このページでは、穀物のちくわぶを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ちくわぶのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはちくわぶの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 160 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 31.1 | g | |
└糖質 | 30.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.1 | g | 普通 |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こむぎ [その他] ちくわぶ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ちくわぶがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ちくわぶはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ちくわぶとは?どんな食材?
「ちくわぶ」とは、穀物(穀物製品)の一種であり、日本料理においてよく使用される食材です。その特徴は以下の3つに絞ることができます。
1. 穀物を主成分とした食材
ちくわぶは、主に穀物を主成分としています。穀物とは、主に米や小麦、大麦などの穀類を指し、栄養価の高い食材として知られています。穀物は炭水化物や食物繊維を豊富に含んでおり、エネルギー源として重要な役割を果たします。
2. 形状がちくわに似た食材
ちくわぶは、その名前が示す通り、ちくわに似た形状をしています。細長い筒状であり、ちくわと同様に焼いたり煮たりして調理されます。この形状は、食材としての利便性を高めるだけでなく、見た目にも美しさを与えます。
3. 多様な調理方法に対応
ちくわぶは、その特徴的な形状と穀物の持つ栄養価の高さから、多様な調理方法に対応しています。焼いたり、煮たり、揚げたりといった方法で調理され、料理のバリエーションを広げることができます。また、ちくわぶは他の食材との相性も良く、さまざまな料理に活用されています。
以上のように、ちくわぶは穀物を主成分とした食材であり、ちくわに似た形状を持ちながら多様な調理方法に対応しています。その利便性と栄養価の高さから、日本料理において重要な役割を果たしています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はちくわぶがダイエットにどう役立つか説明します!
ちくわぶはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 糖質と食物繊維のバランスが良い
「ちくわぶ」は、糖質が30.3g含まれており、普通とされています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満の原因になることもあります。しかし、「ちくわぶ」には食物繊維が1.5g含まれており、普通とされています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、便秘の予防や腸内の有害物質の排出を促す効果があります。このように、「ちくわぶ」は糖質と食物繊維のバランスが良く、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
2. カロリーが控えめ
「ちくわぶ」は、可食部100gあたり160kcalのカロリーがあります。このカロリーは平均的とされており、摂取する際に注意が必要ですが、他の穀物製品と比べると低いです。カロリーが控えめなため、ダイエットや体重管理をしている方にとっても適した食材と言えます。また、カロリーが低いため、他の栄養素とのバランスを考えながら食事をすることができます。
3. 脂質が低い
「ちくわぶ」には、可食部100gあたり1.2gの脂質が含まれています。この脂質は低いとされており、健康な食事に適した食材です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。しかし、「ちくわぶ」は脂質が低いため、これらのリスクを抑えながら食事をすることができます。
おすすめ:ちくわぶのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ちくわぶに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. 低い無機質栄養素含有量
「ちくわぶ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛の含有量が低い特徴があります。これは、これらの栄養素が少なく、摂取量を考慮する必要があることを意味します。特に、ナトリウムやカリウムは体内の水分バランスを調整するために重要な役割を果たしていますので、摂取量には注意が必要です。
2. 普通の鉄含有量
「ちくわぶ」には、普通の鉄の含有量があります。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たしており、不足すると貧血のリスクが高まります。「ちくわぶ」は鉄を摂取する一つの手段となることができますが、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
3. 無しのミネラル含有量
「ちくわぶ」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルが含まれていません。これらのミネラルは体内の様々な機能に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。したがって、「ちくわぶ」を摂取する場合は、他の食材からこれらのミネラルを補う必要があります。
ちくわぶに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンB1とB6の含有量は低い
ちくわぶに含まれるビタミンB1とビタミンB6の含有量は低いです。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経や筋肉の働きにも重要な役割を果たします。ビタミンB6はタンパク質の代謝や免疫機能の維持に必要な栄養素です。ただし、ちくわぶを主食として摂取する場合、他の食品との組み合わせによりビタミンB1とB6の不足を補うことができます。
2. ビタミンB2の含有量も低い
ちくわぶに含まれるビタミンB2の含有量も低いです。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、細胞の健康維持や皮膚や粘膜の健康にも重要な役割を果たします。ビタミンB2の不足は口内炎や皮膚の乾燥などの症状を引き起こす可能性があります。ちくわぶを摂取する際には、他の食品との組み合わせによりビタミンB2の不足を補うことが大切です。
3. ナイアシンとパントテン酸の含有量は普通
ちくわぶに含まれるナイアシンとパントテン酸の含有量は普通です。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持にも重要な役割を果たします。パントテン酸はエネルギー代謝や神経伝達物質の合成に必要な栄養素です。ちくわぶを摂取することで、これらのビタミンを適量摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はちくわぶの使用例としてレシピをご紹介します。
ちくわぶを使ったレシピ13選!
