このページではヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーは37kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ヨーグルト(無脂肪無糖)の可食部100gあたりのカロリーは、37kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1336位です。これは多い順にすると上位83%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーを評価すると、54件中53位です。これは上位から98%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 37Kcal |
全体での評価 | 1336位 / 1592件中(上位83%…低い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 53位 / 54件中(上位98%…かなり低い) |
ヨーグルト(無脂肪無糖)はカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーは低いの?なにが含まれているの?
ヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーは低い理由
ヨーグルト(無脂肪無糖)のカロリーが低い理由について考えてみましょう。
糖質がかなり低い
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、可食部100gあたりの糖質が4.9gとかなり低いです。一般的なヨーグルトには砂糖が含まれているため、カロリーも高くなりますが、無脂肪無糖のヨーグルトは砂糖が添加されていないため、糖質が低いのです。糖質が少ないため、カロリーも抑えられています。
食物繊維は無し
ヨーグルト(無脂肪無糖)は食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。しかし、ヨーグルト(無脂肪無糖)には食物繊維が含まれていないため、カロリーが低い理由とは直接関係しません。
タンパク質が低い
ヨーグルト(無脂肪無糖)のタンパク質は可食部100gあたり4gと低いです。タンパク質は筋肉の生成や修復に必要な栄養素であり、カロリーを抑えるためには適切な量が必要です。ヨーグルト(無脂肪無糖)のタンパク質量が低いため、カロリーも低くなっています。
脂質が低い
ヨーグルト(無脂肪無糖)の脂質は可食部100gあたり0.3gと低いです。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂りすぎると体重増加の原因になります。ヨーグルト(無脂肪無糖)は脂質が低いため、カロリーも低くなっています。
以上の理由から、ヨーグルト(無脂肪無糖)はカロリーが低いと評価されています。糖質、タンパク質、脂質の量が他の食材と比べて低いため、ダイエットや健康管理に適していると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ヨーグルト(無脂肪無糖)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.9g | 4 | 19.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 4.0g | 4 | 16kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ヨーグルト(無脂肪無糖)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、19.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低糖質ダイエットに使える?
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、糖質量が4.9gで、低糖質ダイエットに少し効果的です。
ヨーグルト(無脂肪無糖)の糖質量
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、糖質量が4.9gと比較的低いです。糖質制限を行っている方にとって、ヨーグルトは食事の選択肢の一つとなります。
糖質制限とダイエット
糖質制限は、ダイエット方法の一つとして注目されています。炭水化物の摂取を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促す効果が期待されます。そのため、糖質量の低い食材を選ぶことが重要です。
ヨーグルト(無脂肪無糖)の効果
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、糖質量が4.9gと比較的低いため、糖質制限を行っている方にとっては適した食材と言えます。また、ヨーグルトには乳酸菌が含まれており、腸内環境の改善や免疫力の向上にも役立つと言われています。さらに、ヨーグルトにはタンパク質も豊富に含まれており、食事の満足感を高める効果も期待できます。
注意点
ヨーグルト(無脂肪無糖)は糖質量が低いため、ダイエットには適していますが、個人の体質や目標によっては、別の選択肢を検討する必要があります。また、ヨーグルトには添加された果糖や人工甘味料が含まれている場合がありますので、成分表を確認することも大切です。
まとめ
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、糖質量が4.9gと比較的低く、糖質制限を行っている方にとっては適した食材です。また、乳酸菌やタンパク質の含有量も豊富であり、腸内環境の改善や食事の満足感を高める効果も期待できます。ただし、個人の体質や目標によっては、別の選択肢を検討する必要があります。成分表を確認し、適量を守りながら摂取することが大切です。
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低脂質ダイエットに使える!?
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低脂質ダイエットに特に効果的
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品として注目されています。その理由は、ヨーグルトが持つ低脂質ながらも栄養価の高い特性にあります。
低脂質ながら栄養価の高いヨーグルト
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、脂肪分がわずか0.3gと非常に低いため、低脂質ダイエットを実践している方にとって理想的な食品です。しかし、低脂質であることがヨーグルトの唯一の特徴ではありません。実は、ヨーグルトには豊富な栄養素が含まれているのです。
脂肪を抑えながら栄養を摂取できる
ヨーグルト(無脂肪無糖)には、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンDなどの栄養素がバランスよく含まれています。特にたんぱく質は、筋肉の合成に必要な栄養素であり、ダイエット中には重要な役割を果たします。また、カルシウムは骨や歯の健康に関わる重要な栄養素であり、ビタミンB群やビタミンDはエネルギー代謝に関与し、健康的な体を維持するために必要な栄養素です。
満腹感を与える効果も
さらに、ヨーグルト(無脂肪無糖)には食物繊維も含まれており、満腹感を与える効果も期待できます。食物繊維は消化吸収を遅らせる働きがあり、食後の血糖値の上昇を緩やかにすることができます。そのため、ヨーグルトを食事に取り入れることで、食べ過ぎを防ぎながらダイエットをサポートすることができます。
まとめ
ヨーグルト(無脂肪無糖)は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品として推奨されています。低脂質ながらも栄養価の高いヨーグルトは、脂肪を抑えながら必要な栄養素を摂取することができます。さらに、食物繊維の豊富さから満腹感を与える効果も期待できます。ヨーグルトを食事に取り入れることで、健康的なダイエットを実践することができます。是非、ヨーグルト(無脂肪無糖)を積極的に取り入れて、理想の体を手に入れましょう。
最後に、ヨーグルト(無脂肪無糖)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ヨーグルト(無脂肪無糖)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 37 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 5.7 | g | |
└糖質 | 4.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 4.0 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「ヨーグルト(無脂肪無糖)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 89.1 | g | 多い |
有機酸 | 1.1 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 4 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ヨーグルト(無脂肪無糖)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 54 | mg | 普通 |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 110 | mg | 普通 |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 16 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.35 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ヨーグルト(無脂肪無糖)と同じ乳の乳製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
無糖練乳 | 135 | 12.2 | 6.8 | 7.9 | (0) |
加糖練乳 | 314 | 56.5 | 7.7 | 8.5 | (0) |
ヨーグルト(無糖) | 56 | 4.6 | 3.6 | 3.0 | (0) |
ヨーグルト(脱脂加糖) | 65 | 11.3 | 4.3 | 0.2 | (0) |
飲むヨーグルト | 64 | 11.5 | 2.9 | 0.5 | (0) |
乳酸菌飲料 | 64 | 16.0 | 1.1 | 0.1 | (0) |
アイスクリーム | 205 | 23.6 | 3.5 | 12.0 | 0.1 |
アイスミルク | 167 | 24.1 | 3.4 | 6.4 | (0) |
ラクトアイス | 217 | 21.8 | 3.1 | 13.6 | 0.1 |
ソフトクリーム | 146 | 20.5 | 3.8 | 5.6 | (0) |
シャーベット | 128 | 28.7 | 0.9 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(低脂肪無糖) | 40 | 4.8 | 3.7 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37 | 4.9 | 4.0 | 0.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。