フードコーディネーター・ソムリエの河村祐茉です。家庭料理やワインに合うおつまみなどを日々研究しています。 今回は玉ねぎを丸ごと1個使って、見た目も可愛い!玉ねぎのファルシーを作っていきたいと思います。ファルシーとは、フランス語で【詰める】を意味します。食材の旨味を玉ねぎにギュッと詰め込んだ1品となっております。 また、肉だねの中にはブラックオリーブも加えて、最後にアーモンドも散らしているので赤ワインとの相性もばっちりに仕上がりましたよ。 肉だねが柔らかくジューシーになるポイントもご紹介しております。では、さっそく作っていきましょう。
玉ねぎのファルシーの材料(2人分)
具材
玉ねぎ | 中1個 | |
豚ひき肉 | 50g | |
卵 | 1/2個 | |
ブラックオリーブ | 6個 | |
アーモンド | 10g |
調味料
塩 | 小さじ1/5 | |
胡椒 | 少々 | |
ナツメグ | 少々 |
お好みで
オリーブオイル | 適量 |
玉ねぎのファルシーの作り方
くり抜いた玉ねぎの中身はみじん切りにしていきましょう。肉だねの中に加えます。
玉ねぎが色づいてきたら火を止めて、ボウルにうつして冷ましましょう。
玉ねぎを炒めるのが面倒な方は生の玉ねぎのまま肉だねの中にいれてもOKですが、玉ねぎを炒めてから加えるのには理由があります。
玉ねぎは炒めることによって余分な水分を減らすことができるので、肉だねが水っぽくなりません。また、炒めることで玉ねぎの甘さが引き出されます。そして炒めることで柔らかく仕上がりますよ。
いざ実食。柔らかく仕上がった玉ねぎがおいしい!
早速、温かいうちに食べてみました。やはりじっくり焼いて柔らかくなった玉ねぎがおいしいですね!ブラックオリーブも味のアクセントになっています。 また、肉だねも玉ねぎをじっくり炒めて、しっかり冷やしてから作ったので柔らかくジューシーな仕上がりになっています。面倒なひと手間が料理を美味しくしてくれますよ。 オーブン料理は面倒くさいというイメージがあるかもしれませんが、オーブンに入れておくだけなので実は簡単な料理法です。ガスを使わないので同時に他の料理も作れますよね。 食材の下にアルミホイルを何枚か重ねれば、天板も汚れずにすむので洗い物もなく楽ちんですよ。
赤ワインのお供にも◎
今回は玉ねぎのファルシーを赤ワインと合わせるために、肉だねの中にブラックオリーブを加えました。ブラックオリーブと赤ワインは相性抜群ですよね。
また、ナッツとワインも相性がいいです。今回はローストアーモンドを使っているのでローストされた香りがする赤ワインとも相性がよさそうです。
そのままでも見た目が可愛くてゴージャスですが、アーモンドを散らしたり、オリーブオイルを回しかけたりひと手間加えることで一気におしゃれさが増したお料理になります。ホームパーティーなどでも喜ばれる1品に仕上がりました。
今回は玉ねぎを丸ごと1個使って、見た目も可愛い!玉ねぎのファルシーをご紹介しました。週末に赤ワインと是非楽しんでみてください。
フードコーディネーター・ソムリエとして活動。料理学校の勤務時代には企業へのレシピ提案、フードスタイリング等に従事。ワインが好きで料理とワインのペアリングを日々研究中。