#1 おうちで簡単やみつきレシピ♪ ちくわぶでチーズトッポギ
ちくわぶ、ごま油、しょうゆ、砂糖、コチュジャン、おろしにんにく
ちくわぶをトッポギの代わりに使った、おうちで簡単にできるチーズトッポギのレシピ。ちくわぶを使ったお手軽さなのに、本格的でやみつきになるお味の一品です。…
レシピを見る#2 関東風おでん
活焼ちくわ」、だいこん、黒こんにゃく、糸こんにゃく、がんもどき、ごぼう巻き、ちくわぶ、はんぺん、ゆでたまご、等
関東風おでんのレシピ。具材はおでんといえば、馴染みのある10種類。…
レシピを見る#3 白だしおでん
かぶ、里芋、はんぺん、ちくわぶ、厚揚げ、えのきたけ、三つ葉、白だし
味のベースに白だしを使った上品なおでん。しょうゆを使わないので、だしに色がつかず見た目にも品良く仕上がるメニューです。…
レシピを見る#4 本格おでん
大根、米の研ぎ汁、白身魚のすり身、れんこん、青じそ、焼き豆腐、ごぼう、にんじん、きくらげ、等
煮て冷ますを繰り返して仕上げる、本格的な味わいのおでんのレシピ。食材ごとに丁寧な下ごしらえをほどこし、沸騰しないように煮ては冷ます作業を繰り返してつくるおでんは、格別の味わい。…
レシピを見る#5 じっくりコトコト♪ 関東風おでん
ちくわぶ、みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
ちくわぶやはんぱんが入った関東風おでんのレシピ。じっくり炊いた練り物からは、魚介の旨味がたっぷり染み出て、お出汁も魅力です。…
レシピを見る#6 関東おでん
ハンペン、ちくわぶ、ゆで卵、大根、野菜天、がんもどき、結び糸コンニャク、油揚げ、角餅、等
このレシピは、関東地方で愛されているおでん料理です。主な材料には、ハンペン、ちくわぶ、ゆで卵、大根、野菜天、がんもどき、結び糸コンニャク、角餅が含まれます。…
レシピを見る#7 上品な味わい♪ 白だしおでん
ちくわぶ、結び昆布、白だし
白だし1本で味が決まる、簡単おでんのレシピ。大根は中までしっかり味が染みるよう、あらかじめ下茹でしておくことがポイント。…
レシピを見る#8 出汁が効いてる♪ 鶏だし塩おでん
焼きちくわ、ちくわぶ、みりん、和風顆粒だし
手羽元を使った、出汁が魅力な鶏だし塩おでんのレシピ。手羽元から出た旨みとシンプルな塩味ベースの出汁がしっかりと具材に染みて、コク深い仕上がりに。…
レシピを見る#9 野菜たっぷり!飽きずに食べられる具沢山おでん
大根、蓮根、ごぼう、にんじん、里芋、ゆで卵、さつま揚げ、さつま揚げボウル、厚揚げ、等
たっぷり野菜とさつま揚げとがんもどきを使った、おでんのレシピ。野菜と具材の旨味で、十分いい味に仕上がります。…
レシピを見る#11 中国風おでん
豚バラ肉、昆布、大根、ねぎ、しょうが、ゆで卵、さつま揚げ、ちくわぶ、はんぺん、等
このレシピは、豚バラ肉、昆布、大根、ねぎ、しょうが、ゆで卵、さつま揚げ、ちくわぶ、はんぺんなどを使った中国風おでんの作り方です。同じおでんダネでも、花椒風味のスープで煮ると、ぐんと斬新な味わいになります。…
レシピを見る#12 甘辛だれのおでん風
だし、かぶ、じゃがいも、ゆで卵、ちくわぶ、こんにゃく、溶きがらし
覚えておくと便利な黄金比の「甘辛だれ」を使って、シンプルでうま味たっぷりのおでん風煮込みのレシピ。かぶやゆで卵、ちくわぶなど、色のうすい食材をそろえて上品な見た目に。…
レシピを見る#13 野菜だしつゆのおでん
めんつゆ、お好みの具材、カゴメラウンドレッド(トマト)、ゆで卵、大根、ブロッコリー、ちくわ、ちくわぶ、厚揚げ、等
寄せ鍋つゆで簡単に作れるおでんのレシピ。おでんの味が決まらないと悩む必要はありません。…
レシピを見る最後に、ちくわぶの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ちくわぶ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 160 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 31.1 | g | |
└糖質 | 30.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.1 | g | 普通 |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
「ちくわぶ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 60.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ちくわぶ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 3 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.08 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.25 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ちくわぶと同じ穀物の穀物製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アマランサス | 343 | 59.9 | 12.7 | 6.0 | 7.4 |
あわ | 346 | 67.6 | 11.2 | 4.4 | 3.3 |
あわもち | 210 | 44.6 | 5.1 | 1.3 | 1.5 |
オートミール | 350 | 61.8 | 13.7 | 5.7 | 9.4 |
大麦 | 343 | 63.3 | 10.9 | 2.1 | 10.3 |
米粒麦 | 333 | 68.6 | 7.0 | 2.1 | 8.7 |
小麦の玄穀 | 329 | 59.8 | 10.8 | 3.1 | 14.0 |
ちくわぶ | 160 | 30.3 | 7.1 | 1.2 | 1.5 |
ピザ生地 | 265 | 49.1 | 9.1 | 3.0 | 2.3 |
そば米 | 347 | 71.8 | 9.6 | 2.5 | 3.7 |
ポップコーン | 472 | 52.8 | 10.2 | 22.8 | 9.3 |
コーンフレーク | 380 | 82.7 | 7.8 | 1.7 | 2.4 |
キヌア | 344 | 67.1 | 13.4 | 3.2 | 6.2 |
大麦めし | 118 | 24.6 | 2.2 | 0.5 | 4.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。