このページではベーグルのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ベーグルのカロリーは270kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
ベーグルの可食部100gあたりのカロリーは、270kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中405位です。これは多い順にすると上位25%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのでベーグルのカロリーを評価すると、100件中60位です。これは上位から60%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 270Kcal |
全体での評価 | 405位 / 1592件中(上位25%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 60位 / 100件中(上位60%…やや低い) |
ベーグルはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜベーグルのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
ベーグルのカロリーが高い理由
ベーグルは、穀物(パン)の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは270kcalと高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
糖質が多い
ベーグルは、可食部100gあたりに53.6gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると体内で脂肪として蓄積される可能性があります。そのため、糖質の多さがベーグルのカロリーの高さにつながっていると考えられます。
食物繊維が多い
一方で、ベーグルは可食部100gあたりに2.5gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。しかし、食物繊維は糖質と同じく重量があるため、ベーグルのカロリーを高くしている要因の一つと言えます。
タンパク質と脂質は普通
ベーグルの可食部100gあたりには、9.6gのタンパク質と2gの脂質が含まれています。タンパク質と脂質はエネルギー源となるだけでなく、体の機能を維持するためにも必要な栄養素です。ベーグルのタンパク質と脂質の含有量は普通と言えるため、カロリーの高さには直接的な関係はないと考えられます。
以上の栄養データから、ベーグルのカロリーが高い理由は、糖質の多さと食物繊維の含有量が関係していると言えます。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると脂肪として蓄積される可能性があります。また、食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果がありますが、重量があるためカロリーを高くしています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ベーグル」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 53.6g | 4 | 214.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.5g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | 9.6g | 4 | 38.4kcal |
脂質 | 2.0g | 9 | 18kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ベーグル」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、214.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ベーグルは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
ベーグルは、低糖質ダイエットに使える?
ベーグルは、多くの人にとっては美味しい朝食やおやつの一つです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ベーグルは避けるべき食品とされています。なぜなら、ベーグルには糖質が多く含まれているからです。
ベーグルの糖質量は53.6g
一般的なベーグルの糖質量は53.6gとされています。糖質制限をしている方にとっては、これはかなり高い数値です。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、ベーグルを食べることは、この目標を達成する上で大きな障害となる可能性があります。
ベーグルは低糖質ダイエットに不向き
ベーグルは小麦粉を主成分としており、そのために糖質が多く含まれています。また、一般的なベーグルにはシュガーコーティングや甘いトッピングが施されていることもあります。これらの要素が低糖質ダイエットには不向きであるとされています。
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進することが目的です。ベーグルのような高糖質の食品を摂取することで、血糖値が急上昇し、脂肪の燃焼が妨げられる可能性があります。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ベーグルを食べることは難しいかもしれません。しかし、代替品としては、糖質が少ないパンやライスケーキなどがあります。これらを選択することで、低糖質ダイエットを守りながらも、美味しい朝食やおやつを楽しむことができます。
まとめ
ベーグルは、糖質量が53.6gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限をしている方にとっては、ベーグルを避けることが推奨されます。代わりに、糖質が少ないパンやライスケーキなどを選ぶことで、美味しい朝食やおやつを楽しむことができます。低糖質ダイエットを実践する方は、ベーグルに代わる選択肢を検討してみることをおすすめします。
ベーグルは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ベーグルは、低脂質ダイエットに使える?
ベーグルは、多くの人にとって美味しい朝食や軽食の選択肢となっています。しかし、ダイエットをしている方にとっては、その脂質含有量が気になるところです。そこで、今回はベーグルの脂質含有量について詳しく調査しました。
ベーグルの脂質含有量は低い
ベーグルの脂質含有量は、一般的に2g程度とされています。これは、一般的なパンと比較しても低い数値です。そのため、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、ベーグルは少し効果的な選択肢と言えるでしょう。
ベーグルの脂質の種類にも注目
ただし、ベーグルの脂質の種類にも注意が必要です。脂質には、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸など、体に悪影響を及ぼすものも存在します。そのため、低脂質ダイエットを行っている方は、できるだけ健康的な脂質を摂取するように心掛けましょう。
ベーグルの選び方
ベーグルを選ぶ際には、脂質含有量だけでなく、原材料や製造方法にも注目しましょう。できるだけ自然な原材料を使用し、添加物の少ないベーグルを選ぶことが大切です。また、焼きたてのベーグルを選ぶことで、より美味しさと新鮮さを楽しむことができます。
まとめ
ベーグルは、低脂質ダイエットに少し効果的な選択肢と言えます。しかし、脂質含有量だけでなく、脂質の種類や原材料にも注意が必要です。健康的な脂質を摂取するためにも、ベーグルの選び方には注意を払いましょう。美味しい朝食や軽食として、ベーグルを楽しむことができるのは嬉しいですね。低脂質ダイエットをしながらも、美味しさを追求することができるのは、ベーグルの魅力の一つと言えるでしょう。
最後に、ベーグルの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ベーグル」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 270 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 54.6 | g | |
└糖質 | 53.6 | g | 多い |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.6 | g | 普通 |
脂質 | 2.0 | g | 普通 |
「ベーグル」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 32.3 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ベーグル」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 460 | mg | 多い |
カリウム | 97 | mg | 低い |
カルシウム | 24 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 81 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.45 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | - | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | - | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ベーグルと同じ穀物のパンジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
食パン | 248 | 44.1 | 8.9 | 4.1 | 4.2 |
コッペパン | 273 | (52.1) | 9.2 | 3.8 | 3.9 |
フランスパン | 289 | 55.8 | 9.4 | 1.3 | 2.7 |
ライ麦パン | 252 | 49.0 | 8.4 | 2.2 | 5.6 |
ぶどうパン | 263 | 49.9 | 8.2 | 3.5 | 2.2 |
ロールパン | 309 | 48.6 | 10.1 | 9.0 | 2.0 |
クロワッサン リッチタイプ | 438 | 44.1 | 7.9 | 26.8 | 1.8 |
イングリッシュマフィン | 224 | 40.6 | 8.1 | 3.6 | 1.2 |
ナン | 257 | 46.9 | 10.3 | 3.4 | 2.0 |
ベーグル | 270 | 53.6 | 9.6 | 2.0 | 2.5 |
全粒粉パン | 251 | 41.9 | 7.9 | 5.7 | 4.5 |
クロワッサン レギュラータイプ | 406 | (51.2) | (6.5) | (20.4) | (1.9) |
くるみパン | 292 | (37.0) | (8.2) | (12.6) | (2.4) |
バンズ | 274 | 48.2 | 10.4 | 4.8 | 4.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。