粟のカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

粟のカロリーは346kcal（100gあたり）！これってどうなの？

引用元：NHKきょうの料理

粟の可食部100gあたりのカロリーは、346kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中241位です。これは多い順にすると上位15％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルので粟のカロリーを評価すると、100件中25位です。これは上位から25％に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。

カロリー	346Kcal
全体での評価	241位 / 1592件中（上位15％…高い）
「穀物」ジャンル内での評価	25位 / 100件中（上位25％…高い）

なぜ粟のカロリーは高いの？なにが含まれているの？

引用元：DELISH KITCHEN

粟のカロリーが高い理由

粟のカロリーは、可食部100gあたり346kcalと非常に高いです。

糖質が多い

粟には糖質が67.6g含まれており、他の食材と比較して多いです。糖質はエネルギー源として利用されるため、糖質の多さがカロリーの高さにつながっています。

食物繊維が多い

粟には食物繊維が3.3g含まれており、他の食材と比較しても多いです。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリーの高さにも関係しています。

タンパク質と脂質は普通

粟のタンパク質は11.2g、脂質は4.4g含まれており、他の食材と比較しては普通です。タンパク質や脂質はエネルギー源としても利用されますが、粟のカロリーの高さにはあまり影響を与えていません。

まとめ

粟のカロリーが高い理由は、糖質と食物繊維の含有量の多さにあります。糖質はエネルギー源として利用されるため、多いことがカロリーの高さにつながっています。また、食物繊維の多さも満腹感を与えるため、カロリーの高さに関係しています。タンパク質や脂質の含有量は普通であり、カロリーの高さにはあまり影響を与えていません。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「粟」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	67.6g	4	270.4kcal
炭水化物のうち、食物繊維	3.3g	2	6.6kcal
たんぱく質	11.2g	4	44.8kcal
脂質	4.4g	9	39.6kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

粟は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

引用元：Eレシピ

粟は、低糖質ダイエットに使える？

粟は、糖質量が67.6gもあります。

粟は低糖質ダイエットに不向き

低糖質ダイエットを実践している方にとって、食品の糖質量は非常に重要な要素です。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体重管理や血糖コントロールに役立てることができます。

しかし、粟は糖質量が67.6gもあります。これは、低糖質ダイエットを実践する上で、避けるべき食品と言えます。粟を摂取することで、一食分の糖質制限を大きく超えてしまう可能性があります。

粟の糖質量について

粟は、穀物の一種であり、主に飼料や酒造りに使用されることが一般的です。糖質は、主にデンプンから構成されており、消化されるとブドウ糖に変わります。そのため、粟は糖質の摂取源としては適していません。

低糖質ダイエットに適した食品

低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、野菜や魚、肉、卵などは糖質量が比較的低く、ダイエットに適しています。また、糖質の吸収を抑える食物繊維や食物の組み合わせにも注意を払うことが大切です。

まとめ

粟は、糖質量が67.6gもあり、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質を制限することで、効果的なダイエットや血糖コントロールが可能となりますので、粟の摂取は控えるようにしましょう。代わりに、糖質量の少ない野菜や魚、肉、卵などを積極的に摂取することをおすすめします。

粟は、低脂質ダイエットに使える！？

引用元：NHKきょうの料理

粟は、低脂質ダイエットに使える？

粟は、穀物の一種であり、低脂質ダイエットにはどのような効果があるのでしょうか？粟は、実際には低脂質とは言えませんが、脂質の量は比較的控えめです。

粟の脂質量は4.4g

粟の脂質量は、100gあたり4.4gです。これは、他の穀物と比較しても低い方ではありますが、低脂質ダイエットを目指す場合には、他の穀物の方がより適していると言えます。

粟は低脂質ダイエットには不向き

粟は、低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きです。なぜなら、粟には他の栄養素も含まれており、特に炭水化物の量が比較的多いです。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を抑えることが重要ですが、粟を摂取すると炭水化物の摂取量も増えてしまいます。

粟の栄養素

粟には、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質や食物繊維、ビタミンB1やビタミンB2、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持には必要なものですが、低脂質ダイエットを目指す場合には、摂取量には注意が必要です。

まとめ

粟は、低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きですが、脂質の量は他の穀物に比べて控えめです。粟を摂取する場合には、他の栄養素の摂取量も考慮しながらバランスの良い食事を心掛けることが重要です。低脂質ダイエットを成功させるためには、他の穀物や食材を適切に組み合わせることが大切です。

「粟」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	346	Kcal	高い
炭水化物	69.7	g
└糖質	67.6	g	多い
└食物繊維	3.3	g	多い
たんぱく質	11.2	g	普通
脂質	4.4	g	普通
「粟」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	13.3	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	1.4	g	普通
コレステロール	(0)	mg	無し
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「粟」のビタミン・無機質等
ナトリウム	1	mg	低い
カリウム	300	mg	普通
カルシウム	14	mg	普通
マグネシウム	110	mg	多い
リン	280	mg	多い
鉄	4.8	mg	多い
亜鉛	2.5	mg	多い
銅	0.49	mg	多い
マンガン	0.88	mg	多い
ヨウ素	0	μg	無し
セレン	2	μg	多い
クロム	1	μg	多い
モリブデン	22	μg	多い
ビタミンA
└レチノール	(0)	μg	無し
└α-カロテン	(0)	μg	無し
└β-カロテン	(0)	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	(0)	μg	無し
└β-カロテン当量	(0)	μg	無し
└レチノール活性当量	(0)	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.6	mg	普通
└β-トコフェロール	0	mg	無し
└γ-トコフェロール	2.2	mg	多い
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	(0)	μg	無し
ビタミンB1	0.56	mg	多い
ビタミンB2	0.07	mg	普通
ナイアシン	2.9	mg	多い
ビタミンB6	0.18	mg	多い
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	1.83	mg	多い
ビオチン	14.0	μg	多い
ビタミンC	0	mg	無し

うるち、もちを含む／歩留り： 70～80 %

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

粟と同じ穀物の穀物製品ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
アマランサス	343	59.9	12.7	6.0	7.4
あわ	346	67.6	11.2	4.4	3.3
あわもち	210	44.6	5.1	1.3	1.5
オートミール	350	61.8	13.7	5.7	9.4
大麦	343	63.3	10.9	2.1	10.3
米粒麦	333	68.6	7.0	2.1	8.7
小麦の玄穀	329	59.8	10.8	3.1	14.0
ちくわぶ	160	30.3	7.1	1.2	1.5
ピザ生地	265	49.1	9.1	3.0	2.3
そば米	347	71.8	9.6	2.5	3.7
ポップコーン	472	52.8	10.2	22.8	9.3
コーンフレーク	380	82.7	7.8	1.7	2.4
キヌア	344	67.1	13.4	3.2	6.2
大麦めし	118	24.6	2.2	0.5	4.2

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。