茹でる事で大幅にカロリーオフを実現。…
レシピを見る#10 贅沢な朝ごはん!15分で作るクロックマダム
小麦粉、バター、牛乳、ナツメグ、こしょう、食パン、ロースハム、ホワイトソース、とろけるチーズ、等
小麦粉、バター、牛乳、塩、ナツメグ、こしょうなどを使ったクロックマダムのレシピ。ホワイトソースを作り、パンにハムとチーズを挟んで焼くだけで簡単に作れます。…
レシピを見る#11 玉ねぎのファルシー
玉ねぎ、豚ひき肉、ブラックオリーブ、アーモンド、胡椒、ナツメグ、オリーブオイル
玉ねぎと豚ひき肉を使った、お酒に合うファルシーのレシピ。見た目のインパクト絶大。…
レシピを見る#12 レンジで簡単!濃厚まろやか「クリームチーズ入りミートソーススパゲッティ」
スパゲッティ、牛ひき肉、玉ねぎ、ミニトマト、クリームチーズ、おろしにんにく、ナツメグ、塩こしょう、トマトピューレ、等
スパゲッティを使った、クリームチーズ入りミートソースのレシピ。玉ねぎを粗みじん切りにし、ミニトマトとクリームチーズもカットします。…
レシピを見る#13 ふわふわ食感が絶品!基本の豆腐ハンバーグ
合挽肉、木綿豆腐、玉ねぎ、パン粉、こしょう、ナツメグ、こめ油、こめ油、ケチャップ、等
合挽肉を使った、基本のハンバーグのレシピ。木綿豆腐を加熱し、玉ねぎを切ってレンチンします。…
レシピを見る#14 春キャベツたっぷりメンチカツ
豚ひき肉、キャベツ、玉ねぎ、パン粉、牛乳、パン粉、小麦粉、白こしょう、ナツメグ、等
キャベツと豚ひき肉を使った、春キャベツたっぷりメンチカツのレシピです。パン粉を牛乳でふやかして肉に混ぜることで、柔らかく仕上がります。…
レシピを見る#15 少ない油で!揚げ焼きで作る基本のフライドチキン
手羽元、塩コショウ、牛乳、マジックソルト、ナツメグ、ブラックペッパー、片栗粉、薄力粉、マジックソルト、等
手羽元を使った、基本のフライドチキンのレシピ。手羽元は下処理をして、酒と塩コショウでしっかり揉み込みます。…
レシピを見る#16 ハンバーグ和風オニオンソース
合いひき肉、玉ねぎ、玉子、ニンニク、黒胡椒、ナツメグ、無塩バター、パン粉、牛乳、等
合いひき肉を使った、ハンバーグ和風オニオンソースのレシピ。玉ねぎをレンチンし、肉に粘りを出す。…
レシピを見る#17 簡単ダマなし!コンソメ不要で出来る「基本のポテトグラタン」
じゃがいも、玉ねぎ、バター、小麦粉、牛乳、ホワイトペッパー、ナツメグ、オリーブオイル、とろけるチーズ、等
じゃがいもと玉ねぎを使った、基本のポテトグラタンのレシピ。野菜は蒸し焼きにして甘味旨味を引き出し、ホワイトソースは玉ねぎを加えてダマになりにくくします。…
レシピを見る#18 ひき肉消費に!フライパンひとつで簡単「スウェーデン風ミートボール」
合挽き肉、玉ねぎ、パン粉、オリーブオイル、小麦粉、コンソメ、牛乳、バター、オールスパイス、等
合挽き肉を使った、スウェーデン風ミートボールのレシピ。玉ねぎをすりおろしてパン粉に浸し、ひき肉と調味料を混ぜてこねます。…
レシピを見る#19 れんこんとズッキーニの鶏胸肉ハンバーグ
鶏胸肉、蓮根、ズッキーニ、玉ねぎ、牛乳、パン粉、塩胡椒、ナツメグ、クミン、等
鶏胸肉と蓮根を使った、メインにぴったりなハンバーグのレシピ。ズッキーニと蓮根でシャキシャキとした食感が楽しめるハンバーグに。…
レシピを見る#20 牛ひき肉ととうもろこしの自然な甘さ!主食になるコテージパイ
牛ひき肉、玉ねぎ、とうもろこし、にんにく、じゃがいも、有塩バター、牛乳、シュレットチーズ、ナツメグパウダー、等
牛ひき肉とじゃがいもを使った、主食になるコテージパイのレシピ。パイ生地で包まずマッシュポテトで包んで焼き上げるお料理です。…
レシピを見る最後に、なつめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「なつめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 294 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.4 | g | |
└糖質 | 58.9 | g | 多い |
└食物繊維 | 12.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 2.0 | g | 普通 |
「なつめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 21.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「なつめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 810 | mg | 多い |
カルシウム | 65 | mg | 多い |
マグネシウム | 39 | mg | 多い |
リン | 80 | mg | 普通 |
鉄 | 1.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.24 | mg | 多い |
マンガン | 0.46 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 7 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.21 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.86 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 核
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。